7月27日。
この日は、ハスナールとUSMスタッフの案内で、ペナンの美術館や史跡を巡ることになっていた。
Penang State Museum(ペナン博物館)
ペナンの歴史的、文化的資料を展示。マレー系や中華系の民族衣装や民具、イギリス統治時代の資料などが展示されていた。「Congkak チョンカ(マンカラとも呼ばれる)」という古代エジプトに起源をもつとされるゲームがあり、シャロンに遊び方を教えてもらった。この遊びを気に入った中沢は、後日、大きな木製チョンカを土産に購入。税関で怪しげに見られながらも、嬉しそうにドイツへ抱えて帰った。
Penang State Art Gallery
この日は「Taiwan Contemporary Art Exhibition」という展覧会だった。ハスナールに、ペナンで上映展示をするなら、ここを使うと良いと薦められた。
Town Hall
タウンホールと呼ばれる建物では、ペナンの写真コンテストの入賞作品が展示されていた。
Fort Cornwallis (コーンウォリス要塞)
1786年イギリス東インド会社のフランシス・ライト提督が、ペナン上陸の場所に築いた要塞。コーンウォリスとは、後の東インド会社総督の名前らしい。敷地内には、貯蔵庫や教会、見張り塔などがある。
要塞だったので、海の眺望は良い。
ベタな観光アイテムを楽しむ一行。
インド人街散策+ランチ
同時に沢山のオーダーを受けたインド料理店の店員は、パニックになってしまった。
希望の料理を頼むのに苦労したが、取りあえず食べ物にありつけた。
Pinang Peranakan Mansion(ペナン-プラナカン-マンション)
プラナカンとは、中華系移民の男性とマレー人女性の間に生まれた人々によって育まれた文化を意味する。いわゆる中華系とマレー系のハーフの人を、男性が「ババ」、女性が「ニョニャ」と呼ぶことから、プラナカン文化というのは、ババニョニャ文化とも言われ、マレーシアを知る上で重要な要素になっている。
19世紀末にペナンの有力者Hai Kee Chanによって建てられたペナン-プラナカン-マンションからは、当時のババニョニャの贅沢な暮らしぶりを知ることができる。
台所には面白い道具が沢山。料理の腕前を披露したい佐藤隊長。
食事の間の壁画。この二人はどんな会話をしているのか?
やなぎだ案「お前は本当の弟じゃない。」
佐藤案「アイスティーだって言っただろ!!」
田中案「俺の髪型マネするな!」
Alpha Utara Gallery
かつては中華系の建物だったと思われる、京都の町家風の細長い長屋の一角がギャラリーになっている。
この日は「1231」をテーマにした展示が行われていた。吹き抜けのある空間が心地よかった。
以前日本人の展覧会で残ったビールがあると、オーナーがアサヒスーパードライを振る舞ってくれた。
久しぶりの日本ビールに、ニッコリ乾杯!!
Khoo Khongsi(クー-コンシー)
ペナン最高傑作と言われる中国寺院。19世紀、周辺にはクーという中華系の一族が住んでいて、この寺院は集会所的な役割も担っていた。屋根施された細かな彫刻は圧巻。