第10号(2019)
【巻頭言】 森岡 正芳 「現実を想像する力」
【論文】
菅野 賢治 「日本軍政下の上海にユダヤ絶滅計画は存在したか(続) ―實吉敏郎・海軍大佐の未公開文書より―」
長坂 真澄「想像力が向かう無限とその痕跡 ―カント『判断力批判』のデリダによる読解から―」
第 11 回学術大会シンポジウム
ヘルマン・コーエンにおけるユダヤ教− 倫理・政治・科学
【基調講演】合田 正人「ヘルマン・コーエンにおけるユダヤ教―倫理・政治・科学」
【コメント】
石崎 嘉彦 「「回帰」は現代の苦境を超えゆく処方箋たり得るか?」
佐藤 貴史 「人間の哲学的発見―コーエンとローゼンツヴァイク―」
後藤 正英「若きコーエンの哲学的出発点」
林 晋 「京大田辺文庫における二冊の Prinzip について」
村岡 晋一「『ユダヤ教の源泉からの理性の宗教』における「理性の宗教」とは?」
ユダヤ啓蒙思想とメンデルスゾーン 京都講演会
ミヒャ・ゴットリープ 「ドイツのユダヤ哲学が辿った二つの道:モーゼス・ メンデルスゾーンとフランツ・ローゼンツヴァイク」
シュムエル・ファイナー 「モーゼス・メンデルスゾーン―神話、歴史、宗教的寛容 を求めるユダヤ教徒の闘い―」
【書評】 堀川 敏寛『聖書翻訳者ブーバー』(評:田島 卓)
加藤 哲平『ヒエロニュムスの聖書翻訳』(評:新免 貢)