第2号(2012)

【巻頭言】

小田 淑子 宗教の思想研究と実証的研究

【論文】

津田 謙治 アレクサンドリアのフィロンにおける「二つの力」の問題 ―ヘレニズム思想との関連性を中心として―

加藤 哲平 カウンター・ヒストリーとしての教父研究 ―ヒエロニュムスと 19 世紀のユダヤ教科学―

平尾 昌宏 ドイツのスピノザ主義受容とザロモン・マイモン ―メンデルスゾーンとの対比において―

第三回学術大会シンポジウム ドイツのユダヤ系思想家における「同化」と「ナショナリズム」の問題

【講演】

徳永 恂 コーヘン・ジンメル・ショーレム —その三角関係をめぐって—

上山 安敏 エグザイル(Exile)の知識社会学

【コメント】

村岡 晋一 ヘルマン・コーヘンと二人の弟子

小野 文生 共生の断層を観るために―双極性、比喩、翻訳

早尾 貴紀 「ユダヤ人」と「アラブ人」のあいだで