第9号(2018)

【巻頭言】 合田 正人 トラブルメイカー

【論文】

大澤 耕史 古代世界のユダヤ教とシリア・キリスト教の聖書解釈 ―金の子牛像事件のモーセ像を例として―

佐藤 香織 ローゼンツヴァイクにおける聖書物語の意義

高野 浩之 エマニュエル・レヴィナス『全体性と無限』におけるエロス論 ―「顔の彼方」の一解釈―

菅野 賢治 日本軍政下の上海にユダヤ絶滅計画は存在したか ―柴田貢とヨーゼフ・マイジンガーの周辺―

第十回学術大会シンポジウム ルネサンス・人文主義・宗教改革とユダヤ —ルター「95 箇条の論題」500 周年

【報告】

関 哲行 中近世イベリア半島におけるユダヤ人(マラーノ)の移動

根占 献一 ルネサンスにおけるユダヤ思想の世界 —レオーネ・エブレオとジョヴァンニ・ピーコを中心に—

村上 みか ルターのユダヤ人理解 —近年の研究における新しい視点より—

手島 勲矢 宗教改革とラビ聖書:16 世紀ユダヤ文献学の意義

伊藤 玄吾 エラスムスからラブレーへと至る人文主義の一潮流とユダヤ