MGT 406 Managing Human Capital (4 units)
教授
Prof. Sandra Burud
使用テキスト
Leveraging the New Human Capital
by Sandra Burud and Marie Tumolo
授業内容
モジュール2( 2 単位)に行われるリーダーシップ系のクラスです。
IT の発達や生活スタイルの多様化など我々を取巻く労働環境は産業革命の時とは大きく異なり、組織の人材管理も変化に対応させていかなくてはいけません。このクラスではドラッカーの提唱する知識社会化が進む現在、管理者は如何に組織や従業員をマネジメントして高いパフォーマンスを維持させるか学びます。
授業は教授自身が書いた教科書を基にディスカッション形式で行われます。宿題は毎回アサインされた範囲から 2 つ質問を考え出し提出しますが、時には質問に対してクラス全員でディスカッションする場合もあります。ペーパーは、職業選択において優先する事柄の説明を行います。グループプロジェクトは3~4人でチームを構成して、最後の2週間を使い2回発表します。一つ目は教授が予め選んだ会社( GE 、 Bank of America 、 Southwest Airlines 、 Patagonia 等)について、如何に現代の要請に合った人材施策がとられているかを分析して発表します。二つ目のテーマは、人材施策にフォーカスしてチームで理想な会社を創り上げ、その会社が如何に成功するかを発表します。
成績評価
Personal Reflection Paper 20%
Class Presentation & Discussion Questions 30%
Team Projects 50%
感想
授業名の通り、人を費用ではなく資産としてマネジメントする必要性にフォーカスしたドラッカスクールらしいクラスでした。 Prof. Burud 自身も人材コンサルタントとして経験が豊富で、クラスをうまくオーガナイズし、いつもディスカッションは盛り上がりました。また、教授は生前のドラッカーと同様、学生を評価するのではなく、習得させることに重点をおいており、セメスター中であれば納得いくまで宿題やペーパーの再提出を受け付けてくれるというユニークなやり方で、学生のモティベーションを上手くコントロールしていました。
最後のチームプロジェクトは、2週連続でプレゼンを行う為、2単位のクラスとしてはかなり負荷がかかりますが、いずれも教科書で学んだ知識を実際の組織に適応させて考える必要がある為、非常に実践的で充実したクラスだったと思います。
文責 Y. E. (Class of 2007)