Class of 2021
- 授業内容
- マクロ経済学について学びます。教授はドラッカーの名物教授でアメリカンジョークを交えながら板書をベースに進められます。テストについてや授業についての質問も、大御所の教授ですが非常にオープンの方で、英語が流暢ではない日本人に対しても、非常に丁寧に図解して説明してくれます。授業の内容だけでなく、ジョークの効果もありネイティブに大人気の授業です。
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Class of 2020
- MGT 383 Economics of Strategy (2 units)
- 教授
Prof. Jay Prag
Economics of Strategy (6th edition) by Besanko, Dranove and Shanley
※授業中には全く使用せず、復習用に使用する程度。
レクチャー
経済学理論が実際の経営戦略においてどのように活用されるかを具体例を交えた講義を通じて学ぶ。取り扱った内容は、マクロ経済学の概要、Make vs Buy Decision, 規模の経済、マーケット・競合分析、戦略的ポジショニングと競合優位性、国際経済戦略等。
課題レポート(Take Home Exam)2回
- 感想
- 自身は理系出身ということもありこれまで経済学をきちんと学んだことがなかったので、基礎知識があまりないままセメスター最初の集中講義に突入した。授業の進行が非常に速く板書を写すのが 精一杯で細部まで理解することは難しかったが、経済学と戦略理論の概要を掴めたことは有意義であった。
- 教授のユーモア溢れるレクチャーはネイティヴ学生からは非常に人気があるが、MBA開始直後の日本人留学生にとってはそのギャグの多くを理解することができず悔しい思いをした・・・。課題レポートは難しい問題もあるが、教授に直接質問しに行くと喜んで教えてくれる。そのような学生とのやり取りを楽しむ教授の姿勢には好感が持てる。
Class of 2016
- MGT 383 Economics of Strategy (4 units)
- 教授
- 使用テキスト
- Economics of Strategy (6th edition) by Besanko, Dranove and Shanley
- 授業内容
- 需要と供給といった経済の基礎知識から、垂直・水平統合、ゲーム理論など、経済の観点から戦略を策定するための理論を広範に学ぶことができる授業です。
- 宿題は学期中3回で、中間・期末試験は持ち帰り形式となります。
- 成績評価
- Homework 20%
- Midterm 35%
- Final Exam 45%
- 感想
- 講義中心の授業ですが、実践的な経済理論を学ぶことができたため、非常に有益な授業でした。
- また、教授は面白く、学生がより多くのことを学ぶことに重点をおいている方であるため、試験を持ち帰りにすることで、より深く生徒に考えさせるとともに、テストでわからない箇所や理解が不十分な箇所については、教授に相談する機会を設けてくれました。
- 教授の指導スタイルは過去から一貫しており、テキストは参考用、ケーススタディはなし、板書をノートに書き写すというスタイルです。
Class of 2005
- MGT 383 Economics of Strategy (4 units)
- 教授
- 使用テキスト
- Economics of Strategy by Besanko, Dranove and Shanley
- 授業内容
- 企業戦略上の意思決定に関係する経済理論に関する選択科目です。需要と供給による市場モデル、無差別曲線による消費者理論、企業の生産量・価格の意思決定、企業の垂直統合の程度、ゲーム理論、規模の経済、範囲の経済および生産の海外移転等幅広く学びます。
- 授業の内容は、 Strategy ( MGT340 )を始めとして、他の授業と関連する項目も多く、学習の相乗効果が期待できます。
- 学期中4回の宿題と、持ち帰り宿題形式の中間・期末試験が課されます。
- 成績評価
- Homework 20%
- Midterm 35%
- Final Exam 45%
- 感想
- 講義中心の授業です。教授は、時折スラングも交えながらひたすら黒板に書きまくりますので、理解しながらノートをとるのに集中力を要しますが、そのおかげで授業の記憶や理解が高まった感がありました。授業で扱う内容はどれも興味深いものばかりで、教授は、本授業以外にも、ファイナンスやストラテジーにも造詣が深いため知識も幅広く、教授の話は冗談も含め面白いです。また、先にも述べましたが、特に Strategy ( MGT340 )との関連が高く、お互いを補完しあって効果的な学習であったと感じました。
- 授業ではケースは扱わず、事前の読み物等も基本的にはありません。教科書は参考書としての位置づけです。宿題及び中間・期末試験は、授業でカバーした論点に従っての回答を求められ、またひっかけ的なものも多いので注意が必要です。教授のノートだけでも充分学習できますが、もっと知識を深めたい方は、じっくり腰をすえて教科書を読み込む必要があると思います。実際、非常に良い教科書です。大学時代に経済学を専攻した方にも、大学時代学んだことの復習の意味で、あるいは企業戦略に関わるところに特化した内容を新たに学ぶ意味でもお薦めの授業です。
- 文責 馬場健 ( Class of 2005 )
- 2007年 一部改訂 by 長井信市朗 (Class of 2007)