クレアモント生活ヒント集
The Peter F. Drucker & Masatoshi Ito Graduate School of Management へ入学を希望される日本人の方々が、現地での生活を円滑に立ち上げられるように、在校生と卒業生の持つ情報を「クレアモント生活ヒント集」としてまとめました。 随時更新するよう努めていますが、一部情報が古くなってしまい実際と異なる場合がありますので、入学手続きなどの重要な情報については大学のAdmission Officeまたは日本人在校生(team-drucker-japanese-student@googlegroups.com)に確認してください。 アメリカはCOVID-19後の経済回復によりインフレしていますので、特に価格については実際とずれがあることに留意してください。
<渡米前の諸手続きについて>
1. 医療保険
ドラッカースクールで学ぶ留学生は、学校指定の医療保険への加入が原則義務付けられており、授業料と同時に支払を行うことになります。しかしながら、この保険は保険料が高額であったり歯科治療をカバーしていないなど日本の保険より優れているとはいえません。日本の保険に加入したい場合、事前に大学側に相談されることをおすすめします。ご家族の方は、渡航前に保険会社と相談して、留学生家族用、もしくは海外赴任者用医療保険への加入、または渡航後、大学が提供する医療保険に加入することができます。 大学外では、日本で渡米前に加入可能なAIG損保の海外留学保険などがあります。詳しい内容に関しては、以下のサイトでご確認下さい。
AIG損保 海外留学保険:https://travel.aig.co.jp/ota/plan/study
2. 自動車保険
自動車保険に関しては、渡米前に日本の保険会社に相談して海外で有効な自動車保険に加入することや、渡米後に現地で自動車保険に加入することができます。一例として、日本でJAL カード(年会費あり)に加入して、提携先であるAIG損保の保険に加入する方法があります。自動車保険には対物や車両保険も含まれており、車種、用途、 安全装備、利用頻度、運転歴、居住地区など様々な要素により料金が決定されます。
3. 損害保険 (自動車以外の損害)
自動車以外の損害保険に関しても、医療保険や自動車保険と同様、渡航前、渡航後に加入できます が、渡航前に加入する保険は範囲が限定されるかもしれません。渡航前に加入する場合は、日本の損害保険会社(JALファミリークラブなど)の海外旅行総合保険を利用して損害賠償責任などの保険に加入できます。また、AIG などの保険会社でアンブレラ保険などに加入することも可能です。渡航後に加入する場合は、アメリカの損害保険会社(Travelers など)で火災保険やアンブレラ保険など様々な保険に加入できます。また、手数料が掛かりますが、日系の保険代理店(Daiwa Insurance など)を通して加入することも可能です。
4. 予防接種
大学が必須に指定しているものは、Tuberculosis (ツベルクリン、以下TB)、COVID-19、Measles(はしか)、Rubella(風疹)、Mumps(おたふくかぜ)、Td or Tdap(破傷風)、Varicella(水痘)です。インフルエンザやHepatitis A/B 等については強制ではありません。大学でも接種可能ですが、新学期の直前は込み合います ので、時間があれば日本で早めに済ませておいた方が良いと思います。Tuberculosis (TB)はレントゲンだけでなく、TB テストで陰性/陽性を確認する必要があります。 留学生は秋学期開始前に大学内の診療所に行くことになりますが、日本人はTB 反応が一般に陽性になってしまうので、日本で撮った胸部X線写真を持参する方法が一つ考えられます。また、日本か ら、医師の診断書(英語)で 「陽性だが、胸部X線写真の結果、異常は無い」と書かれたものをお持ち下さい。医師の診断書の無い方は、20~30 ドルで、こちらでTB の検査を受けることになりま す。この場合、陽性だと、胸部X線写真を撮る必要があります。X 線撮影にはさらに60 ドルほどか かります。
大学に提出する書類等の情報:https://my.cgu.edu/health-insurance/home/immunizations-vaccinations/
留学生向けの予防接種対応可能クリニックの一例(東京の場合) 日比谷クリニック https://hibiya-clinic.com/
また、小さなお子様がいる場合は日本にいる内に出来るだけ予防接種を済ませておくことをお勧めします。アメリカでももちろん接種可能ですが、予防接種は海外旅行保険にカバーされていないことが多く、実費払いになります。
5. 現金とクレジットカード
資金をアメリカに移動させる手段として、まず現金をアメリカに持ち込む方法が考えられます。日本から現金(為替などを含む)を持ち出す際は、出国時に100 万円以上ある場合は税関への申告が 必要になります。出国審査のカウンターがある部屋で、専用の用紙に記入するだけで、関税を取ら れることも実際に現金を見せるように求められることもないので、正直に申告することをお勧めします。同様にアメリカ入国時は、1万ドル以上の現金を持っている場合に申告が必要になります。入国審査のカードに記入する欄があり、これも関税などを取られることはありません。
その他に、授業料の支払いなどに必要なまとまったお金は日本の銀行から米国の銀行口座に送金するのが一般的です。その他、ドルで給与が支払われる社費学生の場合は、日本の銀行口座にあるドル預金をアメリカのATMで引き出すということもできます。また、日本円の現金をアメリカの銀行でドルに両替すると割高な為替手数料を取られるので注意してください。
渡米前でも、三菱UFJ銀行の口座を持っていれば、提携銀行のユニオンバンクの口座開設とデビットカード取得を日本にいながら可能です。更に、渡米前に米国口座に生活資金を送ることができるのでお勧めです。口座開設には1ヶ月ほどかかります。
三菱UFJ銀行 米国駐在員向け専用口座「パシフィックリム・カンパニーベネフィット・プログラム」
渡米後にシティバンクなどの銀行に口座を開くと、VISA やMasterCard と提携されたドル決済のカードを受け取ることができます。これらのカードは、カード利用時に利用金額が即日引き落としさ れるデビットカードの機能も付いており便利です。ただし、日本のクレジットカードのように、使った金額に応じて出るボーナス(還元)もありません。さらに、このカードがクレジットカードとして使用出来ない場合もあるので、注意が必要です。 ドル決済カードが出来るまでは、日本で作ったクレジットカードを利用する機会が多いと思います。日本で作ったクレジットカードも、VISA、MasterCard であれば問題なく使えます。キャッシングを利用すれば現金を入手することもできます。渡航前にキャッシングの利用限度額増額を申請できればなお使い勝手が増すでしょう。
6. 財政証明書
財政証明書とは大学からI-20 を発行してもらう際に提出するもので、在学期間中の学費・生活費の財源証明となります。通常は、社費の方は会社から、また私費の方は銀行などの金融機関から発行 してもらうことになります。 クレジットヒストリーやSSN(Social Security Number)を持たない留学生にとって、財政証明書のコピー(大学へ提出したもののコピーで構いません)は生活立ち上げの際に役に立ちます。契約の 形態にもよりますが、家の賃貸や、家具・電気製品の長期レンタルなどの契約を結ぶ際に提示を求められることがあります。アパートの契約には大学事務の一筆があれば済む場合もありますが、複数のコピーを用意しておくことをお勧めします。
7. 国際運転免許証
クレアモントの生活では基本的に車を利用することになります。アメリカに3ヵ月以上滞在する場合 は、滞在する州の運転免許証を取得する必要がありますが、渡米してからカリフォルニア州の免許 証を取得するまでの間、国際運転免許証は日本の免許証と共に必要になりますので、渡米前には必ず日本で国際運転免許証を取得し、日本の免許証と共にアメリカに持参することをお勧めします。 国際運転免許証は下記の必要書類を準備し、本人の免許証を発行している都道府県の免許センター、あるいは地元の警察署で申請することができます。
①日本の運転免許証(残りの有効期限が1年以上)
②パスポート(航空券などでも可)
③写真(縦5cm × 横4cm、上半身正面、無帽、無背景で3 ヵ月以内に撮影されたもの、 白黒でもカラーでも可)
④手数料 2,400 円
⑤今までの国際免許証 (国際免許証更新の場合)
⑥もし無事故無違反であれば、運転経歴証明書(英文)→自動車保険が少し安くなります
免許センターの場合は即日交付され、警察署の場合には2週間程度かかることもありますので、免許センターで申請することをお勧めします。国際運転免許証は、日本の免許証を英文表記したものに 過ぎず、国際運転免許証単体では有効ではありません。日本の免許証がメインとなるため、カリフ ォルニア州の免許証を取得するまでは、常に両方所持する必要があります。 また、国際運転免許証は、日本の免許証の有効期限が切れると同時に無効になります。日本の免許証が留学期間中に切れる場合は、日本にて期間前更新をお勧めします。 申請の際、渡航国、渡航期間を記入しますが、3ヵ月以上の滞在の場合、留学先の州で免許証を取得するように言われますので、その予定だということを伝えましょう。 カリフォルニア州の条例では、居住者が国際免許証で車を運転することは、許されておりません (旅行者であれば許されています)。よって、カリフォルニア滞在開始後、可能な限りすぐ、カリフォルニア州免許を取得することをお勧めします。
8. 日本から持参した方がよいもの
変圧器 (長時間使用するもの(例.ホットプレートなど)を日本から持参する場合)
日本から電化製品を持参する場合は、電圧の違いに注意が必要です(日本は100V、米国は120V)。ACアダプターなどに「100~120V」もしくは「100~240V」と書いてある製品は対応済み で、変圧器なしでもそのまま使用できます。ノートパソコンや電気カミソリ等には対応済みの製品 もありますが、未対応の製品の場合は変圧器が必要です(故障の原因となります)。
化粧品/医薬品
継続して使用している化粧品、医薬品などは米国で入手できない場合がありますので、多めに持参することをお勧めします。アメリカは日本のように予約なしで病院にいってもすぐに診察してもらえないので、大人用だけでなく、お子様用の医薬品も多めに持参するのがお勧めです。
書籍
車で1時間ほどかかりますが、日本の書店がいくつかあります。主な書店は、リトル東京の紀伊國屋書店、トーランスの旭屋書店(ミツワマーケットプレイス内)、コスタメサの三省堂(ミツワマーケットプレイス内)&紀伊国屋書店などがあります。また、この他にもトーランスなどには「Book Off」もあり、日本の中古本を手に入れることも出来ます。また、別途送料はかかりますが、日本のアマゾンなどのオンラインブックストアで本を購入している学生もいます。地球の歩き方などは卒業する学生が置いていく可能性があるので問い合わせてください。
スーツ
IF プログラム中、あるいは本学期中、スーツ、ネクタイ、革靴など、ある程度のフォーマルウェア 一式(男性の場合)で参加すべきイベントが何回かあります。その他、カンパニービジットで必要 になる可能性もあるため、スーツは最低1着持っておいた方が何かと便利です。こちらで購入する ことも可能ですが、わりと早い時期から使うかもしれないため、着慣れたものを持参しておいた方 が無難です。ちなみに、スーツを船便で送ったために必要な時期に間に合わず、近くのデパートで 購入することになった方もいます。
お子様がいる場合、母子手帳の英訳
学校に入学する際に予防接種履歴の提出が求められ、足りない予防接種があれば指定期日までに接種する必要があります。(学校入学に必要な予防接種を全て完了するまで入学許可が下りない場合もあります)事前に日本で英文版を作成してお持ちすると手続きがスムーズです。参考までに、在校生が使った翻訳会社を載せておきます。
※予防医学推進センター 1冊8,000円(通常4週間程度) https://www.cppmed.com/boshi.htm
<渡米後の諸手続きについて>
ー生活立ち上費ー
渡米2ヶ月間で予想される主な出費とその概算金額は以下の通りです。
渡米直後のホテル滞在費(1週間程度) $1,000~$1,500
車(購入する場合) $5,000~$16,000
車の保険(最短で3ヵ月) $400
住居の家賃(2ヵ月分)と保証金等 $2,000~$7,500
ベッド $150~$500
勉強机 $100~
冷蔵庫 $300~
携帯電話の契約時の保証金 $400~
もちろん、ここに挙げた項目はあくまで一般的な例ですが、お伝えしたいのは渡米当初にある程度の「現金」が必要であるという点です。個人間の売買でない場合はクレジットカード(日本のカード)も使えますので、以上に挙げた全てに現金が必要というわけではありませんが、ドラッカースクールの在校生の多くは渡米前に想定していた以上の現金が必要であったと話しています。
ー住まいと暮らしについてー
1. 物件/費用/探し方
【アパート】
学外で住む場合、アパートが一般的です。大学からの距離、金額、治安、空き状況などを考慮に入れると、選択肢は絞られます。お子様がいる場合は、公立学校に通う場合は、アメリカは日本のように学区制なので、学区も関係してきます。(是非、在校生にお尋ねください)
現在ドラッカースクールの日本人学生が住んでいるアパートは2ヵ所です。日本のように不動産会社が物件を案内してまわる形式は一般的でないため、各アパートのリーシングオフィスに直接アポイントを取り内覧します。 相場は年々変化していますが、2022年時点で、1 ベッドルームは2,300~2,500 ドル、2 ベッドルーム で2,500~2,800 ドルほどです。駐車場は当然のようについています。2ベッドルーム以上の場合、2 バスルームの選択肢もありますが、これはルームシェアすることを想定して作られたもので あり、1バスルームで家賃を抑えるのが賢明です。契約時に最初の家賃+デポジット(400~1000 ドル程度)を支払う必要があり、まとまった金額を用意する必要があります。アパートによっては、セキュリティ上現金での支払いを拒否しているところもあるので、 最初に銀行で当座預金(Checking Account)を開設し、その後にアパートと契約してチェックで支払うと良いでしょう。
【寮】
大学院の寮は以下の2箇所があります。寮での生活を希望する場合、部屋数が限られているので早めにCGU Housing Office (http://www.cgu.edu/pages/1156.asp)にコンタクトしてください。空き部屋があり、デポジットを支払えば、部屋を確保できますが、コンタクト時に必ずしも空き部屋があるとは限りません。部屋が確保できない場合、メールでのやり取りだけではなく、電話での連絡も含め、頻繁にコンタクトすることをお勧めします。
Claremont Collegiate Apartments:MBAの建物から徒歩で15分程のところにあります。2008年に建てられた建物で、部屋にはベッド以外の勉強机、書棚、キッチンなどの必要最低限の家具が備え付けられており、水道代、 電気代も込みとなっています。ベッド等の寝具をそろえることができれば、最低限の生活をスター トすることができます。最初は近くのホテルで生活し、近郊のIKEAでベッドを買いそろえたあと入居するのが一般的です。家賃は、 2016年1月現在で、1ヵ月750ドル程度です(2ベッドルームを2人でシェアした場合)。質素ですがコミュニテ ィスペースやBBQセットもあります。
Oasis:2018年にできた新しい寮です。Wi-Fi完備で、オンライン授業も問題なく受けられます。備え付けの勉強机はありませんが、各階に自習室があり、そこでも勉強できます。ここに住んでいた日本人卒業生もいます。1.の寮より少し大学から離れている点と、敷地が線路に接していて早朝にも汽笛が鳴ったりする点にご注意ください。
2. 電気、水道、ガス
大家さんかアパート管理事務所に問い合わせれば利用開始、停止が可能ですが、以下、一般的な方法を記しておきます。
【電気】
電気の開設の手続きについては、住居のタイプによって様々なようです。基本的に、大家もしくは アパートの管理事務所からSouthern California Edison(電力会社)の連絡先をもらい、電話で契約 を行います。住居を決められた際に、大家の方もしくはアパートの管理事務所に電気開設の手続き について聞かれるのがベストかと思います。
【水道】
水道の開設の手続きについては、住居のタイプや市(行政区分)によって様々なようです。Upland 市にあるノースウッズアパートメントでは、アパートの管理事務所が水道開設の手続きを行ってく れました。住居を決められた際に、大家の方もしくはアパートの管理事務所に水道開設の手続きに ついて聞かれるのがベストかと思います。
【ガス】
アパート、タウンハウスなど、住居により多少の違いはありますが、基本的には、住居の契約とほ ぼ同時にガスの開設手続きを行うことになります。通常は、入居者本人がガス会社に電話し、入居 日からガスが使用できるように手配します。
3. 電化製品
電気製品、生活用品を扱う量販店、デパートなどはクレアモント近辺にたくさんあるため、容易に 入手可能です。電気製品の場合、Wal-Mart、Montclair Plaza 内のSears、Best Buy、Target、会員 制ストアCostcoなどの量販店で安く購入できます。冷蔵庫や洗濯機などの高額品は、ウェブサイト での個人売買で安く購入することも可能です。 生活に必要な小物もWal-Mart やMontclair Plaza 内のデパートや専門店、Target など多くの場所 で入手可能です。日系スーパーのMarukai やMitsuwa では、日本特有の炊飯器やフィッシュグリル などの電気製品、食器類などの生活雑貨が入手可能です。
ウェブサイトでの個人売買(びびなび)http://losangeles.vivinavi.com/JA/bs/
4. 家具
家具/寝具は、びびなびを利用しての個人売買、卒業生などからの引き継ぎ、IKEAや地元家具店、フ リーマーケットで購入などがあります。 特にIKEA は比較的品質の良い家具を、良心的な価格で提供しており、多くの留学生がお世話になっ ています。大きな倉庫のような店舗に、ショールームと倉庫があり、気に入った商品を自分で倉庫 の中からピックアップして、レジに行きます。大抵の人は、大きな家具も車に載せて持って帰りま す。照明から、椅子、ソファ、ダイニングテーブル、本棚などほとんどすべての家具が手に入りま す。また、フリーマーケットでは、アンティークなどが、交渉次第ではびっくりするような値段で 入手可能です。特にパサデナのローズボールで月一回開催されるフリーマーケットは全米でも最大 規模のフリーマーケットであり、一見の価値ありです。 寝具に関しては、クレアモント市に隣接するモンクレア市にあるCalifornia Hotels で、比較的安 い値段で入手できます。 なお、家具/寝具の運搬は、アメリカでは自分でやるのが一般的です。もちろん運送のサービスもあ りますが、それなりの値段を取られます。自家用車を入手するまでの間、ピックアップトラックを レンタルし、家具/寝具を運搬するのもひとつの手かと思います。
5. 各種生活インフラ整備方法
①ソーシャルセキュリティーナンバー.(SSN)
ソーシャルセキュリティーナンバーの取得は必須ではありません。また、2002年9月よりSocial Security Number(SSN)を取得するには、被雇用の証明が必要になりましたので、一般の留学生は取 得できなくなりました。カリフォルニアではSSN に関する法律が最近頻繁に変っているため、何らかの事情で必要とする方は、留学生のサポートをしているSLDL に問い合わせてください(SSNに関する大学の情報)。
②携帯電話/電話
SIMフリーの携帯電話を持っている場合、日本のハナセルが簡単でお得です。渡米前にSIMカードを入手することができ、空港についた直後から使用することができます。また、渡米後で良ければ、T-mobileなどがプリペイドの携帯電話やSIMカードを家電量販店やスーパーで販売しています。
③銀行口座開設(米国到着後に開設する場合)
大学から車で3分ほどのビレッジと呼ばれるクレアモントの小さな中心街にはバンクオブアメリカが あります。また、車で15分程のところにCiti BankとUnion Bankがあります。ここにパスポート、I-20を持参し、窓口で銀行口座を開きたい旨を告げれば、約1時間で口座を解説してくれます(口座は複数開設できます)。当座預金(Checking Account)、普通預金(Savings Account)、インターネット バンキングの有無などを選ぶと、後日キャッシュカード(ATM カード)と小切手が郵送されます。 ちなみに、Savings Account を開設すると金利がついてしまい、税務申告が面倒になります。ATM カードはデビットカード機能もついており、セルフサービスのガソリンスタンドを含め、ほとんど の買い物をこれで済ますことができます。小切手も、授業料や家賃の支払いなど、利用する機会は 頻繁にあります。また、インターネットバンキングを利用すれば、公共料金を含めた各種支払いを 簡単に行うことができます。 なお、便利なイメージのあるシティバンクですが、同じシティバンクでも、アメリカと日本のでは あくまで別の金融機関となります。このため、アメリカで改めて口座を開設しない限り、窓口で入出金などの取引は出来ませんのでご注意ください。日本で開設したシティバンクの口座がこちらで 有効なのは、ATM での外貨預金キャッシュカードによる現金引出しのみです。
Union Bankは三菱UFJ銀行の子会社で、日本からでも口座を開設することができます。早めに手続きをすれば、日本にいながらアメリカの口座開設とデビットカードを発行でき非常に便利です。(Union BankはU.S. Bank買収され、統合予定です)
https://www.bk.mufg.jp/tsukau/kaigai/kouza/cali/index.html
④運転免許 (筆記試験と実技試験、場所と注意事項)
国際免許証を持っていれば、当面は車を運転できますが、できるだけ早くアメリカの免許証を取得することをお勧めします(DMV のウェブサイトによると、ルール上は、カリフォルニア州に住居がある場合、10日以内に免許を取得しなければならないそうです。実際にはそれほど厳しくなく、3 ヵ月以内にとればよいとの情報が一般的です)。運転免許証は身分証明書としても有効です。免許取得後は、出掛ける度にパスポート、日本の免許証、国際免許書の3 点セットを持ち歩く煩雑さが なくなるため、便利かつ安全です。日本の運転免許を持っていても、アメリカの運転免許を取得す るためには、筆記試験と実技試験を受ける必要があります。ただし、筆記試験を受ける際に日本の運転免許証を提示すれば、筆記試験合格後1年間有効の仮免許証が発行されます。
【DMV】
カリフォルニアの運転免許証は、最寄りのDMV(Department of Motor Vehicles、日本でいうところ の陸運局と運転免許試験場)で取得できます。クレアモントからの最寄りのDMVオフィスはRancho Cucamonga市またはPomona市にあります(どちらも車で15分程度)。
STEP1: 筆記試験
パスポートを持参し、受付で申し込みをすると、筆記試験を受けることができ、結果もすぐに出ま す。事前にDMV のウェブサイトで予約することも可能ですが、Rancho Cucamonga市のDMV はそれほ ど混雑しておらず、特に予約なしで臨むことも可能です。筆記試験は日本語版も用意されていま す。過去問(以下URL)を手に入れて勉強すると良いでしょう。筆記試験合格後、インターネットで 空き状況を見ながら実技試験の予約をします(時期にもよりますが、およそ2~3週間先の日程を予 約することになります)。
運転免許試験問題集: http://www.calexp.com/sjlife/nihongo.htm
受験方法/持ち物等: http://www.dmv.ca.gov/portal/dmv/?1dmy&urile=wcm:path:/dmv_content_en/dmv/dl/dl_in fo#two500
STEP2: 実技試験
実技試験の際には、自分で車を調達し、自動車保険証を提示する必要があります(レンタカーでも構いません)。そのため、運転免許保持者同伴での来場・受験が原則です。実技試験は、最初に車 の周辺機器(ウインカーなど)の作動確認をした後、DMVの周辺を試験官の指示通りに10 分程度走 行し、車線変更、駐車、バックなどができるかどうかをチェックされます。実技試験に合格すると2 ~3週間後に正式な運転免許証が郵送されます。
⑤自動車/自転車
家探しの次に大きなイベントが自動車の確保です。自動車の探し方は、大きく分けて、ディーラ ー、個人売買があります。ディーラーの情報は、インターネット、口コミ、Light House などの日系情報誌に載っている日本人ディーラーなどを頼りに探します。もちろん、目につくディーラーに 入って、探していくことも可能です。 ディーラーでは、在庫の中から探す方法と、欲しい車種、年式などの希望を伝え、入庫したら連絡 して貰う方法と、2通りあります。一般的に言われているのは、ヒスパニックが経営しているディー ラーは避けたほうが良いということですが、もちろんこのようなディーラーから優良中古車を買っ た留学生もいるので、一概には言えません。アメリカでは個人売買が発達しており、スーパーの 掲示板にある個人売買情報や、卒業生からの引き継ぎでも、多くの留学生が購入し ています。cars.com や autotrader.com などのインターネットの利用も盛んです。
なお、Class of 2021 の日本人留学生の所有状況は、日本車2台で す。 カリフォルニアでは、燃費・信頼性の面から、日本車(特にトヨタ・ホンダ)人気が高く、留学終了時の売却価格も比較的高値を維持できるため、特にこだわりがない場合は日本車の購入をお勧めします。
【中古車】
ロサンゼルスには日本人が多く住んでいるため、日系ディーラーがたくさんあります。契約時、大量の書類にサインさせられるため、日系ディーラーの方が日本語で説明してもらえるので安心です。
アメリカでのクレジットヒストリーがない場合はローンが組めない事が多く、一括払いとなります。2021年時点では、Guts Autoではクレジットヒストリーがなくてもローン可でしたが、日本と比べて金利は高いです。
中古車購入の際は、保証の内容を十分に確認する必要があります。保証がない場合、別料金で保証をつけることも可能な場合がありますので、しっかりとディーラーに確認して下さい。なお、個人売買の場合はAs Isが原則なので、購入後の故障などは、自分で費用を負担することになるでしょう。なお、中古車の相場の確認にはKelly Blue Book が役に立ちます。
Class of 2020以降の留学生の利用実績のある中古車ディーラー
ここ数年は、プリウス専門のエコドライブ を利用する日本人が多いです。アメリカでは車は故障→修理を繰り返して使うのが一般的ですが(日本は故障する前に車検で修理しますよね)、故障すると色々と面倒臭いので、特段車種に拘りがない方は、安心安全+燃費が良いプリウスは非常におすすめです。
(1)エコドライブオートセールス http://www.ecodriveautosales.com (すべて日本語・日本人スタッフ。プリウス・ハイブリッドカー専門店です。アメリカでの移動は距離があるので、燃費や整備の面でプリウスはオススメです。整備工場完備、2年保証付き、買取保証付き)
(2)ロサンゼルス ガリバー http://www.gulliverusa.net/jp/ (日本人スタッフ在籍)
(3)Guts Auto Exchange https://www.guts.ws/ (すべて日本語・日本人スタッフ。2023/3末閉店)
【メンテナンス】
修理およびメンテナンスに関してですが、クレアモント近辺で、技術があり、比較的良心的なガレ ージは、Foothill 沿いにあるHenry’s Automotive (310 W Foothill Pomona CA 91767 Tel:909- 596-2656)です。アメリカでは、医者、弁護士のほか良いメカニックの友人を持つように言われてい るように、なかなか腕の立つ、かつ良心的な料金を提供するガレージはあまり多くないかも知れま せん。また、オイル交換やタイヤ交換などのメンテナンスは、様々な場所でサービスが提供されて おり、Foothill沿いを走るとOIL CHANGEなどの看板を多く見かけます。これらの基本的なメンテナンスに関しては、あまり差異がないようです。
【AAA(トリプルエー)】
簡単に言えばアメリカ版のJAFです。しかしJAF以上にサービスの幅もありアメリカに住んで いて日常生活・旅行で車を使う際にとても役立つサービスなので会員になって損はありません。一定 の年会費を納めた会員に対して、車のトラブル時のロードサービスを始め、各種情報の提供などを 行っています。特に中古車を買われる場合は、メンテナンスの問題なので車のトラブルが発生する 場合もあり、実際にAAAに入っていて助かった在校生も何人かいます。会員になりたい場合は、この AAA のウェブサイトの「Join Now」をクリックすると、申し込み画面に行けます。
【自転車】
頑張って自転車通学している人、寮に住んでおり、ときたま自転車を使う人、運動不足の人など、 意外に自転車を利用している人もいます。自転車はウォルマートやターゲットなどのスーパーマーケットで$100程度から購入することができます。こちらの自転車はマウンテン・バイクが主流の ため、カゴのついたママチャリを探すのは難しいでしょう。またVillage内やFoothill沿いにも自転 車専門店があります。
⑥当面の移動手段
渡米後、住居が確定するまでの間 大学近接のホテルDouble Tree Hotel に滞在するのであれば、徒歩で通学することは可能です(Double Tree Hotel→Drucker School:徒歩10-15分程度)。 しかし、生活立上げに必要な生活用品、家具などの手配に際しては主に下記の手段が考えられます。
UberまたはLyftを利用する(一番おすすめ)
渡米前に日本人中古車ディーラーと連絡を取っておき、空港から直接中古車屋に行って購入する。交渉次第では、購入した車でクレアモントまで送ってもらえる場合があります
空港でレンタカーを借りる。日本に比べてアメリカはレンタカーが安いので、1〜2週間借りることは珍しくありません
先輩、友人の車で希望の場所へ連れて行ってもらう。先輩も生活立上げ準備についての経験者なのでぜひ頼りにしていただければよいかと思います。ただし、皆さんの渡米時期 によっても違ってきますが、5月~8月は学校が夏期休暇中のため、旅行中で留守であったり夏期授業で忙しい人もいます
自転車を購入する。カリフォルニアでは冬以外は雨が降ることが少ないので、自転車での移動・通学でも天候をあまり気にする必要はありません。しかし、生活立上げ準備においては多くの学生が1.-4. のいずれかを選択しています。自転車はマウンテンバイクが主流でママチャリはありません
【寮に住む学生と車】
日系やアジア系のスーパーマーケットに自転車で行くのは不可能ですが(最寄りの日系スーパーま で片道20 キロ程度)、銀行や郵便局、買い物は徒歩でも可能です。キャンパスから車で5分~10分程度のところに、銀行、郵便局、クオリティの高いオーガニック商品を扱うスーパー(Trader Joe’s・SPROUTS・Whole Foods Market)があります。値段も手頃なうえ、デリもありますし、大手にはないおいしい食品(店内で作ったソーセージや、高級チーズなど)もありま す。 ミネラルウォーターなど重いモノを購入したい際は、自転車では運べません。ウォルマートやターゲット、またどの街でも見かけるような典型的なモール(Montclair Place)まで自転車で行く場合 は、20分程度ですが、歩行者道路がないような道もありますので、あまり安全とは言えません。
【キャンパス外の学生と車】
キャンパスの外に住んでいて、車を持っていない人は極めて稀です。そういった人は基本的に自転車で行動しますが、行動範囲が著しく狭まりますし、交通事故や治安などの面で多少の不安も伴います。住む場所によっては、郵便局まで行くのに20分かかることさえありえます。また自転車通学では、教科書やパソコンなどで非常に重くなった鞄を背負うことにもなりますし、まとまった買い 物をしたいときや遠出をしたいときには友達に頼まなければならず、何かと不便が伴います。12月 から2月にかけて南カリフォルニアは雨期を迎え、年によってはかなりの雨が降ります。道路の水は けは大変悪く、雨の中の自転車通学は大変です。
⑦インターネットプロバイダ
クレアモントで利用できるプロバイダは、Spectrum、Verizon、COMCAST(ケーブル)、Time Warner(ケーブ ル)などです。料金は日本と比較すると高めです。2019年現在、Spectrumのケーブルテレビとイ ンターネットのセット契約で、月々130ドル前後です。 申し込みは電話でもインターネットでも出来ます。インターネットでの申し込みは学校の無線LAN を使う必要があるため、セキュリティの観点から敬遠する人もいます。セットアップに失敗するケ ースもありますが、プロバイダのセットアップサービス(有料)を利用することも出来ます。申し込みから使用開始までは2週間程度かかります。 すぐインターネットを使いたい場合は,日本のプロバイダの海外ローミングサービス(海外のアクセスポイントにダイヤルアップで接続)を利用する方法もあります。
6. お子様の学校等
①保育園(Preschool)
こちらでは生後約8週間から預かってくれるところもあります。施設により料金・プログラムがかなり異なるようです。お子様の年齢やご家族のニーズによって選択肢は様々だと思います。各施設の特色をご覧になってから決める ことをお勧めします。 なお、保育園・幼稚園入園時には、英文での予防接種履歴書(医師のサインがあるもの)の提出を 求められます。予防接種履歴書は、渡航前にかかりつけ医などで作成してもらうか、あるいは母子 手帳を持参し、渡航後に日本人医師(前掲)にて作成を受けるかのどちらでも構いません。
②幼稚園(Kindergarten)・小学校
クレアモントには7つの幼稚園、小学校があり、それらをClaremont Unified School Districtという市の機関が統括しています。市ごとに学区は決まっているものの、申請によって越境入学も可能です。但し、クレアモント市外からの越境については、各学校の生徒数の状況によりますので、クレアモント市への進学を希望される場合は市内への居住をお勧めします。クレアモントカレッジズの先生や学生、事務関係者など複数の方々が「クレアモン トの幼稚園・小学校はどれもいい学校だ。」と口をそろえているほどなので、安心して選ぶことが できるでしょう。 そうはいっても、ここはアメリカ。誘拐などから子供を守るため、親の付き添いなしで子供を外出 させるのは違法になっているそうです。実際徒歩通学は少なく、親が車で送り迎えするか、スクー ルバスを利用している生徒がほとんどです。学費は無料で、時々チャリティー用のお菓子販売等の チラシが回ってきます。学校行事としてハロウィン仮装パレード、ムービーナイト(夜親子が学 校に集まって映画を見る)、合唱発表会などがあります。 以下、ドラッカースクールの学生が子供を小学校に入学させるまでに行ったことを一例として紹介します。
日本にいるときに HPで現地の小学校やClaremont Unified School District 担当者と連絡 を取り、渡米時期や子供の年齢などを伝えた。入学に必要な書類(パスポート、ビザ、ク レアモントに住んでいることを示す書類(電気料金の請求書など)、予防接種記録など) の情報を得た。
キャンパスビジットの際、小学生のお子さんを持つ方に話を伺い、候補の小学校を2つに絞 った。
最初に自分だけ渡米し、2校の校長先生を訪ねて学校の特徴などを伺い、最終的に学校を決 定した。小学校からもらった用紙に必要事項を記入し、Claremont Unified School District に提出。必要な予防接種項目を教えてもらい、PomonaにあるHealth Centerで無 料にて接種してもらった。接種記録をClaremont Unified School District に提出。
入学前に子供と共に学校を訪問し、校長先生に会った。8月終わりからの新学期にあわせ て、日本と同じ学年に入学させた。用意するものは鉛筆やノート、昼食など、いたって基本的なもので、その他は学校から支給される。学校指定のカバンや靴、制服・体操服など は無く、とても自由な雰囲気。英語を母国語としない子供のための個別指導(ESL)をボラ ンティアの父兄や先生が毎週数回実施してくれて非常に助かった。
③日本語補習校
日本にいる場合と同等の教育内容を希望される場合は、日本語補習校を利用することができます (毎週土曜日に開講)。 あさひ学園はその一例です。リトル東京に事務所があり、4つの学校が幼稚園から高校までの機能を それぞれ持っています(学校によっては高校が無いなどの違いがあります)。一例として、あさひ 学園サンゲーブル校は、クレアモントから車で約30分のSouth Elmonteにあります。朝8:45~15:30 まで、国語・算数・理科・社会を勉強しますが、とても週1日では日本のカリキュラムをこなすこと はできません。そこで、宿題が多く、自宅学習が重要になります。 また、South Elmonte高校の校舎を土曜日だけ借りて授業を行うと言う形式をとっており、学校警備 や図書室当番など親のボランティア活動が不可欠な状態です。先生は、日本の文部科学省から派遣 された教師5~6人以外は現地採用の日本人教師が多くを占めます。 入学手続きは、リトル東京の事務所に電話で書類請求をし、必要事項を用紙に記入して提出しま す。入学前には説明会があり、そこで日本と同じ教科書が配布されます。日本にいるときに、海外 子女教育振興財団に渡米予定を伝え、海外で使う日本語教科書の配布を受けてから渡米することも できます。最新の学費及び入学金は以下サイトからご確認ください。
④語学学校
クレアモントにある主な語学学校は以下の通りです。
Claremont Adult School: http://www.cusd.claremont.edu/sch/cas.html
クレアモント市が運営するスクールで、成人の方なら誰でも年間を通じて無料で英語のクラスを 受けることができます。クラスは4つのレベルに分かれており、自分に合ったクラスを自由に 選ぶことができます。授業内容は文法中心のクラス、会話中心のクラスと様々あり、世界各国か らの生徒たちとコミュニケートできる絶好の場でもあります。
その他クレアモント周辺語学学校
Cal Poly Pomona (Pomona): http://www.csupomona.edu
Chaffey College (Rancho Cucamonga): http://www.chaffey.edu
Citrus College (Glendala): http://www.citrus.cc.ca.us
Mt. San Antonio College (Walnut): http://www.mtsac.edu
UC Riverside Extension (Riverside): http://www.ucr.edu
Tri-Community Adult Education: (West Covina): http://www.cvusd.k12.ca.us/tri-community
7. その他
①理髪
自分に合った美容院や床屋を探すことはなかなか大変です。英語でのコミュニケーションの困難も ありますが、理髪師のスキル(刈り上げしかできない等)や使用している薬品(日本より強い ものを使用しているので肌が弱い方は要注意)などの違いもあるからです。言葉の問題について は、気に入った髪形を写真に収めておいて理髪時に提示する、といった手段をとられている方もい らっしゃいます。また、ロサンゼルスのダウンタウンやコスタメサ、トーランスなどの都市まで行 けば日本人の理髪店があります。 相場としては、カットだけなら10ドル~40ドルほどです。クレアモント市内には学生証を提示する と割引いてくれるところもあります。ただし、金額とサービスレベルは比例しますので、それなりの勇気と覚悟が必要です。
②コンタクトレンズの購入
コンタクトレンズの購入にはいくつか方法がありますが、ここでは4通り紹介します。
日本である程度まとめて購入し、それを持参する。一時帰国した際に再度購入する。
日本の眼科と連絡を取り合って継続的に日本から郵送してもらう。
インターネットで購入する。ウェブサイト(http://www.visionsave.com/)でいくつかの ブランドについては購入することが出来ます。
こちらで検眼し、購入する。
ドラッカースクールの学生の間では、上記の1.から3.が一般的です。いずれの場合も、視力が変動 したことによるレンズの度数の変更、または定期的な検眼の必要性などについては、ご自身の判断 でお願いします。
③メガネの購入
アメリカでは度付きのメガネ又はサングラスを購入する際に眼科の処方箋が必要です。面倒くさければ、日本で事前に購入することをお勧めします。特に、カリフォルニアは日差しが強いので、度付きのサングラスは便利です。
ー医療についてー
1. 大人
大学内に診療所(Student Health Services)、また大きな総合病院は近隣のPomona市にPomona Valley Medical Center、Upland市にSan Antonio Hospitalがあります。Pasadenaやダウンタウン(車で40分程度)へ出れば日本語で受診できる診療所があります。
2. 子供
車で30分くらいのAnaheim市に、小児科の日本人医師がいます。予防接種については地元の公共機関にて低額で受けることができますが、日本とアメリカでは予防接種のポリシーや制度が異なるため、特に小さい子供がいらっしゃる方は日本人医師による説明を聞かれることをお勧めします。
Keiichiro Omori, M.D. 1801 W. Romaneya Dr. #407 Anaheim, CA 92801 Tel: 714-533-3870
同じく車で30分のロスアンゼルスのダウンタウンにも日本人の小児科の先生がいます。
Nikkei Pediatric Medical Group 420 E. 3rd St. Ste803, Los Angeles, CA 90013 Tel: 213-617-7073
在校生は車で10分にある現地の小児科に行っている家庭が多いです。スタッフも優しく、特段問題はないです。
Pomona Pediatrics, 250 W Bonita Ave #200, Pomona, CA 91767
3. 歯科
アメリカでは歯の治療は非常に高く、また留学生が加入する健康保険ではカバーされないケースがあるため、なるべく渡米前に検診・治療を行うことをお勧めします。万が一、渡米後に歯の治療を受けられた場合、日本国内の健康保険へ加入していると、治療金額の一部がもどってくる場合があります。詳しくは加入されている健康保険組合に問い合わせをしてみてください。 その他、日本の保険会社が提供している海外向けの保険ではカバーされる治療とカバーされていな い治療がありますので、日本の保険を使って医療を受けられる方は事前に確認されることを強くお 勧めします。 しかし、アメリカにはデンタルディスカウントプランというものがあり、保険ではないため全ての治療には対応しておりませんが、XーRAYや被せ物など様々な治療に適応されるプランがあります。生徒によってはNew Dental Choiceに加入している方もいます。受診やXーRAYが半額とのことです。
4. 参考(訪問履歴)
日本人在校生の病院への訪問履歴を参考までに下記に記載します。
小児科
2022/12
[担当医師] Kamble DO, Seema Suresh
[診療内容] 診察(発熱、嘔吐、咳)、インフルエンザ検査
[利用保険] 大学 (GeoBlue)
[予約有無] 無
[訪問有無] 初診
[待ち時間] 10分
[請求費用] 病院:123ドル
[備考情報]
医師は女性の先生。感じは良く丁寧に説明してくれる。
今回は受付終了間際の訪問だった為かほぼ待たずに受診できたが、通常Urgent Careは数時間待つ覚悟が必要。
大学から車で5分程度の距離。
一般的なUrgent Careなので大人も受診できる。
2021/11
[医療機関] Pomona Pediatrics
[担当医師] Yu Diana DO
[診療内容] 1歳半健診、予防接種
[利用保険] 大学 (GeoBlue)
[予約有無] 有:11月初旬に予約し、10日後に受診
[訪問有無] 初診
[待ち時間] 15分
[請求費用] 病院:185ドル
[備考情報]
医師はアジア系の女性の先生。感じは良く丁寧に説明してくれる。
専門用語はGoogle翻訳を使って確認してくれる。
2016/1
[医療機関] Pomona Pediatrics
[担当医師] Ericka Hong
[診療内容] 健康診断、予防接種
[利用保険] 大学 (cigna)
[予約有無] 有:11月末に予約し、予約できたのが1月初旬
[訪問有無] 初診
[待ち時間] 15分
[請求費用] 病院:無料
[備考情報]
プリスクール入学のための健康診断のため訪問。サンクスギビング直前に予約したためか、予約が2ヶ月先になってしまった。
施設は清潔でスタッフの対応も良い。
医師はプリスクールから多くの子供が通うとのことで勧められたアジア系の女性の先生。感じの良い先生で、説明も丁寧にしてくれる。
大学から車で8分の距離
2016/1
[医療機関] Pomona Pediatrics
[担当医師] Ericka Hong
[診療内容] 診察(湿疹)
[利用保険] 大学 (cigna)
[予約有無] 有
[訪問有無] 再診
[待ち時間] 10分
[請求費用] 病院:24ドル、薬局:4ドル (OTC医薬品)
2016/1
[医療機関] Pomona Pediatrics
[担当医師] Ericka Hong
[診療内容] 診察(お腹がゆるい)
[利用保険] 大学 (cigna)
[予約有無] 無
[訪問有無] 再診
[待ち時間] 15分
[請求費用] 病院:24ドル
内科
2021/11
[医療機関] Huntington HealthCare
[担当医師] Shunpei Iwata M.D.
[診療内容] 診察(免疫系)
[利用保険] 大学 (GeoBlue)
[予約有無] 有
[訪問有無] 初診
[待ち時間] 10分(事前に初診の書類を提出)
[請求費用] 病院:100ドル
[備考情報]
医師は日本人、受付にも日本人スタッフがいる
自宅から車で40分の距離(Pasadena)
皮膚科
2015/12
[医療機関] Novak Adam
[担当医師] Novak Adam
[診療内容] 診察(爪が剥がれた)
[利用保険] 大学 (cigna)
[予約有無] 無し
[訪問有無] 初診
[待ち時間] 2時間(初診の書類手続きのやり直し等に時間がかかった)
[請求費用] 病院:無料、薬局:40ドル(薬2つ)
[備考情報]
卒業生のブログに訪問した医師として紹介されていた。
Montclairの皮膚科兼小児科。
大学から車で7分の距離
歯科
2022/7〜10
[医療機関] Sato Dental Clinic
[診療内容] 虫歯
[利用保険] 無
[予約有無] 有
[訪問有無] 初診
[待ち時間] 10分
[請求費用] 初診・レントゲン・クリーニング:405ドル、治療(4回):1448ドル
[備考事項]
大学の保険ではカバーされない。
日本人医師、受付や診察スタッフもほとんど日本人
大学から車で50分(Irvine)
2022/6
[医療機関] Sato Dental Clinic
[診療内容] 健診(子供)
[利用保険] 無
[予約有無] 有
[訪問有無] 初診
[待ち時間] 10分
[請求費用] 計242ドル
[備考事項]
大学の保険ではカバーされない。
日本人医師、受付や診察スタッフもほとんど日本人
大学から車で50分(Irvine)
2018/10
[医療機関] South Lake Dental
[診療内容] 歯周病
[利用保険] 無
[予約有無] 無
[訪問有無] 無
[待ち時間] 10分
[請求費用] 計125ドル(デンタルプラン50%OFF適用後)+20ドル(抗生物質)
[備考事項]
大学の保険ではカバーされない歯科治療
自宅から徒歩で5分
2016/1
[医療機関] Claremont Dental Institute
[担当医師] Steve Fountain
[診療内容] 診察(歯茎に激痛)
[利用保険] 無
[予約有無] 無
[訪問有無] 初診
[待ち時間] 15分 (2日後の予約になる言われたが、耐えられない旨を伝えたら受診できた)
[請求費用] 病院:2700ドル、薬局:33ドル
[備考情報]
大学のHealth Centerからの紹介。
大学の保険ではカバーされない歯科治療のため高額な請求額となった。
施設は清潔で、日本の施設とほぼ同様の印象。
治療内容も日本と変わりはない印象。
スタッフや先生の説明も丁寧だった。
大学から車で3分
2016/1
[医療機関] Robert M. Burwell, D.D.S
[担当医師] Dr. Zhang
[診療内容] 歯冠折損(歯が折れた)
[利用保険] 無
[予約有無] 無
[訪問有無] 無
[待ち時間] 10分(前歯が折れて見るに堪えない旨を伝えたら受診できた)
[請求費用] 計930ドル
[備考事項]
大学の保険ではカバーされない歯科治療のため高額な請求額となった。
施設は日本の一般的な歯医者からみると若干簡素な印象。但し、治療のクオリティは日本と同等かそれ以上。
先生は中国人だが、ゆっくり話してくれるため分かりやすい。説明も丁寧だった。
大学から車で5分。