クレアモント市の中心地であるクレアモントビレッジや、日本スーパーの動画集を公開しております。是非こちらもご確認ください!!
1887年に誕生した長い歴史を持つクレアモント市はアメリカ西海岸の大都市ロサンゼルス中心から東へ約50キロに位置します。人口は3万数千人と小規模です。The Claremont Collegesを含め、大学や学校が多い街であるため、住民の知的水準が高く、「City of trees and Ph.Ds(木が多い街、博士号取得者が多い街)」 と呼ばれています。治安と気候が良いため、リタイアした高齢者が多く住んでいます。
クレアモント市のロゴ
クレアモントの日本との時差は-17時間 (サマータイムは-16時間)です。アメリカ国内には4つの時間帯があり、カリフォルニアは太平洋標準時(PST=Pacific Standard Time)に属します。PSTは日本の標準時より夏は16時間、冬は17時間遅れることになります。なお、サマータイムと呼ばれる夏時間は、3月第二日曜日から、11月第一日曜日までの期間を指します(2007年に変更)。
他の3つの時間帯は次の通りです:
山岳地帯標準時間帯(MST=Mountain Stanadard Time) = PST + 1時間
中部標準時間帯(CST=Central Stanadard Time) = PST +2時間
東部標準時間帯(EST=Eastern Stanadard Time) = PST + 3時間
LA国際空港からは約80キロ(車で約1.5時間)の距離に位置し、オンタリオ国際空港からはおよそ15キロです。南カリフォルニアの主要なフリーウェイ(I-10、I-210)がクレアモント市内を通っており、近くには15号線も通っているため、ロサンゼルスだけでなく、サンディエゴやラスベガスなどへ車で簡単にアクセスできます。
クレアモントとロサンゼルスのユニオンステーションはメトロリンクという鉄道で結ばれてるので、約40分ほど電車に揺られると、ロスアンゼルスのダウンタウンに到着します。そこから、アムトラックやMTAといった他の鉄道路線に乗り継ぐことができます。
ロサンゼルスに近いこともあり、アジア系とヒスパニック系が人口の半数近くを占めており、アメリカの中でも特異な人種構成になっています。
治安の良さはクレアモントの大きな魅力です。全米各都市の犯罪統計が掲載されたサイトによると、2011年時点でのクレアモント市の人口当たりの犯罪発生率は、凶悪犯(Violent Crime)で全米平均を52%下回り、また財産犯(Property Crime)で同26%下回る結果となっています。また、Money Magazineが発表した全米の暮らしやすい街ランキングで第5位となっており、大変素晴らしい住環境が整っています。そうは言っても、夜間に一人で外出することを控えるなど、最低限の安全面への配慮は必要です。
一般的には、大学より北側(クレアモント市北部)へ行くほど治安がよく、南へ行くと(ポモナ市)治安が悪くなるようです。 ポモナ市は治安の悪い町と言われていますが、フリーウェイI-10の北側に関しては、言われるほど治安が悪いという印象はありません。しかし、大学近辺で住居を探す場合はフリーウェイI-10の北側で探すのが安全です。
ロサンゼルスの治安状況は外務省のHPで見ることができます。
http://www.la.us.emb-japan.go.jp/web/m03_01.htm
「衣」「食」「住」とも日本とそれほど変わりはないといった印象です。もちろん、それぞれの予算や求める水準によって意見は異なります。ただ、9%以上の外税方式の消費税、チップの習慣、原油高を背景としたガソリン価格の高騰、車の走行距離の多さを考慮すると、物価は決して低いとはいえません。
【衣】
南カルフォルニアの人々の服装はとてもカジュアルです。日本人にはイメージしにくいかもしれませんが、学生はジーンズにサンダル(たまに裸足の人も見かけるほど)、仕事をされている人でも、チノパンにボタンダウンとカジュアルです。
質はそれなりですがWal-Martで安価な衣類を購入することもできますし、South Coast PlazaやBrea Mallなどのブランドショップの入ったモール、Ontario MillsやDesert Hillsといったアウトレットモール、ビバリーヒルズのメルローズやセレクトショップで高価な衣類を購入することもできるため、選択肢は多岐にわたります。
サイズはXSからXLまで揃っており、日本人サイズもそれほどストレスなく手に入ります。ただし、シャツだと袖だけがものすごく長かったり、女性だと靴などの小さいサイズの品揃えが少なかったりという苦労はあるようです。また、日本に比べ、子供用衣類、妊婦用衣類などが充実しています。
【食】
クレアモント周辺には多くのチェーン系オーガニックスーパーマーケット(SPROUTS, Trader Joe's)があり、値段は日本のスーパーとそれほど変わりません。また、海が近いわりには、新鮮な魚介類があまり手に入らない印象があります。日系と中国系のスーパーに行けば、魚介類を購入することができますが、種類は豊富ではありません。しかし、肉類は安価で味も上質です。
車で20分ほどのWest Covinaには日系スーパーのTokyo Central、30分ほどのCity of Industryにも日系のニジヤマーケット、韓国系スーパー(H Mart)、中国系スーパー(99 Ranch Market)などが多数あり、日本の食材や調味料をそろえることができます。ミツワマーケットプレイス(Little Tokyo、Costa Mesa、Torrance)は品揃えに定評があり、日本の一般的なスーパーマーケットとほとんど同じ感覚で買い物ができます。なお、薄切りの肉が手に入るのは日系スーパーのみです。
米はカリフォルニア米ながら、コシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれのアメリカ版が揃っています。味もまったく心配ありません。オーガニック系食品(無添加食品、無農薬野菜)や高級食材を扱う小さなスーパー(Wolfe’s)がキャンパスのそばにあります。同じくオーガニック系食品の品揃えがよいTrader Joe’sはキャンパスからクルマで5分程度です。
外食に関しては、キャンパスから車で5分ほど走ったところにクレアモントビレッジと呼ばれる商業地区があり、スペイン、イタリア、インドなどのレストランをはじめ、スターバックス等のカフェ、ファーストフード店などが軒を連ねており、平日の昼間でもにぎわっています。2019年には、アメリカで流行しているラーメン屋も出来ました。
車で10分ほどの圏内には、無国籍料理、バーベキュー、シーフード、アメリカ料理、各種ファーストフード店など、様々なレストランがあります。また、カリフォルニアの土地柄から、メキシコ、中華、韓国、インド、タイ、ベトナムなどのアジア料理のレストランの数も多く、価格も安くおいしいため、多くの学生が利用しています。
日本料理店については、近隣のFoothill Blvd. 沿いにHayato、牛丼の吉野屋、Shogunなどがあるほか、車で30分圏内にはMakomae(寿司)、Hayakawa(寿司)などがあります。車で1時間走れば、風来坊 (畳部屋のある居酒屋)などの本格和風レストランやラーメン店も数多くあります。日系情報誌Bridge USAに詳しい情報が掲載されています。
カリフォルニア、特にロサンゼルスは想像以上に様々な国の美味しいレストランがあります。
【住】
単身向け学生寮であれば、家賃は月1,500ドル程度から住むことができます。家族で住む場合は、月2,300〜2,800ドル程度出せば、治安の良い大学近辺のアパートを借りることが可能です。日用品はWal-MartやTargetで購入することができます。意外に高いと感じるのは、紙類(ノートやトイレットペーパーなど)です。
一年を通して温暖で過ごしやすい気候もクレアモントの大きな魅力です。夏は暑いですが、空気が乾燥しているため、日本のような蒸し暑さはありません。冬も寒すぎるということはなく、日中はテニスやゴルフなどができるほどです。平均気温は夏で30℃、冬で10 ℃、年平均降水量は45センチ程度です。
暑さ、寒さの気温差が大きく、1日で20度程度の寒暖差も珍しくはありません。12月-3月が雨期に当り、多少の雨は降りますが、それ以外はカリフォルニアブルーの空を満喫することができます。
クレアモント市の年間降水量
【文化施設】
カリフォルニア科学センター (California Science Center)
いわゆる科学館のようなものですが,親子で楽しむことができます。南カリフォルニア大学に隣接しています。期間限定の展示がある場合は、入場時間帯ごとにチケット数の制限があるため、ネットで前売り券を購入されることをお勧めします。
ロサンゼルス郡美術館 (Los Angeles County Museum of Art)
アメリカ,ヨーロッパ,エジプト,中国,インドなど地域別の絵や彫刻,文化財などが展示してあり,1日でまわるのは難しいかも知れません。日本文化館もあります。 美術品の展示以外にも、映画上映、Jazz演奏等様々なイベントがあります。
The Broad
LAのダウンタウンにある現代美術館。入場料は無料だが、非常に見応えのある美術館です。世界的に有名な、草間彌生の作品も展示されています。
ゲッティーセンター (Getty Center)
石油で財を成した大富豪が創設した財団により造られた施設と収蔵品は、一見の価値ありです。
フランス語学校 (La Petite Ecole Française)
パサデナでフランス語の授業を受けることができます。
http://thelittlefrenchschool.com/
【スポーツ施設】
クレアモントカレッジズの運動施設
クレアモントカレッジズのマッケナ大学とポモナ大学は、それぞれ大きなスポーツ・ジムを持っており、施設と交渉すればドラッカースクールの学生も利用することができます。また、プールは合計5つ(そのうち50mプールが2つ)あり、テニスコート、野球場、サッカーフィールドなど、充実した設備も利用できます。
利用料金は、ポモナのジムで1学期90ドル程度です。なお、原則、利用は学生に限られるため、残念ながらご家族はご利用いただけません。
クレアモントクラブ (The Claremont Club)
Monte Vista Ave. とClaremont Blvd.の交差点のところにあるスポーツ・クラブです。利用料金は、$100以上/月と高いですが、ハイクラス向けの設備が非常に充実しています。フィットネスの他、テニスコート、プール、さらにはKids Clubまで付属しています。
Gold's Gym
かの有名なGold's Gymもキャンパスの近くにあります。(車で10分程度)日本では考えられないぐらい格安の料金で入会できます。
パサデナ・アイススケーティングセンター (Pasadena Ice Skating Center)
まだ滑ったことはありませんが,ごく普通の公共スケートリンクといった風情です。お買い物に飽きたら少し体を動かしてみては?
ゴルフ場
車で30分圏内に数多くのゴルフ場があります。平日のトワイライト(場所によって違いますが大体11am~2pm以降)ですと、中クラスのパブリックコースでカート込み$40がひとつの目安です。また、オンラインで登録しておけば、メールでディスカウントの情報などが送られてきますので、ゴルフ好きにはお勧めです。
サルサダンス(Latin Dance Pro)
平日夜と週末、パサデナでサルサダンスを習うことができます。メキシコ系住民が多いロサンゼルスならではです。
【レジャー施設】
ディズニーランドリゾート (Disneyland Resort)
いわずと知れたディズニーランド!期待を裏切りません。Disneyland ParkとDisney California Adventure Parkの2つのParkがあり、車で片道30分で行けます!!
ユニバーサルスタジオ (Universal Studio Hollywood)
Disney Landよりエキサイティングだとは思いますが、小さなお子さまが利用できないアトラクションも多々あります。
レゴランド カリフォルニア (Legoland California)
あんなもの、こんなものがレゴで作られています。小さなお子さま連れの方はぜひ。
サンディエゴ動物園 (San Diego Zoo)
かなり迫力があります。
シーワールド (SeaWorld San Diego)
シャチ、イルカ、アシカのショーが楽しめます。せっかくなので水に濡れても構わない服装で「Soak Zone」に座ることをお勧めします。クレアモントから車で2時間ほどです。
映画館
クレアモントから車で20分圏内には10以上の映画館があります。学生割引を利用すると$7~8で映画鑑賞できます。映画館は大抵コンプレックスになっており、同一の映画館で、複数の映画を上映しています。AMCやエドワーズなどがメジャーなコンプレックスです。
スポーツ観戦
ロサンゼルスは、メジャーリーグベースボールではドジャースとエンジェルス、メジャーリーグバスケットボールではレイカーズとクリッパーズ、アイスホッケーではマイティーダックスの本拠地であるため、スポーツが好きな方には、魅力的な土地であるといえます。チケットはそれぞれのチームのオフィシャルサイトからオンラインで購入することができます。