Organizational Behavior

Class of 2021

  • 授業内容
    • 組織論について学びます。提携的な組織のパターンや、毎週ケーススタディを通じで、組織的な問題点はどこにあるのかをディスカッションします。成績の40%は授業中の発言が占めるため活発かつ、教授クラスメイトが良いと思う発言をすることが求められます。授業中も、数人でグループディスカッションをすることが多く、とにかく発言が求められる授業です。また、授業以外に一つ個別具体な企業を選び、その企業の人にインタビューをして組織分析をするグループプロジェクトがあります。


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Class of 2020

  • 教授
    • Prof. Katharina Pick
  • テキストや授業内容に変更はございません。
  • 感想
    • 組織行動論は、自社の分析と自分の分析に役立つので、授業中にいつも’ もしも当社だったら、自分だったらどうなるか’ と考え、授業中にも質問と発言ができるので積極的に授業に参加できる科目です。
    • 他国の生徒が企業の社会的な問題点について、自分とは違う視点の意見を発表してくれる為、議論がどんどん進みます。非常に面白い授業です。


Class of 2017

  • MGT 345 Organizational Behavior (4 units)
  • 教授
    • Prof. Katharina Pick
  • 使用テキスト
    • Bolman, L.E. & Deal, T.E. (2013) Reframing Organizations: Artistry, choice and leadership (5th ed). San Francisco, CA: Jossey-Bass.
  • 授業内容
    • 1年目 秋学期のコア科目。組織行動学における伝統的なフレームワーク(マズローの欲求5段階説、X理論とY理論、ハーツバーグの動機付け理論等)や主要なコンセプトについて、テキストおよびレクチャーを通じて学びつつ、マネジメント層が直面する企業行動における問題事象を4つの異なる観点(Structural[組織構造], Human Resources[人的資源管理], Political[社内政治/権力構造], Cultural[組織文化/風土])から捉え、解決に向けた洞察を得ることを狙いとしています。
    • 授業は、レクチャー(約1時間) + ケーススタディ(約2時間)の形式で行われ、ハーバードビジネスレビューが主なケース事例として扱われます。また、成績に占めるClass Participationの割合も高く、ノンネイティブとはいえ、授業中の積極的な発言が求められます。
    • グループプロジェクトは、4~6人 1組で行われ、上記の4つのフレームワークを軸に、対象企業を分析します。セメスターを通じ、段階的なアウトプットが求められるため、円滑なグループワークが必要になります。
  • 成績評価
    • Class Participation 35%
    • "In the Press" Discussion (オンライン掲示板上でのDiscussion) 30%
    • Organizational Analysis(グループプロジェクト) 35%
  • 感想
    • [Class of 2017 K.N (銀行出身)]
      • チームメンバーの動機付けや、グローバルベースでのリーダーシップの発揮等、今後の自らのスキルアップにとって、有意義な授業だったと思います。自身の過去の失敗例を、学んだコンセプトや理論と常にリンクさせることを意識しながら受講することにより、学びがさらに深まると思います。
    • [Class of 2017 K.H (メーカー出身)]
      • 組織を動かしていく中で、「部下が自発的に動いてくれない」、「上司が十分にサポートしてくれない」、「新しいことを始めたいが抵抗勢力となる部門がある」等の壁に当たることがあるかと思います。この組織行動論の授業では、そのような壁にあたった際の一つの有効な方法論(4つの異なる視点で問題を捉え・解決策を導く)を学ぶことができました。
      • ケーススタディでは、過去の事例だけで無く、成長企業のAirbnb、Tesla、Uberの組織的な成功要因、スキャンダルが起きたユナイテッド航空やフォルクスワーゲンの組織上の問題分析等、時事トピックを扱う点でも興味深い授業でした。
    • 文責 履修生一同 (Class of 2017)

Class of 2007

  • MGT 345 Organizational Behavior (4 units)
  • 教授
    • Prof. Craig L. Pearce
  • 使用テキスト
    • Managing for the Future-Organizational Behavior & Process
    • by Ancona, Kochan, Scully, Van Maanen, and Westney.
  • 授業内容
    • 組織行動論の基礎を学ぶコア科目で、通常、最初の学期に受講します。
    • 最初のクラスで、旧来型の組織の特徴との比較において現在の組織の5つの特徴(「フラット」「フレキシブル」「ダイバース」「ネットワーク」「グローバ ル」)定義したあと、組織分析に不可欠な3つのレンズ(「戦略的」「政治的」「文化的」)について学び、さらに意思決定、摩擦、コミュニケ-ションといっ た観点から組織そのものと組織における個人の役割、影響力を学んでいきます。
    • 授業ではケースやロールプレイなどが何度も行われ、実際に自分が「リーダーとして」、あるいは「フォロワー」として、どう考え、どう行動するかを擬似体感させるための工夫が随所に見られます。例えば、性格診断テス トを受けて自分の性格タイプを知り、各タイプがリーダーとして行動する際にどのような強みや弱みとなりえるかの分析があったり、映画「アポロ13」や 「12人の怒れる男」を題材に意思決定におけるジレンマや力学を学ぶ授業がありました。
    • コア科目の中では成績評価に占めるクラス貢献(クラスでの発言)の比率(40%)が高いクラスです。実際、教授もクラスでの発言を強く求めますが、クラスの雰囲気はアットホームで、学生を指名する場合も 緊張感を解くよう工夫し、どの発言も頭からは否定せず、よい点を見出そうとしてくれます。
  • 成績評価
    • Class Participation 40%
    • Mid-term Project 30%
    • Final Project 30%
    • Mid-term Project:
    • 個人によるプロジェクトで、① さまざまな実例を挙げて自分の性格(3つ)を述べ、 ② リーダーを務める際に、それらの性格が自分やチームに与える影響を分析するレポートの提出します。
    • Final Project:
    • グループプロジェクトで、グループ(4名程度)で1つの組織を選び、その文化を分析します。コアとなる文化を拾いだし、 ① その組織(文化)を隠喩で表現し、 ② その文化をサポートする証拠を提示します。プレゼンテーションとレポート提出があります。
  • 感想
    • 教授のプロフェッショナル意識が非常に高く、3時間の授業が毎回計算されていて、最後まで飽きることがありませんでした。
    • 「3.授業内容」でも述べましたが、教授はクラス内で発言をしやすい雰囲気づくりにつとめてくれ、英語を第二外国語とする学生の発言をうまく拾ってくれました。
    • 一方で、プレゼンやレポートに対しては非常に厳しく、「決して手抜くな。本気でやらないと意味がない。」と提出期限のかなり前から何度も繰り返しプレッ シャーをかけ、提出レポートのホッチキスの位置まで細かく指定するほどです。そして、アメリカの文化として学生をまずは誉めるタイプの教授が多い中にあっ て、同教授はプレゼン時の論理の飛躍や実証の不足に対しては厳しいコメントを浴びせかけます。それを嫌う学生もいますが、本気でやればやるほど、自分の考えやプレゼンで何を聴衆に伝えるべきかの思考をストレッチさせる絶好の機会となるでしょう。 成績評価は厳しいというのが、教授への学生からの一般的な評価です。
  • 文責 履修生一同 ( Class of 2007 )