1.教授
Prof. Roberto Pedace
2.使用テキスト
The Economics of Labor Markets, 7 th edition.
By Kaufman, Bruce E. and Julie L. Hotchkiss
3.授業内容
労働経済学的視点からの労働市場の振舞い及び人材マネジメントの基礎を、統計的手法を用いながら扱います。効果的人材マネジメントを遂行するに当たり必要となる、市場の諸条件が人材供給・賃金に与える影響及び、労働者の動機付け要因の理解という一般的なところから、従業員選抜や訓練、報酬に関する諸戦略の理解という、より企業施策的なところまでカバーします。
また、教授が事前に提示する多数の関係記事出版物の中から興味のある物を選び、各人が授業内容と関連付けながらプレゼンテーションを行う事によって、クラス全体で理解を共有します。
4.成績評価
Homework 30%
Presentation 30%
Final Exam 40%
5.感想
分野的にはミクロ経済に属します。私は経験は無いのですが、おそらく大学経済学部で扱う内容とかなりダブっているんだろうな、と感じました。実際、参考を求めてウェブ検索をかけると、同じような内容が各大学の経済学部で提供されているようです。よって私のような経済学部以外の出身者には、結構新鮮な内容で楽しめました。また当然なのでしょうが統計学的色彩がかなり強いです。しかし、それゆえの限界についても自覚的に扱われています。
実はこの科目は、今学期から始まった新しい科目で、教授も我々の反応を見ながら授業を構築していたようです。クラスの人数も 10 名以下で、教授生徒間のやりとりはまさしくアットホームなものでした。最後のクラスでは学生達が、「これはいいクラスだった。来年以降も続けるべきだ!」と教授に向けて賛辞を送っていました。
文責 履修生一同 ( Class of 2007 )