MGT 322 Advertising Practicum (4 units)
1.教授
Prof. Stephen Rapier
2.使用テキスト
Advertising and Promotion: An Integrated Marketing Communication Perspective w/ Power Web, 7th Edition
by Belch, George E. and Belch, Michael A. (2007)
3.授業内容
本授業はその名の通り、教科書やケース、講義を中心とする Advertising の一般的な授業とは一線を画し、実際の広告代理店の業務やクライアントとの人間関係構築など、より実務的な内容に焦点をあてたものになっています。実際に学期を通して、受講者は全員広告代理店のエージェントとしての役割を与えられます。今回のクライアントはドラッカースクールの Executive Management Program (以下 EMP )で、最終提案の場にはドラッカースクールの学長も参加され、かれらに対して受講者が直に広告提案を行いました。
最終提案に至るまでに、受講者はおよそ二週に一度のペースで、実情調査計画や調査結果、競合分析などの発表を課せられます。実際の調査は EMP の学生及び卒業生などに EMP の特長などをアンケートし、それらのデータを基に EMP の広告を創造していきます。もちろん扱われる用語や関数などは指定のテキストに詳しく解説されているので、知識としての広告についても見識を深めていくことになります。
また学期中、教授が副社長を務める Pasadena にある実際の広告代理店を訪問し、そこで行われている生の広告提案業務に触れることができます。
4.成績評価
Individual’s Class Participation: 20 %
Group Projects: 40 % (4 times, 5 pages each)
Individual Projects: 40 % (twice, 3 pages each)
5.感想
学問としてだけではなく、実務としての広告を体験でき、また MBA 的なフィールドワークも充実した非常に意義のある授業でした。特にドラッカースクールをクライアントとしたことで受講者全員が広告に真剣に取り組むことになり、最終提案では学長を交えて「いかにドラッカースクールを知らしめるか」にかなり熱い議論が交わされました。我々の発表をもとに、実際に Yahoo のキーワードサーチを購入してくれたことは、受講者全員に自信と達成感を与えることになりました。
フィールドワークの場を提供してくれた Prof. Stephen Rapier は、その知識もさることながら、受講者の創造性を第一に尊重するところなど、広告業界に必要とされる人間性をありのままに体現していたように思います。事実、最終提案後には、受講者全員と共に飲みに行くなど気さくなところもあり、ノミニケーションにも理解がありました。
文責 K. T. (Class of 2007)