Triton X114法
Triton X114は20-30度で曇点(Cloud point)になり相分離(aqueous phaseとdetergent phase)を起こす。
遠心により簡単にdetergentを除くことができる。
20150117 少し改変。
- O-MEM+1% Triton X114(x100) を作る。冷やしておくこと。DNase処理をするならここに2 mM MgCl2 (x500) と200U DNase I (20 uL/1mL)を加える。
- トランスフェクションから2-3日後、冷やしたPBSで細胞を2回wash.
- O-MEM + 1% Triton X114を加えて、細胞を溶かす。
- 細胞溶解液をファルコンチューブに移して、Vortex
- 37度、1時間(DNaseを入れる場合は、処理も兼ねる)
- エッペンチューブに移して、遠心 30度、13,000 rpm, 5 min
- 上清を回収。ストックは-80度で保存。
AAVはFreeze and thawに強い。
大体、30-100 uL/35 mm dishでほぼ100%感染する。
Freeze and thaw法(これが一般的。取れるときと取れないときがある)
- トランスフェクションから2-3日後、0.5 MのEDTAを 200 uL (最終濃度10 mM) になるように培地に添加し、3-5分室温でインキュベート
- ピペッティングで細胞をはがし、全ての培地と細胞をファルコンチューブに移す
- 遠心 1000 rpm, 3 min
- 上清を除き、新しい培地 1 mL で懸濁し、エッペンチューブに移す
- Freeze and thawを4回繰り返す。-80度に15分くらいで凍る。
- 最後に、遠心して上清を回収する。ストックは-80度で保存。
AAVはFreeze and thawに強い。
大体、30-100 uL/35 mm dishでほぼ100%感染する。