研究紹介

(学生)

石井 明衣

物質系専攻 佐々木研究室 修士1年

「日本蛋白質構造データバンク (PDBj)」 より

研究紹介 

ンパク質が力を検知する仕組みを調べる

タンパク質は私達の体の中で重要な役割を果たしています。PIEZO1というタンパク質は力が加わったときに左図の中心部分が変形して力を教えてくれるセンサーのような役割をしています。PIEZO1がどのように変形していくか = 動きを調べようとしています。

大型放射光施設で実験

タンパク質はとても小さく、その動きはとても速いので研究室内の装置では測定できません。そのため、1000分の1秒ごとに写真を取ることができる高性能な装置のあるSPring8で実験をしています。

病気の治療や薬の役に立つ可能性

PIEZO1は骨密度の調整やマラリアのかかりやすさなどにも関連していると言われています。PIEZO1の性質を解明することで治療や予防につながると嬉しいです。