国立屏東大学

【交換留学】

色々な人に出会い、諦めずにやり抜いた3か月間

2022年10月~2023年1月

松廣 理沙(参加時3年生)

国際コミュニティ学部国際政治学科

コロナ禍での気持ちの変化 ~留学を決めた理由

 私が留学をしようと思ったのは、実際に現地に行き、自分の目で色々なことを確かめたかったからです。入学してすぐは新型コロナウイルス感染症の影響で、国際交流のイベントには、主にオンラインで参加していました。オンラインイベントで様々な国から集まった学生と関わる中で、日本人がいない環境で長期間生活をしたいと思うようになりました。また、2年生のときから、本格的に中国語の勉強を始めたため、中国語圏である台湾への留学を決めました。

挑戦と感謝 ~大学の授業とたくさんの出会い

 私は、中国語の授業の他に、以前から興味を持っていた心理学と教育の授業を履修しました。中でも心理学の授業は、自分の専攻と異なるだけでなく、中国語で行われるため、授業内容を理解するのに時間がかかりました。初めて教室で授業を受けたときは、内容の理解がほとんどできず、履修するのをやめようかなというネガティブな気持ちにもなりました。しかし、授業終わりに先生に英語で補足説明をしてもらったり、クラスメイトに助けてもらいながら、最後まで頑張ることができました。

 授業外では、ルームメイトや現地でできた友人とご飯を食べに行ったり、高雄や台南に遊びに行ったりしました。1人ではできないことや、難しいこともありましたが、たくさんの人に助けてもらいながら、楽しく生活を送ることができました。

自分の思いを発信できるように ~留学体験を経て

 留学を通して、自分の意見や希望を相手に明確に伝えられるようになりました。

 最初の1か月は、自分の中国語や英語に自信が持てず、黙り込んでしまうことが多くありました。受け身の姿勢のままではいけないと思い、分からないことは、自分から先生や友達に聞きに行ったり、自分がどうしたいのかを、相手に言葉にして伝えることを意識して頑張りました。

 自分の意見を伝える場面は、大学内外問わず、たくさんあります。今後はどういった場面であっても、はっきりと伝えられるように、日頃から自分の意見を持つということを大切にしていきたいです。

留学への挑戦 ~後輩へのメッセージ

 留学したいと考えている人や留学に興味がある人には、機会を見つけ、留学するという選択肢を選んでもらいたいです。最初は、周りと違う選択をしたことで焦りや、上手くいかないことばかりで後悔してしまうかもしれません。

 ですが、一つ一つ乗り越えていくことで、次第に留学していることへの嬉しさ、楽しいという気持ちが勝ってきます。私は、新型コロナウイルス感染症の影響で留学開始時期が遅れてしまいましたが、留学できないときも諦めずに、最後まで頑張ることができて良かったと感じています。ぜひ皆さんも、諦めずに留学に挑戦してみてください。

過去の体験記はこちら

2019年度