アシャッフェンブルク応用科学大学

【交換留学】

人生で一番充実していた一年間

2018年10月~2019年7月

普門 舞(参加時2年生)

人文学部英語英文学科

自分の殻を破るために

 小学生の時に親の仕事の都合でドイツに住んでいたこともあり、ずっと外国語が身近にある環境で育ちました。大学に入学し、初修外国語にドイツ語を選択して本格的に勉強を始めました。そして、大学1年生の時にドイツからの交換留学生2人に出会ってからドイツ語に触れる機会も多くなり、いつかドイツ語を武器にして、人の役に立つ仕事をしてみたいと思うようになりました。また、昔から内気な性格の自分自身を変えられる良い機会になると思い、ドイツへの交換留学を決意しました。

山あり谷ありの一年間

 留学中は楽しいこともたくさんありましたが、同じくらい悔しい思いもしました。授業が始まる頃に留学生歓迎会があり、私の知らない国から来ている人たちもいて世界の広さを実感しました。しかし、始めの頃は自分から話しかけることができず、周りの学生たちが英語で楽しそうに話しているのに、何もできない自分を何度も責めていました。人見知りのせいで仲良くなるのに時間がかかってしまったけれど、一緒にご飯を食べたり、プレゼンの準備をしたりと充実した時間を過ごせました。私の拙い英語をちゃんと聞いてくれて、恥ずかしがらずに自信をもって声をかけてみようと思えました。留学先の大学にはビジネス・法律と工学の二つの学部があり、私はビジネスの分野の授業を受けていました。残念ながらビジネスは私の専攻ではなかったので、毎回の授業が目新しいことばかりでついていくのが大変でしたが、貴重な体験になったと思います。ほとんどの授業は英語で進められていましたが、ドイツ語の文法や会話表現を習うクラスではドイツ語で授業をしていました。私はこの授業が一番好きで、この授業を通じて習った表現を実際にお店で使って伝わった時の喜びがとても大きかったです。

一期一会の出会い

 留学をしている間に、ドイツ語や英語を使って仕事をしている日本人にたくさん出会いました。まだ漠然とした目標ですが、私もドイツと日本に関われるような仕事をしてみたいと思いました。一年間という短い時間でしたが、そこで出会ったたくさんの人たちから多くの刺激をもらいました。今後は自分の目標に近づけるべく、日々の努力を積み重ねて頑張っていきたいです。