暨南大学

【交換留学】

将来を真剣に考えた結果が留学

2018年2月~2019年1月

太田 光亮(参加時3年生)

法学部国際政治学科

生きていく力が欲しい

 入学してすぐに将来に不安を感じ、4年間の大学生活をそのまま卒業して就職しても幸せにはなれないと思うようになり、自分が幸せに生きていける力を付けたいと考えていました。その中で、英語と中国語は自分で勉強していても楽しいと感じていた上に、必ず話せるようになりたいという思いがありました。加えて、社会で求められている力だとも言われています。語学力を高めるなら留学をしてしっかり身に付けたいと思っていたので、留学を決めました。

ゆったりとした前期と課題に追われる後期

 前期は華文学院で中国語を専攻し、後期はJournalism & Communication学院で英語を使って専門科目を履修し、かなり違う環境を経験しました。華文学院では各国から来た留学生とともに中国語を学んでいました。中には中国語で劇をしたり、芸術鑑賞をしたり、座学だけではない企画もあり、学生同士の交流が多くありました。ジャーナリズム学部では、前期とは対照的に現地の学生とともに、英語で専門知識を学びました。クラスメイトには中国人ではない人もいるので、基本は英語で授業を受けますが、中国人の先生の授業では中国語を話すこともあります。華文学院ではゆったりとした日程の中でクラスメイトと和気あいあいとした雰囲気でしたが、一方ジャーナリズム学部では課題の量とプレゼンテーションが多くあり、現地の学生について行くのに大変でした。

言葉が話せるだけでは物足りない

 日本にいる間は日本語以外の言葉が話せる人が特別に見えていましたが、中国に来るとその感覚は薄れました。数年を費やして外国語が話せるようになったとしても、やっとその国の人と同じ言葉が使えるようになっただけであって、他に何かができるわけではないということに気づきました。私が長い時間を費やして中国語と英語を学んでいる間に、英語がもともと話せる人は、中国語を学び終え、すぐ新しいことに挑戦できます。それには勝てないと思いました。語学以外の力も必要だと思ったので、今後は新しい力を身に付け、語学力はその手段として仕事で使っていこうと思います。