韓国・啓明セミナー

【海外セミナー】

2023年度報告書

語学クラス

韓国語の授業を受ける時、ツアーに行く時、バディ交流をする時などのためにグループ分けレベルテストがあります。テストは20~30分くらいです。

テストの結果と韓国語の勉強歴で6つのクラスに分けられました。初日に授業を受けてみて、ついていけそうにない、または、もう少し内容が難しくても大丈夫と感じた場合、クラスを変更してもらうことが可能でした。レベルは3段階あり、それぞれ教科書が違います。レベル1が1,2,3クラス、レベル2が4,5クラス、レベル3が6クラスでした。一番上の写真はレベルテストの様子です。

基本的に9時から12時50分までの約 4時間、韓国語の授業が行われます。50分授業をして10分休憩を4回繰り返し、その後各自でお昼ご飯を食べます。文化体験授業がある日は14時に集合し、バディと移動して授業を受けます。

文化体験

《韓国伝統礼節と韓服》

韓国の代表的な衣装である韓服を着て、伝統的な結婚式の特徴やお辞儀の仕方、座り方などたくさんのことを学びました。代表の男女2名がみんなと違う韓服を着て、韓国の伝統結婚式、合排礼を体験しました。

茶礼作法では、お茶と先生の手作りお菓子を頂きました。静かにお茶を楽しむ日本の茶道とは異なり、茶礼は皆で会話をしながら楽しくお茶を飲むのが特徴です。

《KPOPダンス 》

始まる前からK-POPの曲が流れていました。授業を受けるまで、どの曲を踊るか分からなかったので、みんなわくわくドキドキでした。準備運動もしっかり時間をかけて行われるため、ストレッチ素材の動きやすいズボンを用意しておくとよいと思います。 振り付けも簡単なようで、実際に踊ってみると難しかったのですが、簡単な韓国語で、体で表現して教えてくださったので、楽しみながら踊ることができました。

《サムルノリ》

韓国に古くから伝わる伝統芸能「農楽」を舞台芸術としてアレンジした、パーカッション・アンサンブル、サムルノリを体験しました。初めに、先生からそれぞれの楽器の特徴を説明してもらい、各自で体験したい楽器を選び演奏しました。初めての体験でしたが、先生方が優しく、終始和やかな雰囲気で楽しかったです。難しい楽器もありましたが、最後にみんなで1つの曲を演奏し終えた時は、達成感を味わうことができました。

《テコンドー》

テコンドーは、韓国で生まれた近代武道です。多彩な足技が特徴的で、「足のボクシング」と言われています。2人1組になり蹴りやパンチの練習をしました。先生のテコンドー技をみんなで見学し、10枚以上の木の板を片手拳で叩き割る姿は迫力満点でした。

《カリグラフィー》

カリグラフィーとは、ギリシャ語で「美しい書き物」を意味し、文字を美しく見せるための手法のことを指します。自分の好きな言葉を決め、韓国語で書く練習をして、自分のタイミングで本番の紙に書き写しました。

寮について

部屋は二人一組で、ベッド、勉強机、クローゼットがそれぞれ2つずつあり、収納場所がたくさんあるので便利です。宿泊前に宿舎共有のカギと各部屋の暗証番号を伝えられます。宿舎共有のカギや洗濯カードを紛失してしまうと10,000ウォン支払わないといけないので、無くさないように注意してください。基本的に1日に1回、夜23:00に点呼があります。特別な用がありどうしても帰りが遅くなる場合は、点呼担当のバディーに連絡をすれば多少遅刻しても大丈夫です。

2階には、冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、ドライヤー、自動販売機、洗濯に使う洗剤・柔軟剤、ウォーターサーバーが使える共有スペースがありました。机とイスがあり、テレビでYouTubeを観ることもできて、とても快適です。

洗濯は、入寮した際にもらったカードにお金をチャージし、機械にかざすことで使用できます。洗剤と柔軟剤は共有スペースやエレベーター近くに置いてありました。

寮は大学敷地内の山側にあり、教室が集まっている中心エリアから離れていますが、高い場所にあるため、部屋からの景色はとてもきれいです。

食事

3週間のキャンプでは様々な韓国料理を堪能しました。プログラムで提供される食事は本格的な韓国料理でした。また、啓明大学周辺は食堂(とんかつ・サムギョプサル・洋食など)が多く賑わっています。バディは行きつけの美味しいお店をたくさん知っているので、ぜひおすすめのお店を聞いてみてください!!

キャンプ中に日本食が恋しくなりました . . . 。白ごはんは韓国のコンビニでも売っています。インスタントの味噌汁やカップ麺、お茶漬けの素、お菓子を持って行くことをおすすめします。韓国では辛い料理や脂の多い肉料理を食べる機会が多いため、自分に合った胃薬は必需品です!!

野菜を食べることが少なかったように感じました。野菜ジュースや青汁、サプリを積極的に摂取することで、野菜不足を解消できます。

自由時間の過ごし方

授業終わりにはバディとカフェで交流を深めたり、カラオケや写真館(日本ではプリクラ)で思い出の写真を撮ったりしました。

週末の過ごし方として、バディや友人と大邱の市街地へショッピングに行ったり、部屋でゆっくり休むなど自由な時間を過ごすことができます。連休を使ってソウルに遊びに行く人も多かったです。ソウルへは、KTX(日本で言うと新幹線のような乗り物)を使って行きました。ソウルに着いてからは地下鉄やバス、タクシーを利用して移動しました。韓国は日本と比べて交通費がとても安かったです。ショッピングをしたり、カフェに行ったり、KPOPアイドルの事務所巡りをしました。

お金のこと

韓国ではキャッシュレス化が急速に進んでおり、支払いがスムーズなので、基本的にクレジットカードで支払うことをおすすめします。

寮の洗濯・乾燥機、自動販売機、交通費、韓国の屋台での支払いは現金のみなので注意してください。友人と外食に行った際に、クレジットカードで個別会計ができないお店もありました。プログラムのスケジュールは、授業や文化体験がきっちり組まれており、大学近くの銀行(平日午後4時まで)に換金をしに行く時間はほとんどありません。出発前に換金は必ず済ませておいてください!!

参加者へのアドバイス

初めての海外で不安なことだらけでしたが、とても充実した3週間を過ごすことができました。私が啓明セミナーを通じて感じたことは、自分から積極的にバディに話しかけ、分からないことは翻訳機を使いながらでもたくさん話してコミュニケーションを取るとよいということです。また、授業で習ったことをバディや友人との会話で使うことでより身につくと感じました。怖がらず、恥ずかしがらず、自分から話しかけることが大切です。バディの皆さんはとても優しいので、ゆっくり話しても私の言いたいことを聞き、汲み取ってくれました。このキャンプへの参加を考えている人は、ぜひチャレンジしてみてください。私は海外ということもあり、周りの目を気にせず、たくさんのことに挑戦し、成長することができたと感じています。

報告書PDF(学生専用)

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グループA(授業について).pdf
啓明グループB(寮について).pdf
啓明グループC(課外活動について).pdf
啓明グループD(現地生活について).pdf

過去の体験記・報告書はこちら

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