淑明女子大学校

【交換留学】

人生で最も濃く短かった10ヶ月

2022年2月〜2022年12月

衛藤 恵美(参加時4年生)

商学部経営学科

思い切って挑戦 ~留学を決めた理由

 大学生の時から韓国に興味があり、いつかは留学してみたいと思っていました。しかし、大学1年生の終わり頃から新型コロナウイルス感染症の影響で交換留学が中止され、留学について考える機会はほとんどありませんでした。しかし、3年生の後期授業の始まりに交換留学が再開すると伺いました。大学生活の中で何も挑戦することがなかった私にも、留学できるチャンスがあるなら挑戦してみたいと思い、応募しました。

コロナ禍での留学

 私が留学した年は新型コロナウイルス感染症の影響で、前期は非対面、後期は対面と、授業スタイルががらりと変わり、対応していくことが大変でした。前期はほとんどがzoom授業で、対面授業のときより、質問をする勇気が必要でした。授業時間外で先生に会えるタイミングがないため、分からない時は積極的に質問するように心がけていました。

 留学当初は韓国語が全然分からず、授業内容を理解するのが大変でした。授業を録音したり、映像授業の時はスピードを遅くして聞きました。必死に聞いて韓国語に次第に慣れてくると、録音なしでも授業を理解できるようになり、自信が付きました。

 テストはペーパーテストが多く、中にはレポート提出で成績をつける授業もありました。今まで韓国語で長文レポートを書いたことがなく、とても時間がかかりましたが、完成したときは達成感でいっぱいでした。留学生のための授業や日本語会話の授業も受講していて、たくさんの外国人留学生や韓国人学生の友達ができました。授業終わりや休日に一緒に遊びに行く等、友人関係も大変充実していました。

私の「普通」はみんなの「普通」ではない ~留学を体験して

 留学を経て変化したことは、物事を見る視野が広がり、良い意味で周りの人を気にしなくなったことです。私は大学4年生で留学に行く予定だったので、年下の学生達しかいない状況だろうと想像していました。しかしいざ留学してみると、20代後半で留学している外国人留学生がたくさんいて、私が考える「普通」は誰かの「普通」ではないということを強く感じました。自分がやりたいことはやりたい時にするべきで、周りの目を気にして行動するチャンスを逃すのはとても勿体ない、自分の気持ちに正直でいたいと思うようになりました。

 また、やりたいことを実現するために努力を惜しまないことの大切さも知りました。これからやりたいことに挑戦する際は、この留学経験を振り返り、がんばっていきたいです。そして留学を考えている人へのサポートをしたいと思いました。

思う存分吸収して帰ってきてください ~後輩へのメッセージ

 留学前にしっかり準備して、勉強と遊びどちらも充実させ、留学生活を思いっきり楽しんでほしいです。日本との文化の差を感じ、良い面も悪い面も感じると思いますが、それは現地にいてこそ感じられることだと思います。それも楽しんで沢山の人と関わり、いろんなことを吸収して健康に過ごしてください!応援しています!

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2019年度