NZ選抜セミナー

2023年度報告書

「学校生活について」

<授業> 

授業:週5日/ 9:00-13:00

人数:1クラス約20人

先生:2名

国籍:日本、中国、韓国、アフガニスタン、イラン、ベトナム、チリ など

授業は基本的に配られた教科書に沿って進んでいきました。

教科書の単元ごとに文法を学習しながら問題を解いたり、教科書に載っているスピーキングのトピックについてペアやグループで話し合いを行ったりもしました。

また、テスト前の期間はテストに向けてのライティングの練習やスピーキングテストに向けてのペアでのディスカッションを多く取り入れた授業を行いました。

<教室の様子>

私達のクラスは現地に住んでいる人が多く年齢層も様々でしたが、多国籍なため英語学習に意欲の高い生徒が多く賑やかな雰囲気で授業が行われていました。文法についてわからないことがあれば先生はもちろんですが生徒同士でも教えあったりしながら理解を深めることができました。また、休憩時間には各国のお菓子を持ち寄ったりしながらコミュニケーションをとっていて明るいクラスでした。 

<時間割>

私たちのクラスは週5日間で毎日朝の9時から昼の1時までが授業でした。クラスによっては週4日間で、月曜日から木曜日まで朝の9時から昼の3時まで授業で、金曜日が休みというところもありました。 1時に授業が終わってから昼食を食べ、2時からボランティア活動をしていました。

毎週金曜日にはFriday Activityという留学生向けのイベントが行われていました。誰でも参加することができ、バスでいける範囲内の有名な観光地や地元の自然溢れるビーチなどにつれて行ってもらうことができます。ビーチバレーをしたり、有名なアイスショップに行ったりしながらまちの魅力に触れることができました。

<ボランティア>

基本的には休みの日や放課後にボランティア活動を行いました。メインは市内にある図書館の2階のLEGOスペースでのボランティアでした。ここではLEGO教室で使用するピースを整理したり、子供と一緒にLEGOを使いながら遊んだりスペースをきれいに保つのが主な仕事でした。 そのほかでは少し離れた街の海岸のビーチクリーンや、ツリープランティングにも参加しました。現地までの交通費が自己負担の場合や、昼食やバスを出してくれるボランティアもあったので、場所や状況に応じて選んで参加するのがいいと思います。

「ニュージーランドの文化・生活について」

〈交通事情〉

ニュージーランドでは、車の利用者がほとんどで、公的な交通機関としては、主にバスが使われています。

電車は日常的に使うことはなく、街の中心のみを周る観光客向けのトラムがあります。

バスに関しては、沢山の路線があり、それぞれに番号が付いています。本数も多く、バスインターチェンジという街の中心部にあるターミナルからほとんどすべての路線に乗ることができてとても便利です。普段は、現金でも乗ることはできるのですが、バスカードを使っている人がほとんどです。バスカードはバスインターチェンジでも作ることができますし、大学でも作ることができます。お金をチャージして使うようになります。一度にかかるお金は学生だと1ドルで済むのでとてもありがたいです。

インターチェンジで常に更新されているバスの情報

〈人々〉

ニュージーランドは多民族国家なので色々な国の人たちが暮らしています。イランやアフガニスタンなどの中東の人たちや、インド、ネパール、タイやマレーシア、フィリピン、ベトナム、中国、韓国、日本などアジア圏の人たちもたくさんいます。多くの民族が同じ街で暮らすので、英語の特徴や癖も異なっていて聞き取れないときなどもあり、苦戦した時がありました。しかし、色々なバックグラウンドを持つ人々とコミュニケーションを取り、お互いの文化や価値観について語れるという経験は、自分の人生の中でとても良い貴重な経験であったように思います。それと同時に、英語圏ではない人たちとだからこそ、共に英語を学ぶ仲間として切磋琢磨しあえたことはかけがえのない思い出となりました。

クラスメイトとのテスト後のパーティーの時の様子

〈食事〉

食生活に関しては、あまり不安要素などはなく、色々な国の食べ物を楽しむことができました。もちろん日本食もあったのであまり自分の国の食べ物が恋しくなることも少なかったかなと思います。ホストファミリーが作ってくれるご飯もとても美味しく毎日楽しみに学校から帰っていました。写真を撮れない日もあったのですが、ほとんど毎日のように日々作ってくれたご飯は写真に残しています。今でも時々その写真を見返して、「あ、こんな料理も食べたな。」とか、「これ美味しかったな、また食べたいな。」など記憶が蘇ってくるので、もし留学など海外へ行く機会があれば食事記録などをしてみてもいいかもしれません。意外とその時の食事を思い返そうとしても思い出せないので、その時の記憶を呼び戻すためにはおすすめです。

ほんの一部ですが夕食の写真です

アジア料理も多めに作ってくれていました

「観光について」

〈人生1美しい星空〉

ニュージーランドは何といっても壮大な自然が魅力的です。私もできる限り沢山の場所に行って、多くの豊かな景色を楽しみたい、と思い色々行きました。でもまだまだニュージーランドはとても広いので、制覇はできませんでした。またいつかリベンジしたいなと思っています。私の心に残っている景色としては、やはり有名なテカポ湖の星空です。人生で間違いなく1番美しい星空を見ました。肉眼で見えないほど綺麗な星を、テレスコープを通してみましたが、まだまだ宇宙には知らない世界が広がっているのだなと、実感させられました。

特別なカメラで撮ってもらいました

〈初めての旅行〉

次に思い出深いのはウェストコーストです。初めてニュージーランドで仲良くなった人たちと一緒に旅行をしたということもあり、とても心に残っています。そして、人生初のカヤックを体験しました。最初はこんなに漕ぐのってハードなのかと思いましたが、数時間後には美しい森林を眺めながら川を下っていました。日本に帰ってからもアウトドア的なことをしたいと思っています。やったことのない色々なことを経験してみたいという想いがニュージーランドに行ったことでより大きくなった気がします。

カヤックの様子

〈オークランド旅〉

オークランドはニュージーランドの首都と間違えられがちですが、首都ではなくニュージーランドで最も都会と言われている都市です。実際にクライストチャーチと比較すると建物も高く、人が多く、都会を感じました。しかし、その中でもやはり美しい景色はたくさんあって、都会を感じるヨーロピアンな街並みはまた別の国に来たような感覚にさせ、山や丘からはどこまでも続く深い海と美しい街並みを見渡すことができます。私のお気に入りは、フェリーで渡った港町のデポンポートです。ジブリアニメの代表作である魔女の宅急便を思い起こさせる風景が広がる絶景でした。

デボンポート

〈クライストチャーチ〉

そして最後は私が日々を過ごしたクライストチャーチについて。クライストチャーチは街の中心部以外は閑静な住宅街と丘や山々、美しい緑と小川が見られるとても落ち着く居心地の良い町です。夕方になれば空がピンク色に染まり、星がはっきりと見え始め夜の訪れを知らせてくれます。また、意外と広いので少し移動すれば違った雰囲気の町を感じることができるのも大きな魅力であり、私の好きなところです。自分の大学からホームステイしている家まで帰る道が大好きでした。歩くのが楽しく気分を落ち着かせてくれるような心地良い場所です。また、いつか、必ず訪れたいと思っています。

私の部屋から見える夕焼け

「最後に…」

今回の4か月間のニュージーランド生活を通して色々なことを感じましたが、自分が今まで住んだこともない誰も自分のことを知る人がいない場所で生きてみることは案外楽しいです。自分自身を見つめ直せますし、新しい出会いがたくさんあって日々が豊かになっていくことがより強く実感できます。この経験は私の人生の財産だと確信しているので、このような経験をこれからの人生で増やしていきたいなと思っています。世界中どこへでも行きたいです。今まで目を向けてこなかった土地にもまた興味を持ち始めたので、とりあえずはたくさん行ってみようと思います。

最後になりましたが、この拙い文章を読んでくださってありがとうございます。何か少しでも留学に迷っておられる方の力になれたら幸いです。

私の中でのベストショット

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