イギリス・カンタベリーセミナー

【海外セミナー】

いろいろな出会いや成長があった3か月

2018年9月~2018年12月(約12週間)

名越 純平(参加時3年生)

経済科学部経済情報学科

留学を決めた理由

 私がイギリス留学を決めた一番のきっかけは、国際コミュニティ学部のJames先生との出会いです。それまでは漠然と「英語が話せるようになりたい」程度にしか意識していませんでしたが、1年生の時に必修の英語の科目でネイティブスピーカーの先生と出会ったことにより、自分の知っている英語の知識と、実際に海外で使われている英語とのギャップを知り、もっといろいろなことを現地に行って知りたいと思うようになったことが一番の決め手です。

波乱万丈な日々

 授業はレベル別にクラスが分けられ、それぞれのクラスで英語を学んでいきます。初めは英語を聞き取るだけで精一杯の日々が続きました。でも徐々に慣れていくことができ、また、日本の授業と違い学生同士でお互いの意見を話し合うといったディスカッション形式の授業が多く、授業内で困ったときもクラスメイトが優しく教えてくれることがよくありました。毎週たくさんの課題が出て、初めのうちは戸惑っていましたが、レベルに合わせてやり方を丁寧に教えてくれるので、とても力になりました。学外では、ホームステイ先の変更があったり、体調を崩して病院に行ったりなど、良い意味でも悪い意味でもたくさんのハプニングがありました。

留学を通しての成長

 今回の留学を通して、私にはいろいろな成長がありました。まず、失敗を恐れなくなったという点です。カンタベリーの学校では、授業内で発言を求められる機会がとても多いのですが、総じて日本人の学生は発言をしたがらない傾向にあります。私もその一人だったのですが、ある日先生に「もっと自分の意見に自信を持って、間違えてもいいから発言をしなさい。それが英語を上達させる唯一の方法なんだよ。」と言われ、その言葉が今でも印象に残っています。それがきっかけとなり、授業内でも発言をする機会が増え、スピーキングにおいては以前と比べ大きく成長したように感じます。また、ホストファミリーの変更や病院に行くなど、ハプニングがあった場合、自分で交渉し解決していかなければなりません。しかしその経験のおかげで何事にも自信を持って取り組めるようになりましたし、まず行動に移すという点でも成長につながりました。

英語だけではない

 留学と聞くと英語の学習ばかりをイメージすることが多いと思います。確かに英語の学習がメインですがそればかりではありません。たくさんの国の学生と知り合い、自分の知らないいろいろな文化を体験することができ、知らなかった世界や思いもよらない海外ならではの新しい考え方に触れることもあります。たくさんの出会いと別れがありますが、それらは確実にこれからの人生において大きな軸や財産になるはずです。もし留学に行こうか悩んでいたら、勇気を出してその一歩を踏み出してみてください。