放射能系の被害と対策
radioactivity_damage_and_measure, 2017.12.24, 2017.12.30, 評価:★★★
放射能という言葉は放射線と放射性物質をまとめた言葉です。 ウランやプルトニウムなど放射性物質という物質があり、それが出すのが放射線です。 放射線にはX線・ガンマ線などが含まれ、これらは電解電磁波に分類されています。 放射能自体は物理現象なので科学的に分析することで対処していくべきでしょう。
放射能は使われたら何も防御法がないような絶対的な加害手法ではありません。 放射能は物質を透過するときに弱まり、放射能が半分になることを半価といいます。 物質ごとに半価となる量、つまり厚さが異なり、半価を実現する半価層は、鉛で1センチ、鉄で2センチ、コンクリートで6センチだと知られています。 日本政府の原発関連の公式サイトでも、これを元に、日本の放射性物質の廃棄所では厚さ30センチのコンクリートで遮蔽していて、これで97%以上の遮蔽が可能だとしています。 コンクリートの32分の1価層ということです。 米国陸軍サバイバル全書によるとガンマ線の半価層は鉄・鋼で1.8センチとなっていて、放射線の種類によって半価率は異なります。 ちなみに10分の1にするには半価層の約3.3倍の厚さが必要となります。
放射線を防御するのであれば、鉛板や鉄板などを使い、なるべく隙間が出ないように囲むのがよいでしょう。 放射線は波の性質がありますので、海の波のように隙間があいているそこから入ってきてしまうはずです。 マイクロ波などの非電解電磁波も波ですから同じ性質があります。
< 参考 >
テク犯の防御には地下室が有利
放射線防護上の遮へい - 放射線影響と放射線防護 2017.12.30