ストレス対策

[Stress_countermeasure]

(2016/2/10)

ストレス耐性の強化

集スト被害者は、日々、理不尽なストレスにさらされていますが、人の我慢強さは、生まれつき変わらないような個人の特質ではなく、変化するものです。

高い地位や権力を持つ人などで、日常的にストレスを感じることが少ないような人が、そのような生活を長年続けると、ストレスへの耐性が弱まってしまい、 小さなことでもすぐに怒り出すようになったりします。老人のなかに、突然、怒り出す人を見かけることがありますが、これはストレスに弱くなった状態、スト レス耐性が低くなった状態にあるといってよいでしょう。

地位や権力そのものがストレスと感じてしまうような人は、そうはなりませんが、地位や権力が原因となるストレスはたいへん強いものになりやすいため、どちらがよいともいえないかもしれません。

ストレス耐性を強化する方法は、ゴルフなどのスポーツ選手が集中力を高めるトレーニングの一環として行われています。ゴルフのタイガー・ウッズ選手など が若いころから、ゴルフトレーニングに取り入れていることが知られています。ゴルフの試合、トーナメントなどは、一般の観客の中で行われますので、ノイズ キャンペーンのように様々な音で集中力を乱されやすい環境となっていす。これに対処するトレーニングとして意図的に集中力を乱すような、一見すると悪口や 嫌がらせのように見えるトレーニングを積み重ねてきたそうです。

これが集スト被害者のストレス耐性強化にも活用できます。小さなストレスが偶発的に発生するということに、体を慣らすことでストレスに強い体や精神をき たえることができます。ベテラン被害者であれば、すでに多少の嫌がらせを受けても、風が木の葉を揺らすようなものとして、心をかき乱されるようなことは少 ないかと思いますが、小さな嫌がらせが不快で、どうしても腹を立ててしまうような人は、ストレス耐性の強化を試してみるとよいでしょう。

ストレス耐性の強化方法は各自調べて、自分にあったものを選ぶとよいでしょう。パソコンを日常的に使う場合は、スクリーンセーバーの開始設定の時間を短 くするだけでも、操作が中断されるという小さなストレスを継続的に発生させることができます。初歩的なトレーニングとしてはちょうどよいでしょう。 (2016/02/10)