設計編1 - シェルター

必要な機能や設備など


Making-of-the-iron-plate-defense-wall-plan, 2018.4.6, 2018.10.19, 評価:★★★★


< 注意 >

注意点や全体の流れなどの説明



< 目次 >


自分の被害が電波系の被害か確認する


材料は鉄を使う


塗装・内装

中で生活するのだから内側だけは何とかしたい


厚さ倍増計画


ロッカーや二段ベッドなどのフレームを利用


形や大きさの設計


重さの見積もり


小部屋の基本設計


出入り口の設計


土台


寸法・実際の大きさ


アースの設置


通気口を作ろう


通気口やコード用の穴のカバー

理想は内外の両方をカバーして穴にも金網


スケジュールの見積もり



参考

参考 - テク犯シェルター作成




自分の被害が電波系の被害か確認する


思考盗聴や睡眠妨害、その他の体の不快感や痛みは多くの場合、電波系のテク犯攻撃を受けている可能性が高くなっています。そうとはいえ、音波系の被害である可能性や、両方受けている可能性もありますので、鉄板小部屋を作る前に、確認しておくべきでしょう。


テクノロジー犯罪の遠隔テクノロジーには色々な技術があります。小部屋は作るのにお金がかかり作るのも大変なので、まずは自分がどの技術で攻撃されているのかをある程度特定してから作るようにしてください。


電磁波被害でまず間違いないと分かったらアルミホイルやシートのような薄いアルミではなくホームセンターなどで売っている1ミリ以上のしっかりしたアルミ板や鉄板などで防御効果があるか確かめておいてください。


50×50センチで厚み1ミリ以上のアルミ板か鉄板を思考盗聴など電磁波攻撃されていると思われる方向と自分の頭の間に置いてみれば確認できるはずです。自分の手で持ってしまうと手から電磁波が流れてしまうので板には触れないようにしてください。


音声送信などは天井の電線を使っていることが多いようです。音声送信の妨害テストであれば頭の上を守るのがいいでしょう。


思考盗聴では面白いことに、使っていない電話線を物理的にカットしてしまうと被害が一時的に収まることがあります。電話線の他にはアンテナや家庭用の電線コードなども思考受信に使われることがあるようです。


電波系の攻撃と音波系の攻撃は、合わせて使われていることもあり、判別しにくくなっています。しかし、注意深く観察を続ければ、ある程度まで判別できます。


頭痛や体温情報、精神が不安定になるなどの変化は電波でも音波でも可能なので、これ以外のもので判別します。傾向としては、電波系攻撃にはすぐに変化が現れるものが多く、音波系攻撃には変化に少し時間のかかる傾向があるようです。(調査中)


また音波では思考盗聴が出来ませんので、思考盗聴や音声送信被害がある場合は電波系被害があると判断してよいでしょう。他には体の外部に強い痛みを感じるものも電波系攻撃である可能性が高いでしょう。また関節痛や特定の筋肉の誤作動なども電波系被害の特徴です。


これらの被害の自覚があるのであれば鉄板小部屋でかなりの被害が軽減される可能性があります。


加害者は常に被害者を思考盗聴して行動していることが多いとみられています。加害者は鉄板をかざしたときだけ思考盗聴しないなどの行動をとることも出来ますので注意が必要となります。こればかりは時間をかけてテストを続けるしかありません。2018.4.6, 2018.7.15




材料は鉄を使う


鉄板の材質は鉄かステンレスがよいでしょう。さびにくいという点ではステンレスのほうが優秀ですが、値段が鉄の3倍近く高くなってしまうので、3.2mmの厚さで作るとしても最低でも予算3万円程度は材料費がかかる小部屋を作るには向いていないでしょう。どうせお金を使うなら、もうひとつベッド用や自室用の小部屋を作ったほうがよいでしょう。


参考にホームセンターで値段を確認したところ、3.2×900×1800mmくらい鉄板が6800円で売っていました。箱型の小部屋にすると最低でもこの4倍程度の面積が必要となります。鉄板だけで3万円弱もかかってしまいます。


お金があればステンレスでもよいのですが、被害者は結果的に経済攻撃も受けていることが多いので安いに越したことはないでしょう。小部屋が思いのほか快適でなかったりして、使わなくなってしまう恐れもありますので、薄い鉄板でなるべく安く作って試してから、徐々に厚い鉄板を追加していくのがよいでしょう。


鉄板のさび止めにペンキを塗るなどしなくても、雨など水に触れない屋内であれば、10年くらいはそれほどさびずに使える可能性があります。鉄はさびるにはさびるのですが、その速度はかなり遅くなっています。


ホームセンターでもさび止めをしていない鉄板が店内で売られています。すぐにさびて劣化してしまうのなら商品をこんなふうに扱うことはないでしょう。


そうとはいえ室内に置くことを考えると家具のような扱いになるので、常識的にはさび止めというより塗装目的でペンキを塗っておいたほうがいです。さび止めをしないですませるという考え方は、テク犯被害で緊急性が高い場合や経済面を考慮した考え方です。できるのであればしたほうがいいです。


ステンレスを使う場合は、電磁波という電気と磁気を帯びて移動する波動を鉄板に誘導するというのが鉄板防御の仕組みですから、磁性のあるもの(磁石がくっつくもの)のほうが防御効果が高まるでしょう。


鉄板に誘導した電磁波は帯電しないようにアースで地面に逃がします。


磁性の仕組みは、ステンレス鋼の中のオーステナイト相・マルテンサイト相の占める割合によって決まり、 オーステナイト相は非磁性で、マルテンサイト相は磁性となっています。磁性があるものが多く、ないもののほうが少なくなっています。2018.4.6, 2018.5.13




塗装・内装


中で生活するのだから内側だけは何とかしたい


鉄小部屋を塗装せずに部屋の中に置くと、クロガネの城ではありませんが、黒い冷蔵庫のようになってしまいます。普通の人が見たときは違和感を感じてしまうはずです。


鉄をさび止めをしないでおくと表面からはさびが茶色い粉のように浮いてきます。その上に直接布団を敷いたり机を置いて中で暮らすというのは、生活スペースとしてはあまり現実的ではありません。たまに天井からさびた鉄粉が落ちてくるというのでは飲み物も安心して飲めないでしょう。


実際に自分で塗装するとペンキ代がかかるだけでなく、塗るのにも乾かすにも時間がかかるので注意してください。室内乾燥だとプロは4日くらいかけて乾かすそうです。厚く塗ると厚みも出るので設計にも影響します。


鉄板の表裏を一度には塗れないので、表を塗って4日乾かし、裏も同じようにすると、合計10日くらいかかることになります。テク犯被害が急激に悪化してしまった場合は間に合わなくなる恐れがあるので、小部屋完成後に落ち着いてから少しづつ塗装をするのでもいいと思います。


ペンキをハケで塗る場合は、薄く何度も塗るときれいに仕上がります。逆に一回ですべて塗るとどうしても垂れた玉ができたり、ムラができたりしてしまいます。手先の器用さにもよりますが素人がいきなりきれいに塗るのはかなり難しいです。


スプレー式のほうがきれいに仕上げやすいですが値段が高いのがネックです。そもそも、どちらにしろある程度の熟練がないときれいに仕上げるのは難しいです。塗装にこだわるのであれば、ペンキやハケ、スプレーなどの特徴をよく理解して、何か似たもの(ダンボールやアルミホイルなどが使える?)で練習しおくといいです。


塗る手順は鉄板やアングルを切った後にまず一度さび止め用の安いペンキで塗って、加工・組み立てが終わった後に削れたり汚れた部分を含めて、見た目のよい色でもう一度塗るというのが一般的な手順となっています。


楽してきれいに仕上げたい場合は、身もふたもありませんが、材料を買うときに業者に頼むといいでしょう。アングルをフレームにする場合はペンキの厚みが設計に影響するので、自前で塗装するよりも塗装されたものが安価で売っているのでこれを使ったほうが無難です。


時間や労力、経済的な問題などで、どうしても塗装できない場合でも、小部屋の外側は我慢するにしても、中の天井くらいは何か対処しておいたほうがいいです。下の床部分はシートやダンボールでも敷いておけば何とかなりますが天井くらいはさび止めをしておいたほうが無難です。


とにかく安く仕上げたい場合は、内部はダンボールをお店からもらって来て、両面テープで貼り付けて済ますという手もあります。すぐにはがれてしまったりするでしょうが、また貼ればいいだけです。


厚紙を貼るだけでも何もしないよりはマシになるはずです。厚紙なら鉄板に磁石で固定できるので、これが一番楽かもしれません。小物を引っ掛けるフックなども磁石のものが使えます。


ちなみに鉄は冷えるので下に敷くなら断熱材がお勧めです。


さび止めはせずに済ませたい場合は、後から防音材や断熱材を貼り付けるという手もあります。特にそれらの予定がない場合は薄い木の板を張るのがやりやすいだろうと思います。


壁紙を張ってもいいのですが、値段が思いのほか高かったり、きれいに張るのが難しかったりするので、小部屋作成で使ったボルトを流用して板を張るほうがきれいに仕上がるはずです。2018.5.13


< 関連 >

見た目のよい家具を目指して - 設計編2 - シェルター

追加できる機能や設備など 2018.5.13




厚さ倍増計画


集スト・テク犯の被害状況は、人によって様々でかなりの違いのあることはご存知の方も多いことでしょう。重度のテク犯被害者でない場合は、いきなりコストの高い厚さ1cmの鉄板小部屋を作る必要はない可能性があります。


これに対処する方法が厚さ倍増計画です。最終的に1cmの厚さを目指すのは同じですが、段階的に、2.3mm、5.5mm(3.2mm板を追加)、10mm(4.5mm板を追加)と厚さを倍増させていくことで、加害者のテク犯能力を確認しながら無駄なくテク犯防御が出来るはずです。


思考盗聴やその他の軽いテク犯被害であれば2.3mmの鉄板でもかなり防御出来るのではないかと予想されます。そのため、最初の2.3mmの段階で、加害者が、思考盗聴やその他の軽いテク犯被害を優先するであれば加害行為を弱めてくる可能性もあります。


調べたところ実際に流通している鉄板の厚さには規格があり、次のようになっていました。


1.6、2.3、3.2、4.5、6、9、10、12(mm)


そのため、これらの厚さのものを組み合わせて10mmにするか、いきなり10mmや12mmを使うかという選択肢になります。


厚さを増やしていく場合、組み合わせは自由ですが、3.2mmを3枚重ねて9.6mmにするか、2.3、3.2、4.5mmと増やしていき10mmにするなどとなります。2018.4.6, 2018.4.19




ロッカーや二段ベッドなどのフレームを利用


程よい大きさのローカーやベッドなどがあれば、そこに鉄板を貼り付けて固定していくことでも鉄板小部屋を作ることができます。鉄板を外せば元のロッカーなどとしても使えますので柔軟な対応も出来そうです。板状のものが固定できれば工夫次第でテーブルでも何でも流用できます。


サイズをそのロッカーなどに合わせる必要があるので、鉄板を買うときに必要なサイズに加工してもらうといいです。


問題は強度面で、厚さ10mmで1m四方の鉄板は重さが約80キロになってしまうので、元のフレームやベッドの足などが壊れないように補強したほうがいいです。2018.4.6, 2018.7.12




形や大きさの設計


基本的には、外側の大きさ、置く場所のスペース、出入りやそこまでの通路幅など、内部のスペース、中に入れる布団や机・イスなどの大きさなどを確認しながら決めていきます。


鉄は重く、大量に使うため値段も結構高くなってしまうのでなるべく小さいほうが安上がりです。自室と寝室で兼用できる最小サイズを目指すのがお勧めです。


実際のサイズ感は、ダンボール箱で同じ大きさのものを作ってみるとイメージをつかみやすいでしょう。寝室・ベッド用の小部屋では高さをどうするか悩むところですが、せまいと圧迫感があり、あまり高くすると重くなり、鉄の値段も高くなってしまいます。


夏と冬で布団の厚さなど寝具に違いが出てきますので、寝室用小部屋を作る際は冬のスペースを想定して設計したほうがいいでしょう。


自作では、自分で修復・拡張出来るのがメリットですが、後から200mm追加して大きくするような作業は大変ですから、なるべく初めから必要なサイズを慎重に設計しておいたほうがいいです。


実際の使用感はよく分かりませんのが創造してみると、温度管理がどうなるかが快適さのポイントとなりそうです。エアコンを使えれば問題ないでしょうが、そうでない場合は扇風機を中に入れることになるでしょうから、ある程度考えておかないと、せっかく作ったドアも結局開きっぱなしで使うようなことになってしまうかもしれません。


ちなみに温度さえ快適であれば、せまい小部屋でも慣れればむしろ安心感が生まれるなど、心に変化が訪れるかもしれません。2018.4.6, 2018.7.12


< 関連 >

せまいがすぐ慣れる - 運用編 - シェルター

使い心地や弱点の補強、製造販売・レンタル・リースなど 2018.7.12




重さの見積もり


鉄の比重が7.85(*)でステンレス鋼もほぼ同様として計算すると次のようになります。(*水の7.85倍という意味)


< 1m四方の板(小部屋用など) >

1000×1000×10mm = 78.5kg

1000×1000×5mm = 39.4kg

1000×1000×3mm = 23.5kg


古い木造住宅では床が抜けてしまう可能性もあるので注意してください。


< 900mm四方の板(寝室・ベッド用) >

900×900×10mm = 63.6kg

900×900×5mm = 31.8kg

900×900×3mm = 19.1kg


シングルサイズのベッドが180(縦)×90(横)×90(高さ)cmで小部屋にすると10枚の板が必要となるので、最低で191kg、最大で636kgという高重量になります。これにさらに中に入る人の体重が追加されますので、ベッドの耐久力を超えてしまう恐れがあります。耐久力をあらかじめ確認しておくか、初めからベッドの上に小部屋を配置しないようにするとよいでしょう。厚さ1cmともなればパイプベッドなどは壊れてしまう恐れがあります。


ベッドによっては下から重さを支えるよう補強すればそのまま使えるかもしれません。


ちなみに180×90cmの板を注文してしまうと、自宅の出入り口や階段スペースを通れない恐れもありますので、あらかじめ通路のスペースを確認しておいてください。2018.4.6, 2018.5.14



予算の見積もり


気になるお値段の計算です。鉄板を鋼材屋さんで買うとキロ単価で計算されます。管理人が買ったときは1キロあたり165円とガソリンよりも少し高いくらいのお値段でした。フレームなどになるアングルは3ミリ×5メートルのものが1000円くらいで売っていました。


鉄板もアングルもさび止め用の塗装(ペンキ)ありだともう少し高くなります。ちなみに塗装はきれいに平らに塗るのは素人には技術的にかなり難しいので塗装済みのものを買うのがおすすめです。自分でペンキを塗ると乾くのに何日もかかるので緊急の場合は注意してください。


本題の重さの計算は、まず体積を計算して鉄の比重7.85倍するれば分かります。


例) 厚さ3.2ミリで1×1.5メートルの鉄板の重さは37.68キロで6217円

3.2mm(厚み)×1000mm(横幅)×1500mm(縦幅)×7.85(比重)=37680000(ミリグラム)

37680000(ミリグラム)÷1000000=37.68(キログラム)

ミリグラムの1000倍がグラム、グラムの1000倍がキログラムなので1,000,000分の1にするとキロになる。

37.68(キロ)×165(キロ単価)=6217.2(円)


小部屋は箱型の立方体ですからこのような鉄板が最低6枚必要になります。


余談ですが小数点以下は1円以下の世界なのでどうでもいいのですが、気になる人は業者に確認してください。恐らく切り捨てか、四捨五入か、他の鉄板と合算した上で端数は切り捨て、などとなっているだろうと思います。2018.7.11



小部屋の基本設計


長方形の箱を想定

ベッド用、あるいは自室用に四角い箱を作り、出入り口の扉をつけるのが基本設計となります。鉄板とアングルに穴を開けてボルトで止めるイメージです。



攻撃方向が分かればそちらと上方向を優先

鉄板小部屋は対電波兵器防御ですが、この指向性兵器は横方向から使われる可能性が高いでしょう。また思考盗聴は上からの電波が使われていることが多いということですから、鉄板で全体を囲えない場合は、攻撃が来ていると予想される横方向や上方向の防御を優先し、底部分は後回しにしてもよいでしょう。ただし、加害者は不法侵入を行い、攻撃できる隙間を探したり、自分たちで隙間を作ったりもしますので、なるべく全方位からの攻撃に備えたほうがよいでしょう。



簡易小部屋

とにかく早く作りたいという場合は、ホームセンターでステンレス板、電動ドリル、ボルトナット、接合用のアングルやプレート(L字やストレートなど)を買ってきて、さっさと組み立ててしまうのがいいでしょう。底板の四方を囲んで、上から出入りすれば、一応は鉄板小部屋の完成です。小さめのアングルをフレームにすると作りやすいでしょう。



ドアの開閉式・スライド式問題

調査・検討中ですがスライド式も作るのはそれほど難しくないという情報があります。作れるならスライド式のほうが便利です。(調査中)



ドア横開き型

上からの出入りは不便でしょうから、後から蝶番を使って横開きにして、内外に取っ手を付ければ、それほどストレスなく小部屋を使うことが出来るようになるでしょう。用途や設置場所にもよりますが、中央付近に幅600mm程度のドアを付けると便利なようです。



寝室、ベッド型

鉄は硬くて冷えますので敷布団を多めにするか、マットレスごと小部屋の中に入るように設計するとよいでしょう。マットレスや布団の出し入れをする場合は出入り口を大きくしておく必要があります。毎回ボルトを外して片面を取りはずして出し入れするなら出入り口は小さなままでも問題ないでしょう。


ベッドは一般的に高さがあり床から何十センチが高い状態になっていますが、これは通気や虫除けのためにそうなっています。


虫除けとしては、小部屋の中になるべく食べ物を持ち込まないようにしたり、ネコを飼っておくと虫が入りにくくなります。


鉄板小部屋を床に直接置くと、環境によっては床の通気性が悪くなりカビなどが生えやすくなってしまいます。また虫除け効果もないのでゴキブリなどが上ってきてしまう恐れがあります。気になる場合は、後から土台を足して、通気性を高めたり虫除け効果を高める方法もあります。


また持っているベッドを使いたい場合は、底の部分を下から支えるように補強するのがよいでしょう。ベッドのフレームや底板は下から支えただけでは補強が不十分で壊れてしまう恐れもあるので注意しましょう。


冬場はあまり問題ないでしょうが、梅雨や夏場は小部屋の下がどうなっているかたまに確認しておくとよいでしょう。



より快適な小部屋を目指して

ここから下の記事にアイディアを書いておきましたので参考にしてください。マルチタップなどで電源を引き入れてしまえば、家電も使えるようになりますので、せまさ以外の部分では、普通の生活スペースとして不自由さを感じないレベルまで快適な空間にすることも夢ではないでしょう。




出入り口の設計


鉄板小部屋の作成ではこの出入り口の設計が一番の難所となるでしょう。どこにどんなドアをつけるのか、上か横か、開閉式かスライド式か、そもそも出入り口ように磁石などで固定する面を作るか、などと色々な選択肢があります。


布団や机などを出し入れする可能性がある場合は、ある程度大きな出入り口にしておかないと不便です。これとは逆に布団を干すとしても毎日干す訳ではないでしょうから、大きな出入り口はたまにしか使わないと割り切って、小さな出入り口にする手もあります。


鉄板小部屋は自作を前提としているので、解体も自力で出来るはずです。そのため必要なときだけボルトを外して出入り口を大きくすることも出来ます。


鉄板は重く、日用品としては値段が高いので、小部屋作成は2.5mmの薄い鉄板から始めるのがよいでしょう。大抵の電磁波はこれで防げると予想されますので、出入り口は開閉式が手軽なのでお勧めです。鉄板を蝶番・ヒンジでつないで取っ手を付け、ドア固定具を付けるだけなので比較的作りやすいでしょう。


1メートル四方の鉄板をドアにすると将来的に厚さ1cmになったとき80キロ近いドアになる可能性があります。これを見越して初めから丈夫な蝶番を使うか、あるいは1cmになったら別のものに取り替えるようにしてもよいでしょう。


ドア開閉用のスペースも計算しておく必要があります。ドアを開くスペースは基本的には物が置けないデッドスペースとなってしまうので、小部屋の置き場所にも注意しましょう。


約80キロのドアを開閉式にして上に持ち上げるタイプにしてしまうと、重たすぎて開けられないということになってしまいます。そんなときは小さなドアにしてもいいのですが人が出入りすることを考えると限界がありますので、横方向の開閉式かスライド式にする方法もあります。


< 参考 >

重さの見積もり


スライド式の場合はローラーが必要となります。寝室用などで開閉スペースが確保しにくい場合は開閉式よりもこちらがよいでしょう。こちらのほうが軽い力で開け閉め出来るはずなので女性やお子さん用にもこちらのほうが向いています。ローラーを付ける部分の鉄板は他のものよりサイズが小さくなるので、購入時に小さいものを選ぶか、お店で加工してもらうとよいでしょう。鉄板を一度切ってしまうと元には戻せませんので、ローラーやレールの厚みなどを細かく計算しておいてください。


スライド式にするとどうしても隙間が出来てしまうので、気になる場合はアングルなどで補強するとよいでしょう。


< 参考 >

隙間を補強しよう


レールは買わなくてもボルトナットなどで工夫すれば済ませられそうですが、鉄板小部屋を毎日使うような長期利用を考えると、それほど高い部品でもありませんので、ある程度のものをつけておいたほうが結果的にはお徳でしょう。


それと当たり前ですが、出入り口には内側と外側の両方に取っ手などを付ける必要となります。作成時には中に閉じ込められたりしないように注意してください。




土台


設置環境によっては床や壁の設置面にカビが生えるなどの問題が起こる可能性があります。コンクリートなら問題ないでしょうが、それ以外の場合は壁との間に5cm程度、床からも5~15cmくらい隙間を開けておいたほうが無難でしょう。


タンスを移動しても下にカビが生えているようなことはほとんどないので、木材であれば畳などに直に接しても問題ないだろうと予想されます。


強度面と合わせて調査できていませんので憶測の段階ですが、厚さ100mmくらいの木の板に150mmくらいの足を、1メートル毎くらいに付けておけばよいのではないかと予想しています。あるいはタンスの下がカビないのだから、3センチくらいの木の板を直に敷いておけば十分なのかもしれません。




寸法・実際の大きさ


よりリアルに計算しておくべきです。厚さ10mmで1000mm四方の鉄板を6枚買ってきて組み上げても厚みの分だけ飛び出たり、足りなくなったりするからです。接合部をきれいに45度にカットするなどすればきれいに組み立てられますが、厚さの部分を、内側と考えるか、外側と考えるかなどで細かい設計が変わってきます。

それとは逆に隙間は後からアングルなどでカバーすることにして、初めから隙間をあまり気にせずに組み立ててしまうという方法もあるでしょう。


電磁波は針穴からでも入ってくると言われるほどですから、隙間はなるべく少ないほうがよいのですが、このあたりはデータ不足で何とも言えない部分がありますので、まずは作りやすいように作ってみてから防御効果を確認し、対処していくのでもよいでしょう。


これは自作のメリットですが、最悪の場合、すべて解体して組みなおすこともできますので、それほど神経質になる必要もないでしょう。鉄板を溶接して初めから完全な物を作るような場合でなければ、面倒ではありますが作り直せます。2018.4.6, 2018.4.19




アースの設置


アースをつけて帯電を防ぎます。アースの有無で防御効果が大きく変わりますので出入り口と合わせてここまでが設計の必須事項となります。ここから下の項目は我慢できればなくてもよいので、急ぐ場合は後回しにしてもよいでしょう。それでも後から増設出来なくなってしまうパターンもあるので、どんな設備があるのかはすべて確認しておいたほうがよいでしょう。


鉄板で受けとった電磁波が流れる先となるのがアース(地面)です。アース自体は冷蔵庫などの家電に付けるものと同じものを使えばよいでしょう。地面に突き刺すアース棒(ロッド)付きのアース線が売っているのでこれを使うとよいでしょう。小部屋にクリップなどでくっつけ、アース棒を地面に突き刺す形になります。


部屋によって外部に通じる穴がなくてアース線を地面まで這わせることが出来ないことがあります。ネットや電話配線用の穴や、窓の隙間、エアコン用の穴の隙間などがあれば使えますが、何もない場合は用意した電動ドリルの出番となるでしょう。


壁に穴を開けることは電気屋工事や大工さんなどが日常的に行っていることで、穴を保護する備品も売っています。これを付けて置けば、穴を開けてもそれなりにきれいに仕上がります。壁に穴を開けるときは自宅・貸家ともに家主に許可をとっておきましょう。実際には事後承諾でもあまり苦情は来ないようですが。


理論的には、アース棒の長さや表面積で電磁波を逃がす効率が変わりますが、テク犯防御としてどくらいのものが効果的なのかはよく分かりません(調査中)。電線としてはアース線の太さで許容量が決まりますので棒のほうはそれほど関係ないだろうとは予想されます。2018.4.6, 2018.5.3


< 参考 >

アース棒 - 楽天検索

137円など、送料の方が高いのでまずはホームセンターへ


アース線 - 楽天検索

10mで455円など、送料が高いのでまずはホームセンターへ


ELPA アース棒 W型 ASB-100


サンワサプライ アースケーブル 5m KB-DE5




通気口を作ろう


隙間がなく気密性の高い鉄小部屋を作ると電磁波への防御力は高まりますが、内部で酸素不足となったり、温度調節ができなくなってしまう恐れがあります。そこで通気口が必要となります。


通気口は気密性が低い小部屋であればなくても問題ないかもしれませんので、まずは小部屋の出来栄えを確認してから作るのがいいでしょう。


考慮すべき点はいくつかあります。今は調査中の段階でどれを優先すべきかはよく分かっていませんので、実際に通気口を作るときは各自で状況に応じて判断してください。


考慮すべき点のひとつに、テク犯攻撃では頭部を自動追尾する装置による電磁波攻撃が行われることが多いというのがあります。穴を開ける場所を、頭が位置するであろう場所から離れた足元のほうに空けておくとで防御力を高められる可能性があります。


テク犯の毒ガス攻撃では空気よりも比重の重いガスが使われることが多いので、下のほうに排気口を作っておくと毒ガス耐性も少しは高まるはずです。ただし小部屋は室内に設置することを前提としているので、室内に毒ガスが充満してしまえばあまり意味はないでしょう。


設計編2のほうでミニ換気扇の設置について検討していますのでそちらも参考にしてください。台所にある換気扇のようなイメージで足元などにミニ換気扇を付け排気するという方法もあります。


空気には川の水のように流れがあるので排気口ひとつにすると、どこかの隙間から入った空気が排気口から出て行く形になります。これだと通気効率があまりよくありません。排気口の近くの隙間と排気口の空気ばかりが循環して小部屋内部全体の換気があまり行われない恐れがあります。


通気効率を考えると、二つの通気口をなるべく離れた場所(端と端など)に作ることで、空気の入口と出口が離れ通気効率が高くなります。通気口を二つ作るなら、排気口を足元につくり、そこから離れた高い位置に吸気口を作れば通気効率が高くなるでしょう。


通気口は作った後に鉄板などでふさぐことも出来ますので、まずは足元など下のほうに作ってみてから、状況に応じて別の場所に作ったり、増やしたり、換気扇をつけたり試してみるといいでしょう。


ここまでは小部屋側で考慮すべき点でしたが、他にはある程度特定出来ているのであれば、加害者のアジトやその他の攻撃元との位置関係も考慮すべきでしょう。加害者は通気口を狙って攻撃してくるはずです。そのため電磁波攻撃が行われる方向が分かっているのであれば、なるべく攻撃の少ない位置に通気口を作ったほうが防御効果が高まるはずです。


電磁波攻撃はアジトなどから行われるパターンの他に天井の照明の電線を使って行われることが多いようです。どの家にもあって頭部に近い天井の電線は思いのほか多くの電磁波攻撃に悪用されている可能性もあります。実際の電磁波攻撃はどこからの攻撃が多いのか人や加害者によって違ってくるでしょうし、被害者が通気口を作った後に、加害者が攻撃位置や攻撃方法を変えてくる可能性もありますので、注意深く観察して、柔軟に対処していくのがいいでしょう。



実際の通気口作りは各自の趣味で自由に作ったのでいいと思います。作り方も色々な方法があるでしょう。基本的には隙間が小さいほうが防御力が高まりますので、なるべく小さな穴を複数開けたり、穴を細かい金属の網で覆うのもいいでしょう。


金網はホコリがたまるとふさがってしまうので定期的に掃除する必要があります。掃除機が届く位置に通気口を作るか、取り外しやすい作りにしておくと便利でしょう。



ここでは一例として、どこかに穴を開けて、隙間が出来るように大きめのふたをするという方法を説明しておきます。


作業に使う電動ドリルでいくつか穴を開け、小さな鉄板をかぶせ4隅をボルトナットで固定する方法です。これで少ない材料で通気口を自作できます。


< 穴の例:中の穴が通気口、4隅が固定用 >

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これで被害が悪化してしまった場合は、ふたとなる鉄板を面積の大きいものに替えたり、内外両方にフタ付けるなどして試してみるとよいでしょう。先に紹介した金網をかぶせてみるのもいいでしょう。


こちらも試していないので予想に過ぎませんが、電磁波が海の波のほうに放射して進んでいくことから、らせん状のパイプを通気口として煙突のように取り付ければ電磁波の吸収効果が高い通気口となるのではないかと予想されます。水道の排水が流れる一回転したパイプやバイクのマフラーなどが使えるかもしれません。2018.4.6, 2018.5.3




通気口やコード用の穴のカバー


理想は内外の両方をカバーして穴にも金網


シェルターは密閉しないと電磁波や音波を防げないので、夜寝るなどで長時間使うときは通気口が必須となります。隙間のイメージですが、参考までに私の作った鉄板・防音財付シェルターの場合では、スライドドアを10mmも開けると携帯電話の電波が入ってきてしまう状態でした。

単に穴を開けるだけだと電磁波や音波が入ってきてしまうので、金網を付けるか、金属などのカバーを付ける必要があります。目の細かい金網を3重くらいにうまく重ねれば、電磁波が直線では入れなくなるので、まずはそれを試して、ダメなようなら金属のカバーを付けるのがいいだろうと思います。


加害者は「どんな小さな隙間からでも電磁波攻撃できる」と言っているそうですが、電磁波や音波の攻撃は指向性エネルギー兵器と呼ばれる装置を使っていて、どちらもエネルギーが直進する兵器になっています。それを防御するカバーは最低限、電磁波や音波が直線で入ってこないようにしないとあまり効果がありません。


光も電磁波の一種なので懐中電灯などを使いながら、隙間ができないように設置してください。カバーはシェルターの内側と外側に付けられます。内側につけると中の空間がせまくなってしまうので、外側に付けるのがおすすめです。防御性能に不足を感じるようになったら両方に付けてもいいです。金網の性能も光で確認できます。


自作できれば自由に作れますが、市販の排気口カバーなどを流用することもできるはずです。各自の被害の度合いに合わせて強化していけばいいだろうと思います。内と外の両方に市販のカバーを付けるだけでもかなり違いが出るだろうと思います。


そもそもシェルターを作ろうと考えるような人は、かなりひどい被害を受けている人だろうと思います。そうなると金網だけというのは心もとないので、初めから金属や防音財を付けたカバーを付けるつもりでいたほうがいいだろうと思います。2018.4.6,2018.10.19




スケジュールの見積もり


見積もりは重要

ほとんど一人で作ってしまう場合は自分のペースで作ればいい訳ですが、それでも鋼材の発注から到着まで5日程度かかったり、ペンキ塗りと乾燥、工具やその他の備品の買出しなど時間がかかりますので、スケジュールが分かっているかどうかで作業の効率が変わってきます。


まだ誰かに手伝ってもらうときも日にちや時間が分かっていないと不便です。今回の作成では梅雨でペンキが乾かなかったり、雨でそもそも作業ができない日が多かったりと天気も関係してきます。


人によって技術や体力、作業スペース、確保できる作業時間、工具の品質など違ってくるでしょうが、せっかく作業したので管理人の見積もりを挙げておきます。


作業時間は平日が3時間、休日が7時間程度、1週間で約30時間くらいのイメージです。



作業時間は約3週間~3ヶ月程度

細かく見積もってみたところ最短では80~90時間くらいの作業工数となりました。鋼材発注から到着までの間に設計を詰めたりその他の作業を進めておけばもう少し短縮できそうです。


逆に最大の場合は管理人が実際にかかった約3ヶ月としておきます。鋼材の到着までに1ヶ月かかっていて、梅雨に重なったので雨で作業ができなかったこと、また梅雨でペンキが乾かなかったこと、作業スペースが小さかったこと、さらにライフワークの反集スト活動を並行してやっていたのが時間がかかった理由です。


他にはあまり早く作りすぎると加害者や周囲の人たちが驚いて余計な妨害を受けるかもしれないので、わざとゆっくり作ったという 背景もあります。


実際にはゆっくり作ることで作ること自体が抑止力となり、被害全体を抑えることができたのでよかった部分もあります。


作成中に、思考盗聴用レーダー装置の設置場所さえ特定できればパラボラアンテナやアルミ板で思考盗聴がある程度まで防げることが分かってしまったのですが、これも作業が遅れた理由のひとつです。


この記事を読んだみなさんはすでにコツや注意点などが分かっているはずなのでゆっくり作っても2ヶ月もあれば十分に同じレベルのものが作れるだろうと思います。


今回作ってみた感覚では、多くの被害者はここまで完全なものを作る必要はないだろうという気がしています。毎日、ひどい痛撃電磁波にさらされているような人以外は、まずは鉄板やアルミ板の衝立をたてるくらいでかなりのテク犯抑止効果が期待できるだろうと思います。


普通の被害者であれば、衝立を増やしていき、体温上昇など音波系被害がひどくなってきたら、その後にやっと小部屋なり囲いを作って防音材を用意するくらいでいいだろうと思います。


管理人が実際に小部屋を使ってみたところでは、数年あるいは数十年ぶりにプライベートな空間の中にいるという感覚がよみがえって来たのでので、小部屋は小部屋でなかなかいいものだとは思っています。自室の安心感が戻ったような感覚があります。


小部屋の中では何をするにも没入感が高くなっていて集中していまい時間を忘れがちです。思い返してみれば自分の部屋というのは本来そういう空間だったはずだと気が付きました。


設計:20時間~

後から振り返るとネジひとつ、置き場の位置や内部に机やイスを置いたときの使い勝手や、出入り口など、必要となるもの全部をなるべく細かく具体的に考えておけばよかったと後悔しています。


細かい設計をするとともに、作業手順も合わせてノートなどに記録しておくと便利です。鋼材自体にも名前や番号を書いたり付箋を貼っておかないとどれがどれか分からなくなりがちです。


設計の時間見積もりは難しいですが、最低でも20時間以上はかかると思います。出来れば1週間(30時間)以上かけることをおすすめします。


面倒ですが設計と作業手順をどこまで細かく決めておけるかが作業を効率化するポイントとなるので、面倒でもなるべく細かく具体的に作業することと順番を考えておくほうがいいです。


鋼材発注(到着まで):5日~1週間

鋼材屋さんはいわゆる鉄工所などの人に聞くか、ネットや電話帳などで調べると分かります。警察も意外と丁寧に教えてくれるかもしれません。警察だと場所も分かって一石二鳥です。彼らは税金で養ってあげている公僕ですからたまには平和のために使ってあげましょう。


発注から到着まで何日にもかかるのでその間は必要になる工具やボルトなどの備品を準備する時間にあてるといいでしょう。


鋼材移動:1日

鋼材の大きさが分かっていれば車に積めるかどうか確認できますので、軽トラックなどがなくても自前で運ぶことができます。ただし重いのでひとりでは大変ですからなるべく人に手伝ってもらったほうがいいです。


家までも業者のほうでも運んでもらえますが(別途費用はかかる)、家の外から中へ運ぶにはかなりの重労働で疲れるのであまり無理はしないほうがいいです。


塗装(ペンキ塗り):2週間~1ヶ月

ペンキ塗りは3時間くらいでそれなりにできますが、表裏両面必要でさらに乾かすのに数時間かかります。天気がよければ1日でだいたい乾きますが、ペンキの中のほうまで乾かすには5日くらいかかります。かなり日数がかかるのでプロは梅雨にはペンキ塗りはしないそうです。


自作する場合に見た目は気にしないのであれば多少生乾きで我慢するなどして1日で塗ることもできます。そうとはいえ乾くには最低1日くらい置かないとベタベタしていて作業に不便です。


塗装は最初にさび止めとして行い、小部屋の仮組の後けずれた部分などをもう一度塗り、最後に部屋などで組み立てた後にまたけずれた部分などが出てくるので塗ります。合計3回なのでちゃんとやると初回が10日、その後が2日ずつで合計2週間以上はかかってしまいます。


ここからはもう少し具体的に見積もっていきます。鉄板は地面や壁などに直には置けませんので枕木を使います。必要な枕木は材木屋さんやホームセンターなどで調達してください。廃材など価値のない木材ならただで手に入ることもあります。鉄板6枚とアングルで各2本、最低7段となるので14本ほど1メートル以上の枕木を用意しておくと便利です。


6枚の大きな鉄板を置いたままにしておけるスペースがあれば4時間くらいで塗って乾かし、裏面も同じようにして1日で塗れます。塗ったあとは室内など雨のかからない場所に枕木をはさんで重ねて数日乾かします。うまくすれば1週間くらいでペンキが乾きます。


6枚同時に鉄板を置けるようなスペースがない場合は数枚ずつ塗っては乾かしての繰り返しになります。壁などに立てかけて枕木をはさめば意外なところにも立てかけられますが、立てて塗ると液だれしやすいので気をつけてください。


ここまでの説明で塗装がどれほど面倒でかつ時間がかかってしまうか分かったかと思うので、塗装技術がある人以外は塗装済みの鋼材を買ったほうがかなり楽になるだろうと思います。


自前で塗装する場合は完成後に表面だけ塗るという手もあります。小部屋を壁際に設置したりすると手が届かなくなりぬれなくなるので気をつけてください。


最終手段としては、塗装しないという手もあります。テク犯がひどくすぐに小部屋が必要な場合は無理に塗装する必要はないでしょう。後からでも塗装できますし、塗装しなくても水に塗れたりけずれたりしなければあまりさびません。


塗装しないというのは割りとおすすめです。今回の管理人の作業では塗装さえしなければ作業期間を3分の1程度に短縮できただろうと思います。それでもわざわざ塗装しただけあってきれいな仕上がりにすることが出来た点はよかったとは言えます。


鋼材加工:20時間~3週間

鉄を切ったりドリルで穴をあける作業です。プロなら1日でできるでしょうが素人なので2~3倍の20時間くらいはかかるでしょう。設計段階でどこまで具体的に設計できていたかと、機材の性能で変わってきます。


作業の注意点としてはドリルは短時間なので大丈夫でしょうが、鉄を何分もけずり続ける場合は近所迷惑となるので朝8時から午後6時くらいの間でないとできないので気をつけてください。平日はほぼ作業できないと考えたほうがいいでしょう。


自作すると分からない部分が多く、後から後から色々なやったほうがいい作業が出てくるので、結局は1~2週間程度かかってしまうかもしれません。


設計のほうでも触れようと思いますが、今回は仮組み完成の翌日に震度4の大き目の地震がありました。完成して仮組みテストは終わったのですぐ解体してしまい地震の直撃はまぬがれました。


せっかくの地震だったので解体せずにおけば耐震実験ができたのにと思いましたが後の祭りです。M4(直径約4mm)のボルトをメインで使っていましたが、ギュウギュウにきつくしめると千切れてしまうので、震度4だったらいくつか千切れていたかもしれません。


今回、一番大きな鉄板は90キロくらいの重さでしたが、地震で倒れたりすると危ないので半分に切って使うことにしました。人工地震などで日本では地震の発生回数が増えているので、念のため各鉄板はひとりで運べる40キロくらいにとどめておいたほうが無難です。


設計がちゃんとしていて、さらに作業スペースがあれば加工しながら組み立てられるので組み立てと合わせて1週間くらいでできるでしょう。


素人が自作する場合は作業スペースも外で雨が降っていないときだけなどと作業時間も限られてしまうので3週間くらいは見積もっておいたほうがいいかもしれません。


組み立て:1日~1週間

設計を雑にすると組み立てられないことがあるので気を付けて下さい。新たに鉄板を切ったりけずったり穴を開けたりすると結構な時間がかかります。面倒ですが素人が自作することを考えると、作業スペースで仮組みをしておかないとうまくいかないことが多いだろうと思います。仮組み推奨です。


作業自体は鉄板が重いので腕力や体力、助っ人の有り無しで変わってきます。うまく設計しておけば平日でも一人で少しずつ組み上げていけますが、初作成でそこまでうまく設計するのは少し難しいかもしれません。


例えば側面の板を押さえながらでないと天井がはまらないなどという設計にしてしまうと一人では難しいので、助っ人を頼んだり、脚立やチェーン、レバーブロックなどで固定しながらの面倒な作業となってしまいます。例えというかこれは今回の管理人の体験談です。


一応、試しにひとりで脚立やレバーブロックを使って組み立ててみましたが、何とかなりました。時間がかかるのは否めませんが自力でできれば平日でも作業できるので便利です。強いて言うと万力ではさんで万力にチェーンをかけて引っ張るので、万力がはさんでいる部分のペンキが取れてしまうのがひとり作業の弱点です。


他にはボルトをしめる作業は小部屋の中と外などで行うことになるのでひとりでは難しい作業になります。力仕事ではないので誰に頼んでもいいのですが、助っ人がいると楽です。


ひとりでもスパナを壁や他のボルトにひっかけたり重石を乗せれば何とかなります。天井など固定しにくい場所は地震のときの転倒防止用のつっぱり棒があると長さもかえられて便利です。つっぱり棒に洗濯ばさみがあればだいたい固定できます。2018.7.11