疲労改善策

[Fatigue_reform_measure]

(2016/02/10)

血行促進による老廃物除去や栄養運搬機能の活性化

睡眠中に長時間、騒音や振動、電磁波攻撃による筋肉の収縮などの被害にさらされると、体の特定の部位に筋肉疲労が蓄積してしまうことがあります。疲労が蓄積されると血液中の乳酸値の値が高まり、疲労感を感じるようになります。

この疲労感の改善には血行を促進すること、体内の血液の流れをよくして、血液中の老廃物を除去する体の機能を促進することで、軽減することができます。 血行のよくなった体内では、肝臓や腎臓での老廃物の除去だけでなく、肺での酸素と二酸化炭素のガス交換や栄養素やホルモン物質の運搬などが円滑に行われる ようになり、結果として疲労が蓄積しにくい状態となますので、疲労改善の効果が期待できます。

その方法についてです。血行促進は軽い運動や入浴などが効果的だと知られていますが、睡眠妨害中に布団の中で運動や入浴などを行うことはできません。布団の中でもできる簡易的な方法に、手足を軽く動かすという方法があります。

プロレスなどの格闘技の試合で、選手が腕にしめ技などを決められたときに、手のひらを開いたり閉じたりしている姿が見受けられますが、あれと同じ原理で す。プロレスラーが手のひらをジャンケンのグー・パーのように動かしているのは、しめつけらることで血液の流れがとまり、腕がしびれてしまうことを防ぐた めです。この方法は格闘技のリングの中だけでなく、布団の中でも行うことができます。手のひらだけでなく、足のゆびなどを使うこともできます。

注意点があります。手や足を動かすことは、運動の一種ですから、やり過ぎてしまうと、最後には疲れてしまいますので、逆効果となってしまいます。やりすぎには注意しましょう。

集スト被害が原因となる肩こりなどは、肩を直接もんだだけでは、その部分の血行がよくなるだけですから、体全体の血流をよくするのは難しいでしょう。ま た、自分でもむ場合、疲れやすいため限界があります。疲労した部分だけをもんでマッサージすると、その部分の筋肉が収縮することで、血液の流れを悪くして しまう場合もあります。体全体の血行を促進するには手足など、疲労した部分から離れた部分を使って血流をよくする、ここで紹介した方法のほうが有効でしょ う。

もちろん、普段から肩こりだけが非常に強く感じられるような場合は、マッサージも効果的な対処法となるかもしれません。また、あまりにもひどい場合は、病的な原因が隠れているかもしれませんので、医師へ相談したほうがよいでしょう。(2016/02/10)