収録日:2025年11月7日
第617回「堕落小噺」にご参加ありがとうございます。
今回は、リスナー様からのお便りを紹介。第615回「推し活」ではメンバーシップ加入での応援、第616回「働き方」では副業アルバイトの多忙さへの心配を伝えました。
また、國分功一郎氏の哲学書『中動態の世界』を紹介。「愛国は心の問題」という引用が示す社会の分断を語り、多角的な視点を得るために学術書を読むことを推奨しました(海外文献はKindle検討中)。
昨日の話題は、インフルエンザワクチン接種前日の飲み会で、酔いを避けて「キール」を飲み続けた話や、帰りの電車での雑談の難しさについて。
最後に、多忙なスケジュールを伝えつつ、今回のお題は**「最近あった突発的な支出」**を発表。パーソナリティは「Pro Tools」年会費30,000円で、日本語非対応への不満とブラックフライデーへの期待を語りました。
皆様、睡眠・リフレッシュを。次回もお楽しみに!行ってらっしゃいませ!
皆様、ラビトノヘクラ、おはようございます。本日は2025年11月7日金曜日でございます。第617回「堕落小噺」に最後までお付き合いいただければ幸いです。
さて、昨日は飲み会がありましたので、お便りを募集したところ、ありがたいことに届いておりました。最近は「お便りをお願いします」と呼びかけても、お便りが来ない状況が増えていたのですが、今回はそうならずに済みましたので、命拾いしたような気がしております。早速、届いたお便りを読ませていただきます。カタシロ大好きおじさん様、お便りをありがとうございます。
まず、第615回のお題である「推し活」についての回答です。推し活の定義はよく分からないものの、ご自身としては、応援の意味でメンバーシップに加入する活動をされているとのことです。調べてみたところ、ギフトでいただいた分も含め、10人分以上のメンバーシップに加入されていたそうです。これに対し、私はメンバーシップ自体は運営しているものの、他の方のメンバーシップには加入していません。これは、おそらく見る時間が確保できないというのが正しい理由かもしれません。
次に、第616回のお題である「どのような働き方」についての回答ですが、平日は朝8時から夕方17時まで働かれているとのことで、これは大体妥当な労働時間だと認識しております。さらに、最近副業のアルバイトを始められたそうで、多少前後するものの、水曜日と金曜日には夜20時から23時まで、土曜日と日曜日には17時から23時まで働いていらっしゃるとのことです。
これは「働きすぎではないか」と感じざるを得ません。そのような働き方をされては、本当にお疲れになってしまいますので、どうぞお気をつけください。実質の労働時間は、相当なものだと拝察いたしますが、そもそもその副業が法律的に問題にならないのかどうか、そこだけが少し心配な点です。
本当に、お休みがほとんどないのではないでしょうか。私自身も、まとまった休暇がたくさんあるタイプではないので、強くは言えないのですが、私の場合、積極的に労働しているのは会社員として所属している一箇所だけです。それと比較すると、多く働かれている状況は、「うわあ、大変だ」と感じてしまいます。もちろん、人から指示を受けてすぐに動くのは得意な方ではありますが、その働き方はかなり難しいだろうと推察いたします。何か目標や目的があるとおっしゃっていたような気がいたしますので、それに向けて働くことは良いことだと思いますが、どうか無理だけはなさらないでください。疲れて壊れてしまっては、元も子もありませんから、ぜひご留意ください。
さて、お便りの話題は後ほど話すとして、昨日の話に移る前に、最近また本を一冊読み終わりましたので、こちらを先に紹介させていただきます。毎日読書をしているとはいえ、長かったため、ようやく読み終わりました。その本とは、國分功一郎さんが書かれた『中動態の世界』という、哲学書なのか学術書なのか曖昧なジャンルの著作です。國分さんは大変頭の良い方で、最近では『暇と退屈の倫理学』という有名な本を出された方による、いわば新作にあたる本でございます。
この『中動態の世界』は、「責任の考古学」といった、一見すると小難しいテーマが連なって書かれています。最近、海外の文献を読む機会が多少増え、日本語の表現と海外の表現を意識しすぎない程度に見比べ、アウトプットする際にどのような差異があるのかを検証する必要が出てきました。そのため、日本語的な表現と、最近よく出てくるアメリカの英語の表現とを比較し、そこにどのような差があるのかを確認するために、この本を購入した次第です。
本の裏表紙に記載されているあらすじだけでもお読みします。「誰かを好きになる。これは能動か、受動か。好きになろうとしたのでもなければ、好きになるよう強いられたものでもない。自分で『する』と人に『される』しか認めない言葉は、こんなありふれた日常事すら説明することができない。その外部を探求すべく、著者は歴史から姿を消した中動態に注目する。人間の不自由さを見つめ、本当の自由を求める哲学書。『なぜ免責が責任を可能にするのか』といった、小難しい責任論を新たに収録」とあります。
これは正直、難しい本であり、気楽に読める本ではないことをお伝えしておきます。ただ、個人的に印象深かった箇所だけをご紹介しますので、もし気になる方がいらっしゃれば、文庫版もあり、本体価格は税別900円(税込み990円程度)と、それほど高価ではありませんので、ぜひ読んでみてください。
この本の中で最も心に残ったのは、他の文献からの引用箇所でした。注釈の中に示されていた引用の一つに「愛国は心の問題である。したがって、真の愛国者と偽の愛国者を見分けることはできない」という一文がありました。これは昨今の日本の社会問題を強く表していると感じました。最近、外国人の方を排除する動きが見られますが、それが一概に良いことでも悪いことでもないとしても、この現状は良くないことだと感じています。この引用は、たしか思想史のどこかで出てきた話だったかと思います。
現在、外国人対日本人、若者対老人、障害者対健常者といった二分化(分断)が進んでいる状況があります。富裕層と貧困層といった対立もございますが、私はこのような二分化の状況が好きではありません。こうした分断に関する話も本書には出てきます。結局のところ、嘘をついていても、嘘つきであるか真実を語っているかを見分けるのは難しいものです。例えば、『物語シリーズ』の貝木泥舟(かいき でいしゅう)という人物の「真実など、たとえ思い通りであったところで、場合によってはくだらない」といったセリフも、非常に興味深いものです。
こうした哲学書を読み漁ることが増えている身としては、読書の経験は、知性の有無といった単純な問題ではないものの、様々な視点を得るために、ぜひそういった分野の文献も読んでみることをお勧めいたします。色々と文献を読み進めていくと、学術書を読んでいても、最終的に哲学書に行き着くというのは、興味深い現象だと感じています。
また、読もうと思っていた参考文献があったのですが、これは日本語に翻訳されていませんでした。最近では、書籍を探す際、まずChatGPTにすべてを投げかけて、「これは販売されていますか?」とリサーチしてから探すようにしています。そのリサーチの結果、その本は見つかりませんでした。日本語に訳すと『文法の技法』となるのですが、国内では販売されていなかったのです。外国語、具体的には英語圏では、"The Arts of Grammars"(原題)として存在しており、AmazonのKindle版では販売されていました。Kindle版であれば購入できるかと、現在購入を検討しているところです。
驚くほど国内には存在しませんでした。通常、書籍を購入すると高額になりますが、こうした点においては、国際化は必ずしも悪いことではないと感じました。格差が広がるのは好きではないのですが、それも含めて国際化にはメリットがあると考えます。ちなみに、電子書籍の値段を調べてみたところ、電子書籍にもかかわらず7,000円もしました。非常に高額です。ペーパーブック(紙の書籍)だと11,085円で買えるらしいのですが、一旦欲しいものリストに入れて、誰かプレゼントしてくれるのを待つことにします。学術書は高価であり、購入するのは難しいと感じています。このように、最近も色々な本を読んでいます。
それでは、いつものように昨日の話に移ります。昨日は平日でしたので、朝から晩までしっかりと働きました。仕事のため会社へ出向いたところ、会社の周りが既にクリスマスの雰囲気に包まれ始めており、飾り付けが施されていました。それを見て、非常に素敵だと感じ、心がワクワクしました。このような季節感が感じられるのは大変楽しいことだと感じました。その季節感を感じつつも、昨日は労働を終えた後、飲み会があったので参加してまいりました。
私は今日(収録当日)インフルエンザのワクチンを接種する予定でした。ワクチン接種のチェックリストに従うと、前日にお酒を飲むのは構わないと判断できますが、接種した当日に飲酒したり、接種後に体調を崩したりすると非常に困ります。そうなると、飲み会に参加できなくなるのは残念ですので、そのような理由もあって、私は前日である昨日の飲み会に参加したのです。
昨日行ったお店の写真を送ったのですが、本当に美味しかったです。イタリアンバル系だったかと思います。そこはワインが美味しい店だったのですが、私はひたすらキールを飲んでいました。これはあまりよろしくないことかもしれませんが、ワインをストレートで飲むと酔ってしまうため、それを避けるために、割って飲むキールを選びました。キールは「お酒をお酒で割る」カクテルですが、食前酒と呼ばれるくらいですから、大丈夫だと思っていたものの、キール自体の度数がどうだったか念のため確認してみたところ、アルコール度数は13.25%と書いてありました。リキュールが入っているお酒だったのですね。これはあまり良くなかったかもしれませんが、キールは非常に飲みやすく、罪深いほどに飲みやすいカクテルです。甘くて味が薄いので、お酒が飲める方はぜひ試してみてください。アサヒのサイトに記載されている情報によれば、キールは「白ワインとカシスリキュールが溶け合ったフルーティーで上品な味わい。食前酒として人気の高いカクテル」です。お酒に抵抗のない方は、ぜひ飲んでみてください。
ちなみに、私が普段飲んでいるお酒は、大体10度から25度程度だそうです。私は炭酸が入るとお酒が飲めなくなってしまうため、サワー系は飲まず、炭酸が入っていないものを飲むようにしています。このあたりは、人によって好みや体質で色々と気をつけなければならない点ですね。
このように、昨日は労働を終えました。帰りの電車が、ある人物と一駅か二駅だけ一緒だったので、色々と話をしました。しかし、私はやはり雑談が下手だと感じます。独り語りをする分には良いのですが、相手の方と会話のキャッチボールを楽しむとなると、難易度が上がってしまいますので、気をつけなければならないと感じました。
さて、今日のことですが、今日は平日最終日、ついに金曜日です。今日中に仕事が終わるかと思っていたのですが、思わぬところから通知が来てしまい、注意しなければならない状況になりました。
昨日、自身のスケジュールに関する話をさせていただきました。Twitterに、大まかな毎日の基本的な予定を投稿したのですが、以前そのファースト版を誰かに送った際、「堕天使とは何だ」というコメントをいただいたことがあります。これについては、「おっしゃる通り」としか言いようがありません。自由時間があるうちは、自分は堕天使であると感じてしまいます。
今日の労働が終われば、配信の予定はありません。今週、金曜日に配信を入れていないのは、おそらく私自身が「今週は忙殺される」ことを予測していたからだと思います。今月(金曜日)は21日しか配信を入れていない時点で、非常にスケジュールが詰まっていることを察していただきたいです。人間は多忙な中でも十分気をつけなければなりません。21日も、翌週が4連休しかないため、あまり動けないような気もしており、配信ができないかもしれません。しかし、人間、どうにかなるものですから、なんとかやっていければと思います。最近は、倫理観が闇落ちしているような失敗をしがちなので、その点についても色々と注意しなければならないと感じています。
それでは、本日は一旦この辺で失礼いたします。本日お仕事の方、本当にご苦労様です。無難な言葉ですので、あえて「頑張ってください」とお伝えしておきます。多忙な方は、どうかしっかりと睡眠を取ってください。私自身も最近、睡眠の質を上げるために積極的に課金をするようにしています。最近のSNSの風潮には、ルッキズムの塊のようなものが増えているように感じますので、色々と気をつけなければならないなと感じています。多忙な方は、どうかきちんと寝てください。寝れば何とかなります。そして、本日お休みの方は、リフレッシュのために色々と出かけてみるのも良いのではないでしょうか。
ここでお便りのお題を発表いたします。今回は「最近あった突発的な支出」を教えてください。
私自身の最近の突発的な支出について申し上げますと、「堕落小噺」などを収録する際に使用している音響用の専門ソフトウェア、Pro Tools(プロ・ツールス)の年会費でございます。現在、このソフトウェアの更新時期が来ています。これは意外と高額なのですが、私はこのソフトを使い慣れているため、渋々ながらも毎年お金を支払っています。Avid Technology(アビット・テクノロジー)が出しているPro Toolsですが、一切お勧めいたしません。なぜなら、彼らはサイトの日本語対応をやめてしまったからです。サイトはすべて英語表記であり、日本語が一切ありません。
昨日、「更新しないとソフトが開けません」と表示され、大変だと思いサイトに飛びました。幸いなことに、ちょうど価格が安くなっている時期でした。通常の年会費は税込みで大体45,000円くらいするのですが、それが安くなっており、税込みで約30,000円で購入できました。これはありがたいことでした。アーティストプランだとミックスができないため、その点が不満なので、今回はアップグレードを見送りました。私の最近の突発的な支出は、このPro Toolsの更新料30,000円でした。今月はブラックフライデーがありますので、ソフトウェアやミックスソフトのアップグレードなど、他にも色々とお金を使いたい予定が多いのですが、ソフトウェア関連はブラックフライデーでセールになることが多いので、それを待ちたいと思っています。
つきましては、お便りのお題へのご回答をお待ちしております。本日は話がまとまっていませんが、それは酔っぱらっているからでございます。
さて、今夜も夜10時頃に「予告編」を更新いたしますので、チェックされる方はご確認をお願いいたします。それ以外の方は、また明日の朝6時頃に、このYouTubeの「堕落小噺」でお会いできることを楽しみにしております。
それでは皆様、行ってらっしゃいませ。おやすみなさい。頑張ってください。失礼いたします。