ここでは、藤本ゼミの活動を紹介します。
藤本ゼミの歩み
これまでに編集工房に寄せられた資料、情報を元にして、藤本ゼミの簡単な年表を作りました。空白の期間が多いのですが、今後、資料、情報が集まってくれば、もっと詳しいものができると思います。卒業生の方はぜひご協力ください。
《欲しい資料、情報》
・合宿…いつ頃、どこで、何のテーマで、こぼれ話、
・公開ゼミ…いつ頃、何のテーマで、
・その頃、ゼミでどんな勉強、研究をしていたか。
・藤本先生の言動で覚えていること(ささいなことで構いません)
1992年 大東文化大学に専任講師として着任。
2005年…「こんばんは」上映の年
☆藤本先生は前年ゼミを持っていなく、翌年からはイギリス行が予定されていた。この年、ゼミは1年限定で持たれた。つまり、4年生がいなくて、3年生6名だけのゼミであった。このため、上映会実施にあたり、他のゼミから実行委員を募ったものと思われる。
6月17日(金) ゼミ生6人が、所沢「こんばんは」自主上映会に出かけて、映画を観る。
☆夏休みの合宿での研究で夜間中学校の歴史やいま置かれている立場や自主夜間中学校という存在、行政の夜間中学校に対する考えを勉強。
9月3日(土) 埼玉に夜間中学を作る会 自主夜間中学20周年集会に参加する。鎌田慧氏の講演を聞く。
☆自主上映会を開催しようと決め、ゼミ生以外の有志も募り、9月に11人の学生の自主組織として発足、活動を始める
10月15日(土)森監督と語る会をひらく。
※昼過ぎから実行委員会で映画の下見会をし、夕方から森監督と語る会を開催。
10月17日(月)墨田区立文花中学校夜間学級の公開授業に参加する。
10月20日(木)東京都夜間中学校研究会による夜間学級の説明会に参加する。
11月23日(木)墨田区立文花中学校夜間学級の文化祭に参加する。
12月3日(土)「板橋平和のつどい」(板橋区立文化会館大ホール)に参加する。上映会の宣伝もする。
12月9日(金)、10日(土)「こんばんは」上映会開催。二日で250人越える参加があった。
12月17日(土)見城先生講演会「自分をとりもどすための学校」を開催。※見城慶和先生講演会のビデオテープ(2005年12月17日)を研究室で見つけた。これはミニDVテープ。
2006年4月~2007年3月 藤本先生はイギリス滞在
2009年
《中嶋あすかさん(2010年卒)からの証言》
✩2009年、きのくに子どもの村学園へ見学に行く。(4年2名、3年4名の計6名)。見学時間は約3時間。子どもたちの「プロジェクト(自分の興味のある活動)」や「ミーティング」も見学。堀真一郎氏の話も聞く。他の団体も見学に訪れていて一緒に。
✩見学の前後は、サマーヒルについて学んだり、堀真一郎氏の書籍を読んだり、自由学校について議論した。
その頃読んだ本は
『世界でいちばん自由な学校 サマーヒル・スクールとの6年間』
『ニイルと自由な子どもたち サマーヒルの理論と実際』
『自由学校の設計 きのくに子どもの村の生活と学習』
『きのくに子どもの村 私たちの小学校づくり』
✩ニイルのサマーヒル・スクールからの繋がりで、「きのくに子どもの村学園」へ。見学は藤本先生の提案で。
✩山梨の「南アルプス子ども村小学校」は設立の話を聞いていた程度。
✩中嶋さんの代は公開ゼミを行っていない。
11月15日(日)東京経済大学での「里山っ子たち」上映会にゼミ生参加。
2010年…「里山っ子たち」上映の年
2月10日(水)千駄ヶ谷にある櫻風社にて第2作「Little Challengers(小さな挑戦者たち)」、第3作「里山の学校」の見学会
2月15日(月)~17日(水)木更津 ゼミ合宿
16日(火)木更津社会館保育園訪問、園長先生の話、
夜、ゼミの先輩村山さんとのお話会(息子さんがここの保育園に通っている)
17日(水)里山同行(1時間ほど歩いて)、里山保育の現場を見学。
3月18日(木)宮崎栄樹園長先生ロングインタビュー実施
3月29日(月) 大東会館 新3年生向け「里山っ子たち」上映会
4月10日(土) 文京シビックセンター 文京アカデミー
原村監督作品「海女のリャンさん」上映会に参加。代表の遊佐君が宣伝活動。
5月 『宮崎園長先生ロングインタビュー!!
バリアを排除するのではなくどう乗り越えるか』(3万字)発行
(聞き手・記録者 礒部光泰、櫻田遼、平田奈美)
5月5日(水) 『里山っ子たち』ぱんふれっと発行。
5月7日(金) 『里山っ子たち』上映会実施。
『里山っ子たち』報告集発行
5月15日(土)大東文化大学板橋校舎 原村監督とのお話会
10月24日(日)木更津社会館保育園「運動会」見学 代表4名で
11月5日(金) 「運動会」報告会 …2年生のゼミ希望者に向けて公開ゼミとして行う。第2作「Little Challengers(小さな挑戦者たち)」を上映
2011年
2月15日(火)斎藤先生との討論会
上映会後に配布した、宮崎園長先生とのインタビュー集の内容、特に「バリアフル」という言葉の意味をめぐって、教育学科、斎藤教授と討論を行った。
3月4、5、6日 ゼミ合宿(千葉県白子)
☆和歌山を訪れ、「きのくに子どもの村学園」を見学
2012年
1月21日 「子どもがつくるTHE学校─堀真一郎さんとお話をする会」開催。
2014年
1月20日 『子どもがつくるTHE学校─堀真一郎さんとお話をする会』冊子発行。
1月31日(土)公開ゼミ
シネマとディスカスの午後
~問い直せ!〈夢〉と〈学校〉~
映画『世界の果ての通学路』を観て、語り交わす会
第一部 上映会
第二部 語り交わす会 ゲスト原村政樹監督(『里山っ子たち』)
山中吾郎先生(教育学科専任講師)
板橋校舎 30213教室(第一部)、30214教室(第二部)
☆パンフレット(A4・15ページ)
・邦訳に要注意!!
・世界の果ての通学路とは……?
・監督紹介
・フランスの教育制度(参考)
・登場人物紹介(ケニア、アルゼンチン、モロッコ、インドの教育制度)
・ゲスト紹介 原村政樹監督、山中吾郎先生
・資料
①山本有三『路傍の石』
②東井義男『村を育てる学力』
③ノーベル平和賞受賞者マララ・ユスフザイさんのスピーチより
・ゼミ生感想抜粋(3年7名、4年7名)
・参考資料一覧
・『路傍の石』抜粋
2015年度
1月29日 藤本ゼミナール公開イベント「私ガッコのセンセになりません!!」ゲスト竹内綾恵美氏(1988年卒、現コンサルティンググループマネージャー)、荻野俊貴氏(2012年卒、現警察官)
2017年度
映画上映会・2018年2月10日『校庭に東風吹いて』場面緘黙症の子どもを描いた劇映画。沢口靖子が出ているらしい。
2018年4月~2019年3月 藤本先生は研究休暇
「教育界20世紀超のレジェンド竹内先生とのお話し会 《教師たちのホントの”仕合せ”について》(仮)」。2月11日(土)とあるので、何年かネットで調べる。可能性は2つ、2012年と2017年だ。
そのビラには、似顔絵つきでこんなコメントが載っていた。竹内常一先生ってどんな方?教育学科の先生にインタビューしました!! 太田先生「本質的な”詩人”」、山中先生「30代以上なら”誰もが知っている"教育学者」、中村先生「教育界20世紀超の"レジェンド”」、藤本先生「”師匠”」。ゼミ生主催の「お話し会」(講演13時~15時、ゼミ生の質問を中心に15時45分~17時30分)に竹内先生を呼んでいた。
大東文化大学のHPに掲載されていた「授業ゼミ紹介」(2013年4月26日)
公教育の新紀元を探る―教科外教育の視点から
子どもたちの生育環境の変化が問われる時代。 教科外教育の重要性を実体験から学びます。
いま、子どもたちの生育環境がこれまでにない形で変化しています。たとえば、校庭に植えられた木に登ることは許されるでしょうか?かつては当然のように「登って遊ぶなら、裏山の木にしろ」といわれたでしょう。しかし現代では、気軽に登れる木が身近にほとんどありません。子どもたちに木登りを経験させるため、わざわざ園庭に登りやすい木を植える保育園もでてきました。
子どもにとって、学習の前提条件となる生育環境が根本的に異なる現代は、学校教育においても発想の転換が求められます。そうした現状を踏まえ、本ゼミでは新しい公教育の在り方を探っていきます。たとえば、さまざまな個性的取り組みを行っている学校や保育園へ伺い、その現状を実地調査する。そこでは、これまで頭で考えていた教育現場とは異なる現実を知ることができるでしょう。固定観念の枠を外す経験によって、学生たちは教育や学校の在り方をとらえる視線が大幅に柔軟化するはずです。それは困難の多い教育現場に立ってもへこたれずに仕事を続ける、根源力をはぐくむことにつながります。
大東文化大学の藤本研究室には、沢山の資料がありました。今、その整理をしている所です。
【こんばんは報告集原稿】
【学び欲がいっぱい 『こんばんは』報告集】
【藤本ゼミの概要】2010
【藤本公開ゼミ】「Little Challengers 小さな挑戦者たち(里山ったち②)」上映
【藤本ゼミ2013年夏合宿案】
「NPO法人グリーンウッド自然体験センター」(長野県下伊那郡泰阜村)
※鈴木夏美さんが矢加部優氏とメールのやりとりをしている。
【2014年度藤本ゼミ夏合宿感想】
「木更津社会館保育園」を訪問し、宮崎園長にインタビュー。里山保育。
※和賀真純さん(4年)が参加している。
【学生の感想文】
・「生活指導論」2019年6月 矢加部優氏(長野県NPO法人グリーンウッド)の講演
【映画・劇のチラシ】
・「それでも生きる子どもたちへ」(2005、イタリア・フランス映画、7つのオムニバス)
・「父と暮らせば」(20015)
・「いわさきちひろ~27歳の旅立ち~」
・「頭痛肩こり樋口一葉」2013
・福島復興まつり
「父・米倉斉加年を語る」
「天に栄える村」上映と原村政樹監督のお話し
※原村監督は「里山っ子たち」の監督
東京行・こんなもの発見編(12月6日)
今回、研究室で見つけたものを整理整頓すると、以下の通り。
・劇「ピアノのはなし」感想文集(2009年か?)…ゼミで観劇
・2009年度特別活動の研究・授業計画
・2011年度特別活動の研究・授業シラバス
・2013年度特別活動の研究・補充ノート
・2015年度藤本ゼミナール公開イベント「私ガッコのセンセになりません!!」
・2016年度生活指導論・定期試験問題
・2017年度映画上映会ポスター(2018年2月10日『校庭に東風吹いて』)
ゆっくり読んでみないといけないが、新しいこと、かなり重要なことがわかった。
⑴ゼミで劇を観に行き感想文集を作っている。
⑵2015年度の公開イベントは、教師にならなかった卒業生を招いている。この年の4年生は全員が教師にならない道を選択したそうだ。ゲストは竹内綾恵美さん(1998年卒、現コンサルティンググループマネージャー)、荻野俊貴さん(2012年卒、現警察官)の二人。この年以外にも、卒業生を授業や公開ゼミに招くということはよくやっていたようだ。
⑶映画上映会は『こんばんは』『里山っ子たち』『世界の果ての通学路』だけではなかった。ちなみに『校庭に東風吹いて』は場面緘黙症の子どもを描いた劇映画。沢口靖子が出ているらしい。
〈教育〉〈学習〉の並行シェーマ のプリントを1枚だけ見つけた。えんぴつ書きで「おぼえる」が 憶える、覚えるの二通りの漢字で表記されることをメモっている。これは最後の紀要論文につながるメモだ。いつのメモかは不明。(つづく)