主訴:両手の指痛
(痛みのスケール11段階で7)
《 病 歴 》
⚫︎約18年前から両手の指に痛みが出現
⚫︎特に両手中指と薬指の第1関節が最も痛む
⚫︎朝のこわばりあり、寒い日や天候の悪い日は症状が悪化
⚫︎リウマチは否定されている
⚫︎近医で鎮痛薬を処方され、定期的に通院中
《 診 察 》
⚫︎両手中指と薬指の第1関節の圧痛と変形を認める
《治療方針・内容》
動注治療を提案し、患者の同意を得た
両手へ動注治療を施行
治療後経過
《1ヶ月後》
⚫︎初回動注治療の1時間後に症状が改善したが、ぶり返した
追加治療:再度両手の動注治療を施行
《2ヶ月後》
⚫︎症状の大幅改善を確認、初診時のNRSを10とするとNRS3まで減少
⚫︎痛みが7割以上軽減したことで生活の質が向上
⚫︎寒冷時のこわばりが軽減し、指の動きが楽になる
⚫︎治療効果に非常に満足されている
方針:再度両手より動注治療を実施し、有事再診とした
まとめ
長期間苦しんでいた両手のヘバーデン結節に動注治療を行い、症状が大幅に改善した1例です。
同様の症状でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
治療の効果
⚫︎痛みの緩和と生活の質の向上が期待される
⚫︎ 効果の実感には1~2ヶ月が必要で、持続性は数年以上にわたることが多い
⚫︎ 副作用はほぼなく、繰り返し治療が可能
治療のリスク
① 穿刺部の内出血(約4%)
② 薬剤による蕁麻疹などのアレルギー反応(約2%)
③ 治療部位の一時的な疼痛の増加(約5%)
※いずれも数日から数週間で消退
動注治療の費用:25,300〜41,800円(税込)
これらの治療はオクノクリニックの奥野先生によって2014年に開発されたものです。
当院はオクノクリニック(https://okuno-y-clinic.com/)とライセンス契約を結び動注治療を行なっております。