研究背景と目的
山梨のモモ産地では、更新枝を容易に確保すること、あるいは剪定を単純化することを目的として、結果枝を長果枝とした細かい枝の少ない木が見られます。一方で、一部の生産者は、短果枝を多数確保する弱い剪定を行い、短果枝への着果を促すことで高品質果実を生産しています。
しかしながら、結果枝(短果枝・中果枝・長果枝)の違いが果実品質に及ぼす影響については、科学的に検証されていません。そこで、本研究では、結果枝の長さが果実品質に及ぼす影響を明らかにすることを目指します。
研究内容
剪定方法など生産方法の異なる複数の農家に協力を依頼し、それぞれのモモの木において、結果枝の長さごとに花や果実の品質特性を比較しています。
協働先
山梨県のモモ農家4軒