2024年9月17日、リンゴの新品種が「麒麟児」として品種登録されました!
2009年、鳥取の生産者が「ふじ」の木の枝に早熟の実がなっているのを発見したことをきっかけに、麒麟児の品種登録を目指した研究が始まりました。
松本教授は、弘前大学と協働して栽培研究、貯蔵研究、倍数性確認研究などを行い、他品種と異なる特異な形質を持つ「ふじ」の枝変わり品種であることを確認し、弘前大学が品種登録の申請を行いました。
異なる地域の大学が連携し、果樹生産者の発見を品種登録に導いたという前例のない地域連携・地域貢献の成果となりました!
【麒麟児の特徴】
三倍体品種
重量:500g程度
果皮色:赤色
収穫期:10月下旬(「ふじ」より半月ほど早い)
甘酸適和で蜜入り、香り良好
【命名の由来】
発見地の鳥取県東部地域では真っ赤な衣装をまとった麒麟獅子舞(国指定重要無形民俗文化財)が無病息災を願って舞われること
将来性のある若者という麒麟児の意味が育成者の願いと一致すること
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