活動場所・内容

中山間地域で人口減少や高齢化の課題を抱え、2017年に「くのわき未来の会」という任意団体を住民が立ち上げ、2020年から静岡大学農学部園芸イノベーション学研究室と共にお茶以外の新しい魅力発掘を行いました。そこで発見したのが「庭の果樹」でした。古くから自家消費用として庭にあるカキ、ウメ、ミカン、ユズなどは久野脇の風土・文化を表す文化財です。しかし、時代の変化によって食べられなくなり、放置されたり、切られてしまったりと失われつつあります。

この庭の果樹という貴重な地域資源を残したいという思いから、「庭の果樹のある暮らしについての聞き書き」を行いました。それをまとめたのが「くだもの縁結び」という雑誌です。

くだもの縁結びでは、久野脇に住む方々へ庭先にある果樹についての幼少期の話から現在、これからどう使っていくかなど、庭の果樹を軸として話を聞きました。聞き書きの特徴は、話し手の言葉のみを口調（方言）そのままに、文字に残すことです。始めるにあたり、南伊豆町で暮らした人々の生き様を残すために聞き書き活動を行い、「知ってんけぇ」「かかしになろう」を出版しているききがきやの吉田謹治さんと山本はま子さんに方法や大切なことを教えていただきました。

今後、川根本町と南伊豆町、また、ほかの地区等どんどんこのような活動を広げていき、多くの地域の庭の果樹を活用した暮らしを残していきたいと思っています。

第1巻は全7号。すべて久野脇地区で聞いた物語になります。ぜひ、お手に取り読んでみてください。

＜販売場所＞

お休み処 まきや（〒248-0315　静岡県榛原郡川根本町久野脇344-1）

パンセブレ（〒428-0314　静岡県榛原郡川根本町下長尾453-3　四季の里2階）

クロンボ 古庄店（〒420-0812　静岡県静岡市葵区古庄3丁目26-10）

農林産物直売所 湯の花（〒415-0303　静岡県賀茂郡南伊豆町下賀茂157-1）

＜くだもの縁結びに関わる連絡先＞

kudamono.kiigaki★gmail.com（★は＠）

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