特徴
インスリンの分泌量低下やブドウ糖がうまく取り入れられなくなり起こる。
放置しておくと
①神経障害 ②網膜症 ③腎症
を引き起こす。
食事療法が糖尿病治療の基本。全ての患者が行うべき治療である。
カロリーの取りすぎに注意したうえで炭水化物、蛋白質、脂質、ビタミン、ミネラルのバランスの良い食事を心がける必要がある。
運動を行う事も治療の1つであり、血糖コントロール、心血管疾患危険因子を改善させる。
運動をしない日が2日間以上続かないようにしたほうが良いとされている。
種類
1型糖尿病
膵臓のβ細胞というインスリンを作る細胞が破壊され、からだの中のインスリンの量が絶対的に足りなくなって起こる。
子供のうちに始まることが多く、以前は小児糖尿病とか、インスリン依存型糖尿病と呼ばれていた。
2型糖尿病
インスリンの出る量が少なくなって起こるもの、肝臓や筋肉などの細胞がインスリン作用をあまり感じなくなる(インスリンの働きが悪い)ために、ブドウ糖がうまく取り入れられなくなって起こるものがある。食事や運動などの生活習慣が関係している場合が多い。わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプ。
遺伝子の異常やほかの病気が原因となるもの
遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気、感染症、免疫の異常などのほかの病気が原因となって、糖尿病が引き起こされるもの。薬剤が原因の場合もある。
妊娠糖尿病
妊娠中に発見された糖尿病。新生児に合併症が出ることもある。
必要とされる検査
通常の血糖値、空腹時血糖(朝)、ブドウ糖を飲んだ後の血糖値
糖尿病の診断基準
①早期空腹時血糖値 126㎎/dl以上 ②随時血糖値 200㎎/dl以上 ③75 OGTT(糖負荷試験)2時間値200dl以上 ④HbA1c6.5%以上
1~3のいずれかと4を満たす場合