~「恐れず、ひるまず、とらわれず!」(小泉純一郎)~
完全復活・エンペラー伊藤が超ド級柵越え弾!ノビータ大河原の前人未到・通算600三振達成に花を添える快勝!
北京リンピックが高木未帆金メダルで盛り上がり、オミクロンもピークアウトの兆候を見せる中、ビッグアプセットの野球は続く。この日集結した萩中公園には、今シーズン初登場の加藤に加え伊藤、塚野敦也も参戦、久々に若手メンバー揃い充実メンバーで試合前から華やかな雰囲気だ。一方、前代未聞、でなく前人未到の通算600三振にリーチした大河原はこうした浮ついた雰囲気から一線を画し、試合前に芝田とマンツーマンでバックスイングのタイミングを修正、今期初ヒットに執念を燃やすなかプレーボールだ。
この日ビッグアプセット先発は石井、初回2つのフォアボールでランナーを出すも無得点に押さえて迎えて2回、ヒットとワイルドピッチでランナーを進めたあとタイムリー、さらに芝田のエラーもあり2点を先制される。
この充実メンバーで負けるわけにはいかないビッグアプセットの反撃は2回、先頭5番小川がフォアボールで出ると6番に入った今年初登場・加藤が目の覚める一撃で三塁線を突破、これでノーアウト1・2塁となったところで7番藪下は技あり流し打ちで右中間へのライナー、これがぎりぎりセンターの差し出すグラブをかわし転々とするなか小川が2塁からホームイン!さらに打球をみてスタートが遅れた加藤もホームを目指すがこれはタッチアウトとなったが、牽制悪送球でサードに進んだ薮下を続く村上が技ありセカンドゴロで還し同点だ!
しかしこれでツーアウトランナーなしとなり同点どまりかと思われたが、続く大間は見事なセンター返しのクリーンヒットでつなぐと、ここで登場エンペラー伊藤、余りある怪力でLegacyバットをぶんぶん振り回す。すると高めボール気味のストレートをジャストミートした打球が萩中の曇り空に舞い上がり皆の視界から消える、すると数秒の沈黙のあとレフトフェンス上のネットを越えたむこうの照明塔にぶち当たる「ゴン!」という音が響き沈黙は歓声に変わる。前代未聞、推定飛距離は測定不可能ながらおそらく130mはとんだと思われる大ホームランでビッグアプセットベンチも一気に沸騰!2点追加で試合をひっくり返した!
続く3回には、ツーアウトランナーなしから1番塚野敦也がセンター前クリーンヒット、盗塁でセカンドに進んだところで2番石井がしぶとく1・2塁間に落とす内野安打、これで塚野敦也が快足を飛ばし一気にホームインし5点目をゲットでダメ押しだ!
自らのタイムリーを含む打線の援護に先発石井のギアもあがる。3回以降は2度の三者凡退を含む2安打無失点と試合の流れを渡さず、6回から久々登場の伊藤にマウンドを譲る。2020年8月29日駒沢公園以来、1年6か月ぶりのビッグアプセットマウンドに登った伊藤だが、130km台のストレートは健在、レフティベアーズ打線を寄せ付けず2イニングをノーヒット2三振のシャットアウト!完璧な試合をしめくくった。
しかしこの試合のもうひとつのクライマックスは6回裏のビッグアプセットの攻撃にやってきた。通算600三振にリーチをかけていた大河原、この日は始動からトップをつくるタイミングを早めた新打法で1打席目はいいタイミングでゴロを放っていた大河原、この日の大記録達成は持ち越しかと思われたが、この打席でフルスイング3回、これが見事な空振り三振となり通算600三振の大記録達成だ!
通算2位の大友の372三振を200以上引き離すぶっちぎりの記録、「プロ野球=草野球×5理論」によると換算3000三振となり、プロ野球記録の清原選手の1955三振の1.5倍を超える大記録だ。2003年、若手メンバーがまだ小学校に入る前から毎週毎週、単身赴任先からも新幹線でかけつけ525試合、1349打席を積み重ねバットを振り続けてきたからこその数字だ。公園での壁打ち特訓で58歳にして塁間スローイングを成し遂げた努力の男はこれからも進化を続けるに違いない。チームのアイドル、ノビータ大河原、これからも結果を恐れず、快速球にもひるまず、多くの細かいアドバイスにもとらわれず、バットを振って振りまくってくれ。復活エンペラーへの驚愕、レジェンドへのレスペクトと来週以降への期待を胸に萩中公園を後にするビッグアプセットナインであった。
<監督談話>
若き強豪と目されるレフティペアーズに快勝❗️
それにしても伊藤くんの一発はすごかった。顔の高さの外寄りのボール球を引っ叩くと、打球は萩中公園の高いフェンスを楽々超えて左中間後方にあるプールに飛び込む130メートルの超ド級ホームラン。どうやったらあの打球を打てるのか。この1年半、この力をどこでどうやって持て余していたのか。投げても130キロの剛速球。令和の怪物ここにあり、めったにお目にかかれないすごいものを見せてもらいました❗️
加藤くんも三塁寄りに詰めるサードが1歩も動けない凄まじい打球で相手を黙らせ、快足を飛ばして好走塁、塚野敦也くんも巧みなバットコントロールと光る走塁、相手が「上手い」と思わず口走るショート守備を見せ、一応若手に分類される藪下くんもチャンスで右中間突破のツーベースにファーストでもショーバンをナイスキャッチ。石井さんも執念のタイムリー、村上、大間さんにも相手にダメージを与える効果的なヒット、西村も変化球をレフト前に運ぶ高い技術を見せ、チーム合計9安打で5得点。
投げては石井さん、伊藤くんも強力打線に対し渾身のナイスピッチング。
大河原の600三振も堂々たるフルスイング。盛り上がりました❗️
投打にわたりナイスゲーム❗️
試合後には萩中公園管理室の授乳室横の空間にて、MVPで首位打者の芝田、MIPの大河原、ゴールデングラブ賞の村上、ホームラン王の藪下くん、打点王の櫻町、最優秀防御率の石井さん、監督特別賞の小川さんのトロフィー授与式を行いました。
受賞者のみなさん、あらためておめでとうございます❗️
また、今年もトロフィーを作っていただいた小松田商会の小松田さんにもお礼を申し上げます。
さて来週2月26日(土)は現在マッチメーク中です。決まり次第お知らせしますので、よろしくお願いします。
では来週❗️
みんな、よろしく❗️