~「この道をゆけばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。踏み出せばその一歩が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ、行けばわかるさ」(アントニオ猪木)~
巨鯨ビッグ櫻町驚異の柵越え弾!燃える闘魂でローヤーズに立ち向かうもまたも帰り討ち!
いよいよ10月の声をきき2022年シーズンも第4コーナーを回ったこの日、前日には日曜夕方お茶の間のヒーロー三遊亭円楽、そしてこの日朝には燃える闘魂アントニオ猪木の訃報が飛び込み、昭和の文化・スポーツを担った巨星が相次いで堕ちるという衝撃に、昭和育ちのビッグアプセット親父メンバーも動揺を隠せないなか、それでも宿敵東京ローヤーズ戦に久々の浮間公園に集結だ。
繰り返すまでもなく、ローヤーズとは過去10数年間で15戦14敗1分け、20年7月羽根木公園ではあとワンアウトまで追い詰めたものの最後の一球にドローに持ち込まれ、今年4月麻布球場でも5回まで2点リードしながらひっくり返されるなど、どうして勝てない。しかしこの日はコアメンバー13人が集結、猪木に捧げる勝利を誓ってのプレーボールだ。
初回先攻のビッグアプセット、ツーアウトから3番丸野がフォアボールで歩くと、ユニフォームを新調し気分も上がる4番芝田がセンター前に弾き返し、丸野が3塁に進み芝田の盗塁でツーアウト2・3塁と先制のチャンスを掴むが、この日5番に入った石井が粘りながら惜しくも倒れ初回無得点。
一方ビッグアプセット先発はローヤーズから指名を受けた石井大和、初回先頭打者を鮮やかな変化球で見逃し三振に切って取ると、エラーでランナーを出しながら最後はピッチャー前の緩いゴロを自らの素早いフィールディングでアウト、上々の立ち上がりだ。
しかし両チーム無得点で迎えた2回裏の落とし穴が待っていた。先頭相手5番にライト前に弾き返されるも後続を三振、ピッチャーフライに打ち取り初回に引き続き好調なピッチングの石井大和、しかしここで相手8番に1・2塁間を破られツーアウト1・2塁となったところで続く相手9番のライト前の小飛球にセカンド田辺が追いつきながら風に流され捕れず、このエラーで先制点を許してしまう。すると続く相手1番のサードゴロでこの日サードに入った西村からの送球がホーム方向に逸れ、これを捕球しようとするファースト芝田とバッターランナーが激突、これもエラーとなり2点目。左手親指を突き指した芝田に替わって櫻町がファーストに入ったところで、続く相手2番の1・2塁間のゴロにセカンド田辺がよく追いついたもののそのまま転倒、一塁送球がそれる間に3点目、そして続く3番にフォアボールで満塁としたところで相手4番にセンターオーバーの2塁打、さらに続く5番にレフトオーバーの2塁打を打たれこの回7点を与えてしまった。
今日こそ1勝をと意気込んだ試合で7点を先制され、意気消沈するビッグアプセットベンチに喝を入れたのは他でもない「君臨しかつ統治する」君主巨鯨ビッグ櫻町監督だ。7点を先制された直後の3回表に先頭打者で登場すると、相手先発投手のストレートをジャストミート、すると白球が雲ひとつないライト後方の青空に完璧なアーチを描き、ビッグアプセットベンチの大歓声を受けた打球は100mの右中間フェンスを越え板橋区民憩いの地・浮間ヶ池に着弾!昭和育ちの58歳の驚異のパワー炸裂弾にローヤーズベンチも沈黙、ビッグアプセットベンチは一気にお祭り騒ぎだ!
櫻町の美しいアーチで試合の雰囲気を変えたビッグアプセットは3回からライアン小川がマウンドに上がる。小川は3回、エラー絡みで1点を失うも思いストレートと鋭いスライダーが決まり試合を締める。守備陣も奮闘、3回先頭を出した後、相手8番左バッターがジャストミートしたライトへの強烈なラインドライブライナーをこの日ライトスタメンに入った木全が鮮やかなナイスキャッチ!
つづく4回裏の守りでも、相手先頭にツーベース、続く4番にヒットでノーアウト2・3塁の絶体絶命のピンチを迎えるも、ここから小川が粘り腰で後続をピッチャーゴロ、セカンドゴロ、そして最後はショート後方のフライにショート大間が鋭い出足でナイスキャッチ!試合の流れをローヤーズに渡さない。
しかし小川の粘りのピッチングで試合を動かしたいビッグアプセットだが、4回表は大間のフォアボールでツーアウト2塁、5回表は石井の執念の内野安打に小川の打撃妨害でツーアウト1・2塁と攻めたてるがどうしても追加点が取れない。
こうして試合の流れを戻せないまま5回裏のローヤーズの攻撃、ヒット2本に四死球3つで3点を献上しながらツーアウト1・3塁までこぎつけたところで、相手6番の打球はライトへの飛球、この回からライトに入った大河原が前進し捕球体制に入ったその時、なぜか打球ははるか後方に弾む謎のプレーもでて結局この回5点、中盤攻守ともに粘りを見せたものの結局試合は1-13の完敗、ローヤーズ戦初勝利はまたも持ち越しとなった。
先発石井大和はキレのあるスライダーとチェンジアップが見事に決まり、指名を受けたローヤーズ打線に一歩も引かないピッチングをみせたが、要所で出てしまった複数の守備の乱れで自責点ゼロながら無念の負け投手、しかしその見事なピッチングはローヤーズベンチに強烈な印象を残したに違いない。また巨人ON砲とともに新日本プロレス実況に胸をあつくしつつ育ったオヤジメンバーも、芝田のヒットと身体をはった守備、西村はナイスヒットにエラーとはなったもののセンターへの大飛球を放つ打撃好調ぶり、木全のナイスキャッチや前後左右に内野を走り回ったショート大間の守備、激走で執念の内野安打を勝ち取った石井、そしてここ2年の3本のホームランがいずれも柵越えというホームランアーチスト・櫻町の芸術的アーチと、昭和パワーを見せつけ来週以降の希望をつないだ。
しかし底力にまさるローヤーズ、一瞬でも隙を見せると一気に攻めてくるその強さをまたしても痛感させられたビッグアプセットナイン。ことし還暦リーチとはいえ、日々の鍛錬で守備力をまだ向上させられるはずだ。昭和のヒーロー猪木の言葉、「その一歩が道になる」、それを信じてまだ一歩を踏み出そう、そうした反省と残りのシーズンに向けたトレーニング強化の決意を胸に、池袋西口の中華名店での反省会に向け気持ちを取り直すビッグアプセットナインであった。
最後に、昭和から平成のテレビ全盛時の日曜夕方の顔、江戸・下町の粋な男っぷりで皆を惚れさせた円楽、彼の人生へのレスペクトとともに、彼が謝罪会見で放った名作の即興謎かけを拝借し、この日の戦評をしめくくることとしたい。
「この日のローヤーズ戦の守備とかけて、東京湾を出て行った船と解きます」
その心は、
「コウカイの真っ最中であります」
おあとが宜しいようで。
<監督コメント>
ローヤーズ戦、今回も雪辱叶わず。悔しい結果となりました。
しかしながら、左投手先発を希望したローヤーズに対し、石井大和くんは堂々たるピッチングで見返し、初回を圧巻のピッチング。これはローヤーズに衝撃を与えたに違いない。
2回は守備の乱れで7点を献上し試合を決められてしまったが、守備陣で特筆すべきはセカンド田辺さんの守備位置の良さ。打者毎に考えて
守備位置を変え、結果セカンドとしてかなり広い守備範囲をカバーしギリギリまで積極的に捕りに行ったプレーは、これからのオヤジの手本となる意識の高さを見せてくれました。
もちろんライト木全もあの剛球ライナーをナイスキャッチ❗️キャッチャー村上もファウルフライにダイビング。リリーフの小川さんも力強い球を投げ込み3回を投げきり、次につながるみんなの粘り強さを見せてくれました。
打撃は初回の3番丸野くんの四球と4番芝田の二遊間を見事に抜くセンター前ヒットでチャンスメークした流れ、櫻町の通算30号ホームランも飛び出し、あとは少ないチャンスに1本。次は行きましょう❗️
さて来週10月8日(土)は10時から豊島区体育場でTeam Somedayと初対戦です。
駐車場が1チームあたり2台までと制限があるので、車の人は相談してください。来週のボールやキャッチャー道具を担当している西村か田辺さんはとりあえず確保でいいのではと思いますが、、
芝田の最高のなぞかけで気持ちを切り替え、来週に臨みましょう❗️
みなさん出席表明お願いします。
では来週❗️
みんな、よろしく❗️