~「エンジョイ・ベースボール!」(慶應義塾高校野球部)~
灼熱のガス橋球場は草野球人の甲子園!塚野敦也チームの窮地を救う熱投、谷上・鈴木の2発含む13安打の猛攻でついに勝率5割到達!
夏の甲子園が慶應義塾高校の107年ぶりの優勝を果たし全国の慶應OBを歓喜の渦に巻き込んだこの週、甲子園が終わり8月残りわずかとなっても今年の災害級の猛暑は終わる気配がない。この日ビッグアプセットナインがガス橋緑地に集合した午前9時にはすでに気温は30度を超え、日陰ひとつない河川敷球場を前にビッグアプセットナインはロックアイスやポカリスエットを大量に持ち込み気合を入れる。ところがこの週、エース石井が前の週に左股関節を痛めながらピッチングを行った際に左臀部を肉離れ、この日ベンチ入りはしたものの出場回避の状態、石井大和も左手指マメをつぶしピッチングができないなか、最後の最後までピッチャー不在の状況が続き、櫻町監督自ら先発マウンドにあがる決意を固めたところで、その危機に気付いた塚野敦也が急遽旅行をキャンセルし参戦、先発マウンドを買って出る男気に救われたビッグアプセット、強力助っ人東郷を招聘し、出場回避の石井を除き12人の陣容でプレーボールだ。
甲子園の熱気をそのまま持ち込みたいビッグアプセットは、試合開始直後、初回表の攻撃でいきなり重量級の攻撃をみせる。1番石井大和、2番大間が連続フォアボールを選び1・2塁とすると、打撃好調で3番に入った谷上がストレートを引き付けてジャストミート、これが右中間最深部への大飛球となり設置されたフェンスを越えるホームラン!いきなりの先制スリーランの大パンチでビッグアプセットはノーアウトで3点を先制だ!さらにツーアウトから6番鈴木、これも高めストレートを思いっきりひっぱたくと、これもジャストミートの打球がレフトに高々と打ちあがりそのまま多摩川に着弾!この日相手の松濤ゼルビーノの度肝を抜く2発でビッグアプセットは初回4点の先制だ!
若き血がたぎるビッグアプセットナインは2回以降も攻撃の手を緩めない。2回表は先頭大河原が値千金のフォアボールで出塁すると、その後ツーアウト2塁で3番谷上が今度はセンターオーバーの完璧な打球、これがエンタイトルツーベースとなり大河原と入れ替わった大間が生還し1点を追加!さらに3回表には先頭芝田が鮮やかにセンター前に弾き返すと、つづく鈴木が今度は左中間突破のツーベース、ワンアウト2・3塁となったところで8番西村のピッチャーゴロの間に3塁から芝田が果敢にホームを陥れる好走塁で追加点!ビッグアプセットは波状攻撃で試合の主導権を渡さない。
そして5-2で迎えた5回表のビッグアプセットの攻撃、先頭の絶好調谷上が猛打賞となるライト前ヒットででるとワイルドピッチでワンアウトで3塁に進み、5番芝田が外角ストレートを技ありの流し打ちで1・2塁間突破、これで谷上が生還し1点を追加!さらに鈴木も猛打賞となるセンター前ヒット、東郷もセンター前に落としたがこれは打球判断が難しく1塁走者鈴木が2塁でアウトとなるセンターゴロ、これでツーアウト1・3塁となるがここで西村がセンターへタイムリーツーベース、さらに2・3塁から櫻町が左中間に弾き返すタイムリーで東郷・西村が相次いでホームイン、この回一挙に4点を挙げて松濤ゼルビーノを突き放す!
一方チームの危機を救うため急遽マウンドにあがった塚野敦也、猛暑で動きの悪いバックに足を引っ張られながらもテンポのいいピッチング、四死球もデットボールひとつだけと守備の時間を短く試合を進めるピッチングで暑さと戦うオヤジ たちを鼓舞、キレのいい変化球に時折みせる鋭いストレートで5イニング2失点はあっぱれのピッチングだ。6回からは石井大和がリリーフに入り、6回裏は3つのエラーに足を引っ張られ2点を献上するものの、自責点ゼロのピッチングで7回は三者凡退、最後のバッターを三振に切って取り10-4でゲームセットだ!
猛暑の中、攻守で大奮闘したビッグアプセットナイン、チームの危機を救った塚野敦也にチーム全員の称賛が集まるが、助っ人参加で猛暑のもとホームを守った東郷、マメをつぶしながらもリリーフを買って出た石井大和、谷上と鈴木はともにホームランを含む3安打猛打賞、特に谷上はこれで規定打席に4打席と急接近、石井大和の三冠王阻止に名乗りを上げる勢いだ。そして芝田、西村もマルチヒットで打率を上げ、真打ち櫻町はダメ押しのタイムリーを放ちチームを鼓舞、広い守備範囲で高齢内野陣を引っ張った大間、ひさびさ参加で野球を堪能した木全、値千金のフォアボールを選びチャンスメークし最後は久々のレフトで珍プレーを演じた大河原、肉離れしながらユニフォームを着てベンチ入りし暑さにへばる守備陣に檄を飛ばし続けた石井、ビッグアプセットナインみんなが真夏のベースボールをエンジョイし、それぞれの甲子園を生き抜いたナイスゲームだ。
ビッグアプセットはこれで7月1日のエンジョイカップ初戦の敗戦のあとほぼ2か月負けなしの8連勝でついに今シーズン5割に到達!思えば開幕5連敗、5月27日上井草でのニューオッズ戦の敗戦で2勝11敗の借金9をボトムに、そこからの大反撃で8月での勝率5割到達はまさにメークドラマの大進撃だ。試合終了は12時、真夏の太陽が空高く君臨しナイスゲームに満面の笑顔のビッグアプセットナインにも容赦ない暑さが襲う、ひとつしかない水道の水をかぶり、汗をすって重さの増したバッグを背負いながら、それでもついに到達した勝率5割、真夏のゲームを勝ち抜いた充実感、残りのシーズンへの思いも新たに、灼熱のなか新丸子駅前の名店中華・新荘園をめざし歩みを進めるビッグアプセットナインであった。
<監督コメント>
灼熱の真夏の決戦はピッチャー不在のピンチを救ってくれた塚野敦也くんがMVP級のナイスピッチング❗️緩急自在、ストライク先行のコーナーワークが冴え渡る敦也くんのピッチングとキャッチャー東郷くんが常にしゃべり続ける楽しい鼓舞にオヤジ達も滝汗をかきながら力を発揮、松濤ゼルビーノが次々と繰り出す速球派好投手に堂々と挑み、谷上くんの柵越えスリーランホームランに若巨鯨鈴木さんの特大ホームランで先制パンチ、好調西村、主砲芝田がともにタイムリーヒットを含むマルチヒット、櫻町も2点タイムリーヒットなど13安打で快勝❗️まさにエンジョイベースボールでした。
これで慶應義塾高校並みの怒涛の8連勝、6月からは10勝1敗の快進撃でついに12勝12敗のメークドラマを快走、後半に向け「やっぱり強いビッグアプセット」をみんなで完成させる日が現実味を帯びてきました。
来週も行きましょう❗️
来週9月2日(土)は17時から萩中公園です。
みなさんの出席表明をお願いします。
では来週❗️
みんな、よろしく❗️