~「赤羽はNo Ruleですから!」(赤羽ジンギスカン屋のオヤジ)~
石井大和ホームラン2発7打点の大爆発!!大河原通算100打点達成!!村上史上最年長盗塁刺殺更新!!それでも負け!!
今期ここまで1勝8敗と前代未聞の不調のスタートとなったビッグアプセット、このままでは年間4勝ペースだ、という冗談にも笑えない状態に追い込まれたビッグアプセットは、この日病み上がりの芝田が監督命令でDHで出場を決行、ひさびさ鈴木・木全も参加で総勢12人で必勝の構えで新荒川大橋球場でのSTING戦に臨む。
しかしこの日も初回先制パンチを食らう立ち上がりだ。ビッグアプセット先発石井は初回先頭を見逃し三振に打ち取る幸先良いスタートをみせたものの、そこから長打を含む5安打集中され初回いきなりの4失点。
初回裏ビッグアプセットはワンアウト2・3塁で芝田の内野ゴロの間に1点を返すものの、2回表にもエラー絡みから相手2番にタイムリーツーベースを浴び2失点、ここまでで早くも1-6の劣勢だ。
このまま踏ん張りたい状況で試合が大きく動いたのが4回表、先頭相手8番にセンター前に弾きかえされ続く相手9番にフォアボールを与えノーアウト1・2塁のピンチ、ここで相手9番左バッターの打球はファーストへの大きなバウンドのゴロ、ファースト櫻町がこれに果敢にダッシュするが、ショートバウンドとなったところで櫻町特有の「顔そむけミット振り上げキャッチ」が凶とでてミットに強くはじかれたボールが3塁ファウルゾーンまで達する珍プレー。これで試合の流れが一気に動き、ここからなんとこの回ヒット5本、フォアボール2つの大荒れの展開となり、この回なんと10点を奪われこの時点で試合は1-16とありえないスコア、3塁側ビッグアプセットベンチも意気消沈だ。
そんなビッグアプセットナインの心情を表すように、このころ曇り空から細かい雨が降り始め、ただでさえ暗い展開のゲームにさらに暗雲がたちこめる。
しかしこんなことで試合をあきらめるビッグアプセットではない。15点差にもめげずビッグアプセットは反撃、4回裏には田辺の内野ゴロエラーの間に1点、5回裏にはいずれもフォアボールの西村・木全を塁において1番石井大和のバットが一閃、打球はセンター頭上を鋭く超え外野を転々、石井大和がダイヤモンドを駆け巡りこれがスリーランホームラン!これで3点を返し、石井大和を迎えるビッグアプセットベンチも息を吹き返す。
5回からマウンドにあがった石井大和が6回表に1点を与え試合は5-17で6回裏のビッグアプセットの攻撃を迎える。息を吹き返したといってもまだ12点差だ、しかしこの日のビッグアプセット打線は不屈のレジリエンスをみせる。
先頭芝田、続く山下がフォアボールででてワイルドピッチで2・3塁、ここで鈴木のサードゴロがエラーを誘いまず1点、櫻町フォアボールで満塁とするとつづく田辺も四球を選び押し出しで2点目、さらに村上、西村も連続押し出しでこの回4点でさらに満塁のチャンスで、木全が外角球をヘッドを残すナイスバッティングでセンター前に弾き返しこれがタイムリーとなってこの回5点目!
さらにつづく大河原もいつものマン振りを封印するしぶといバッティングでフォアボールを選び押し出し、これが史上16人目となる通算100打点のメモリアルフォアボールだ!
これでこの回6点目となりさらに満塁で1番に返ってバッターは石井大和、さきほどのホームランの残像もさめやらぬ3塁側ベンチがザワつき始めたその瞬間、またしても石井大和のフルスイングがボールを捉え、今度は右中間ど真ん中を真っ二つに割る完璧なライナー、1塁ランナー大河原が顔をひきつらせて決死のランニングのうしろを石井大和がぐんぐん追い上げる、これはあのWBC準決勝メキシコ戦最終回、ランナー大谷の後ろをありえないスピードで追い上げる周東、あのシーンそのものの場面が展開され、これが連続打席ホームランとなる満塁弾!ビッグアプセットベンチはWBCメキシコ戦の侍ジャパンベンチのようなお祭り騒ぎだ!
この時点で残り時間はほぼなくなり、試合は15-17でまだノーアウト、つづく石井がフォアボールででたあと盗塁アウトとなりワンアウトとなるが、3番丸野もフォアボールを選びチャンスはつづく。ここでSTINGベンチもたまらずピッチャー交替となり、盗塁で2塁に進んだ丸野をおいて4番芝田はレフトに打ち上げ、一瞬ビッグアプセットベンチも総立ちとなるがこれは高く上がりすぎてアウトとなりツーアウトで追い込まれたビッグアプセット、しかしつづく5番山下が内角球をフルスイングするとこれがレフト頭上を鋭く超えるツーベースとなり、丸野が還ってついに16-17の1点差だ!
最終回、同点のランナー山下を2塁においてビッグアプセットベンチも小雨をものともせず総立ち、バッターは6番鈴木だ。この日試合にかけつけた愛娘レミちゃんがパパの背番号にちなみ「にーくー!がんばれー!」と声援を送るなか、パパ鈴木が意地を見せ降りぬいた打球は三遊間を破る!セカンドから山下が全力疾走で3塁を回る、相手レフトも渾身の返球、同点なるのかならないのか、両軍ベンチが総立ちとなるなか、キャッチャーとの衝突を避けようと3塁側にスライディングしベースタッチを試みる山下の左手に相手キャッチャーのタッチが一瞬早く、審判が高々と右手をあげ「アウト!」のコール、劇的な幕切れで最終回11点を返し1点差まで詰め寄ったビッグアプセットはわずかに及ばずゲームセットとなった。
最大15点差からあと一歩まで詰め寄ったビッグアプセット、思えば最終回表1点を奪われさらにワンアウト1・3塁のピンチで相手1塁ランナーの盗塁をキャッチャー村上が阻止、これが自らのもつ史上最年長盗塁阻止を更新する59歳11か月の荒業、次週試合で還暦記念試合を迎える村上の気合の盗塁阻止が思えば反撃の狼煙だった。
最悪と思われた試合展開から一気に盛り返したビッグアプセット、降り続く小雨の中での着替えを余儀なくされつつも充実した試合にナインも笑顔だ。どうしても勝利をつかめない今シーズンだが、この粘りがあれば夜明けも近いだろう。来週に向けた鋭気を養うべく新荒川大橋から小雨をついて赤羽東口に歩いて向かうビッグアプセットナイン、大阪・新世界と並ぶ飲み聖地・赤羽でたどり着いたのはディープなジンギスカン屋、「赤羽はNo Ruleですから!」と叫びながら店中を走り回るオヤジに元気をもらい、波乱万丈の今日の試合を振り返りながら来週以降の逆襲を誓いつつ次々に追加注文しまくるビッグアプセットナインであった。
<監督コメント>
赤羽はno ruleだが、今回は守備も含めてまさにノーガードの戦いとなった。
打線はなんと言っても大和くんの3安打猛打賞スリーランホームランに満塁アーチで7打点の荒稼ぎ。山下の特大レフトオーバーツーベース、木全の素晴らしい技術の右中間タイムリー、石井さん、鈴木さん、櫻町にもヒットが出て、大河原の通算100打点メモリアル四球、キャッチャー村上も還暦にあと3日となる最年長2盗阻止レーザービーム、大和くんの満塁弾で1塁走者大河原は、バッターランナー大和くんがWBC準決勝の周東バリの快足でぐんぐん迫る中、走者大谷翔平を彷彿とさせる決死の走りでホームイン。最後はツーベースの山下を2塁に置いて、鈴木さんが三遊間をしぶとく抜くレフト前ヒットで山下が怒涛のホームスライディングがわずかに及ばずゲームセット。六角精児のディーゼルの歌詞の最後「あと少し〜」16-17の熱戦でした❗️
1-16から怒涛の攻撃だったがあと1歩。ここはファーストゴロを前進ダッシュしてグラブに当てたあとそのままライナーで3塁線を越えていく「ロケットランチャーグラブトス」をやっちまった櫻町としては少し小さくなり反省、今日は東京体育館で2,500m泳ぎました❗️サーセン❗️
今週4月15日(土)は13時から東台A面で永福コルセッツと初対戦です。
みなさん、今週の出席表明お願いします❗️
なお、今後の予定ですが、ゴールデンウィークの5月6日(土)はお休みします。
あと、お知らせがきちんとできてなかったかもなので、あらためてですが、今シーズンから規定打席は試合数✖️1.5に変更の旨、多数決で決議されておりますのでよろしくお願いします。
明けない夜はない❗️
今度は快勝だ❗️
みんな、よろしく❗️