~「ヤザワの終着点?ないね」(矢沢永吉)~
巨鯨ビッグ櫻町・通算700試合出場の偉業達成!ライアン小川の激投、アツモリ佐藤の攻走守にわたる大立ち回りで偉業達成を祝う逆転勝利!!
先週の勝利でついにシーズン貯金1となったビッグアプセット、シーズン勝ち越しへの足場を固めるべくこの週はおなじみシルバーフォックスの招聘をうけ光が丘公園に集結だ。そしてこの日は、監督にしてチームの大黒柱、巨鯨ビッグ櫻町の通算700試合出場となる記念の日だ。今週も打撃を回避し守備につく石井を含め、光が丘に集結したビッグアプセットナイン12人はこの試合の重みを肝に銘じつつ気合全開でプレーボール。
先発は先週に引き続きライアン小川、初回表のシルバーフォックスの攻撃で2本のヒットでツーアウトながら1・3塁といきなりピンチを背負うが、ここでサードランナーの動きをみたキャッチャー石井からの三塁牽制がハーフバウンドとなりこれをサード牧が胸にあてて後逸、これをみた相手サードランナーがホームを狙うが、鋭くカバーに入ったショート佐藤が素早いカバーから矢のようなバックホームでランナータッチアウト!いきなり緊張感高い初回を無失点で切り抜ける。
するとその裏初回の攻撃、ツーアウトから3番佐藤が左中間突破のスリーベースででると、4番芝田のサードゴロがエラーを誘い1点先制!また2回裏には田辺・小川の連続フォアボールで1・2塁となったところで、8番村上がセンター前に鮮やかに弾き返しこれがタイムリーとなり1点追加!さらにワンアウト2・3塁から10番久々登場の木全がこれもジャストミートで三遊間突破のタイムリー!これでさらに1点を追加し2回まで3-0と順調にリードを広げる。
先週先発で5回を投げ今期初勝利をあげたライアン小川はこの日もカットボールがビシビシ決まり、また緩いドロップカーブも有効で2イニングを0点に抑える。また守備陣も、2回ツーアウトからヒットで出たランナーをキャッチャー石井の鋭い送球にショート佐藤のタッチ直前まで反応をみせない頭脳プレーでタッチアウトにするなど小川を盛り立てる。
しかし迎えた3回表のシルバーフォックスの攻撃、先頭打者のフォアボールのあと後続に4連打と打ち込まれエラーも絡み一気に5点を失う。普通ならここで大きく崩れてしまうところだが、小川はここから集中力を上げる。またワンアウトから相手3番の左中間の打球では、ぎりぎり打球においついたセンター西村からショート佐藤を中継、最後はセカンド田辺のナイスタッチでバッターランナーをタッチアウトにするなど守備陣も集中力をきらさず、ここで後続をゼロに抑える。
すると3-5と逆転されたその裏、ビッグアプセットの逆襲が始まる。この回先頭の1番牧がフォアボールででると盗塁とワイルドピッチで3塁に進み、さらに相手キャッチャーのパスボールの一瞬の隙をついて鋭くホームを狙いホームイン!さらに3番佐藤が今度がフルスイングで右中間最深部に飛び込むさく越え大ホームラン!これで一気に同点に追いついた!
追いつ追われつの展開で5-5の同点、ここから試合は1点をめぐる両チームの痺れる攻防が続く。4回表のシルバーフォックスの攻撃ではツーアウトからデットボールでランナーを出すが、続く相手9番の打球はファースト後方ライト線に舞い上がるフライ、これをセカンド田辺が全力疾走で追い、最後はライト線ぎりぎりで半身の構えのままナイスキャッチ!ヒットとなれば勝ち越し点を与えかねない場面での田辺のスーパープレーが小川を救う!
4回裏のビッグアプセットの攻撃では、先頭村上がフォアボールででると続く9番山下が右中間を深々とやぶるツーベース、最近左腕の故障でフルスイングができない山下が決死の流し打ちでノーアウト2・3塁と絶好の勝ち越しのチャンスをつくるが、ここは相手シルバーフォックスの投手も鋭く落ちるシンカーを駆使し後続を断ち無念の無得点。
さらに5回表のシルバーフォックスの攻撃では、先頭をフォアボール、続く相手10番のレフト前、さらに1番にもレフト前に連打され今度は小川がノーアウト満塁の大ピンチだ。監督櫻町もこの試合は小川に任せたと腹を括り、キャッチャー石井も大声で小川を叱咤激励、小川も改めてギアを入れなおす。するとここで相手2番はセカンドゴロでホームアウト、つづく3番はピッチャーフライでランナー動けず、そして相手4番をショートライナーに切って取り、絶体絶命のピンチを無失点で切り抜けるとベンチ屋根裏組も総立ちでライアン小川を迎え、ビッグアプセットベンチは最高潮の盛り上がりだ。
そして迎えた5回裏のビッグアプセットの攻撃、ワンアウトから3番佐藤が2週連続の猛打賞となる左中間へのツーベースで出塁、すかさず3盗をきめワンアウト満塁で続く芝田・櫻町に期待が高まるが、ここで芝田は無念のピッチャーゴロ、そして櫻町も変化球を空振り三振、と思った瞬間キャッチャーが落球したボールを見失っており、櫻町は激走でファーストに駆け込むまさかの振り逃げでツーアウト1・3塁とチャンスは続く。するとここで相手ファーストがベースから離れたのをみてリードを広げた櫻町、これを逆に誘うと相手ファーストがベースに駆け込みきわどい牽制で櫻町がぎりぎりセーフとなったその瞬間、一瞬の隙をついてサードランナー佐藤がホームに突進、これが鮮やかなホームスチールとなり勝ち越しだ!サインプレーだったかどうかはともかく、結果的に今シーズン日本ハムファイターズがみせたような最高水準のコンビネーションプレーとなり、ついに均衡破りビッグアプセットが勝ち越し、残り時間を使った6回表のシルバーフォックスの攻撃も小川が無失点におさえ、記念試合を劇的な逆転での完全勝利となった。
今シーズンのベストゲームともいえる見事な試合、光ったのはアツモリ佐藤だ。先週に引き続き2週連続の猛打賞はあとシングルがでればサイクルヒットと絶好調、守備での数々の好プレーはもちろんだがこの日は何と言っても決勝点となる一瞬の隙をついたホームスチール、ハイレベルなプレーでチームを引っ張った。そして5回2/3を投げ切り完投勝利を上がたライアン小川、球威とコントロールが格段に向上し、またこの日は試合中何度もピンチで集中力をあげ乗り切るという粘りのピッチングも身に付き、残りのシーズンへの期待は高まる一方だ。また村上、木全にも快心のタイムリーが飛び出すなど、ビッグアプセットナイン全員が一丸となっての見事な逆転勝利だ。
それというのも、還暦目前でこの日通算700試合出場の偉業を成し遂げた櫻町監督を祝うビッグアプセットナインの気持ちがなしえたと言えよう。通算2位の大河原の593試合に107試合もの差をつけての断トツの試合数、ビッグアプセットチーム通算746試合中700試合出場は、なんと驚異の93.8%と圧倒的な参加率、また「プロ野球は草野球の5倍理論」によるとこれはプロ野球換算では通算3,500試合出場となり、これは谷繁元信の3,021試合、野村勝也の3,017試合を大きく上回る断トツの記録だ。圧倒的最多試合出場に加え、2012年にスタートした政権は12年目に入り、安倍晋三を上回る憲政史上最長政権も終わることなく続く。通算700試合は巨鯨ビッグにとってあくまでも通過点だ、矢沢永吉と同じく、その終着点はないね、と常に前を向く監督とともに今後も歩んでいく気持ちを胸に、ここでは過去の偉大なる足跡の一部を紹介することでこの日の戦評を閉じることとしたい。
<巨鯨ビッグ櫻町・偉大なる足跡>
2003年4月19日 通算1試合目 上井草・対エクソダス
この日が記念すべきビッグアプセット公式記録初戦であり櫻町の記録1試合目、打撃記録は3打数1安打、スリーベースを放ち盗塁も記録している。
2005年6月5日 通算52試合目 芝公園・対Wing Beat
芝公園でのナイターでその後伝説となる首都高超えの大ホームラン、高さ20mのネットを超えた打球は首都高を超えその向こうの大韓航空の看板を直撃した。
2005年9月10日 通算65試合目 大宮健保・対白金台ジャンキース
2004年春に初参加したガンバロウ大会でまだ未勝利のビッグアプセット、この日も1回戦で1点差で惜敗。失意のまま向かった大宮焼肉店での櫻町の奔放な発言に末永監督がブチ切れ、「お前なんか来て打って帰るだけじゃねえか!」と激高、世にいう「来て打って帰るだけ事件」となる。
2005年12月10日 通算76試合目 世田谷公園・対南海ハーツ
その後も櫻町の奔放な言動は続き、この日も二日酔いで試合開始直前に現れた櫻町に激怒した末永監督はこのシーズン打撃絶好調の櫻町を9番に降格、世にいう「世田谷・降格人事事件」となるが、これに発奮した櫻町はこの日2本のホームランを放つ。また翌週終了した2005年シーズンではシーズン42安打、51打点という未だに破られていないシーズン打撃記録を達成している。
2006年8月19日 通算109試合目 世田谷公園・対エクソダス
この試合、2回にライトへツーベースを放ち、通算100本安打・100打点を同時達成。
2010年6月12日 通算231試合目 夢の島・対読売IS
この試合でチーム初の通算200本安打を達成、この段階で通算安打数は芝田と競っており、芝田は3週遅れて200本安打に到達した。
2012年1月28日 通算275試合目 天王洲・対エースハンターズ
監督就任初戦は3-10で敗北、本人はスリーベース1本を放って気を吐いた。
2012年12月1日 (通算308試合目になるはずだった試合) 和田堀・対みずほ証券
今も伝説の「政権すっぽかし事件」、監督が試合開始時間を2時間間違え、試合終了直前にグランドに現れるという失態。田中選手から、「天命を待つのは、人事を尽くしてからや!」というお言葉をいただく。
2015年8月1日 通算405試合目 橋の下球場・対練馬ジークアローズ
ガンバロウ大会から通算で足掛け12年目、エンジョイカップでついに優勝!チーム初大会優勝を成し遂げ名将の名を不動のものとした。
2021年4月17日 通算602試合目 品川区民球場・対神宮前グリーンビーンズ
マッチメーク情報伝達の過程に齟齬があり、試合開始時間を2時間遅く誤認するという、いわゆる「徹底確認不足事件」勃発。経営責任を果たすため説明責任と再発防止に追われる。
2021年7月31日 通算613試合目 萩中公園・対ビーグルス
末永はじめ多くのビッグアプセットレジェンドが在籍するビーグルスとのナイター、宿敵末永から史上初の通算100二塁打を放つ。
2022年7月16日 通算655試合目 大宮健保・対ポセイドン
真夏の大宮健保、全員野球で史上3度目のエンジョイカップ優勝!櫻町監督の巨体が初めて大宮の空に舞う
<監督コメント>
櫻町の通算700試合出場記念試合、大会差ながらの最後まで諦めない勝利への執念と高い集中力をみんながみせて快勝、芝田の戦評の通り、今シーズンのベストゲームでした❗️ありがとう❗️
ピッチャー小川さんは強打のシルバーフォックス相手に堂々たる完投勝利で2連勝❗️特に5回表のノーアウト満塁のピンチでは、キャッチャー石井さんの「ここが踏ん張りどころだよ小川さん❗️」の檄、チーム全員の声掛けに出力マックス、後続の3人を見事打ち取る激投無失点ピッチング。速いストレートに加えてカット、カーブと自在に操るナイスピッチングで、主戦投手としての首脳陣の信頼を完全に勝ち取った。
守備もみんなが最大出力で集中してプレー、特にショート佐藤達路くんの瞬時の判断力と同時に体が反応する機動力は、まだまだ野球が上手くなりたいオヤジ一同もうなるばかり。中継プレーの深く追う走力、サード後ろのこぼれ球を見事に送球しホームアウト、セカンドでは球が来ないフリしてキャッチャー石井さんからの送球をタッチアウトなどいいものを見せてくれた。
またセカンド田辺さんは、中継プレーの鋭い球をよく捕ってセカンドタッチアウト、さらにファースト後ろのライト線の難しい打球を全力ダッシュでランニングキャッチのスーパープレー❗️満塁でのセカンドゴロをホームできっちりアウトにする堅実さも合わせて、1点を争う緊張感高い試合で気合いマックスの光るプレーでした。
センター西村もセンターオーバーの打球を落下点に直線距離で追いつき素早く中継プレーにつなげ、最終回のピンチで最終バッターが放った右中間の難しい打球を見事ランニングキャッチでゲームセット。若手もオヤジも大活躍でした。
打撃では佐藤達路くんの同点ホームランなど猛打賞、村上のここぞというチャンスでセンター前タイムリーヒット、木全の三遊間を痛烈に抜くタイムリーヒット、山下の右中間を深々と破るツーベース、田辺さんもバットコントロール完璧の右中間ツーベースなどつなぐ野球。みんなで打席に立つ打者に声掛けしてゾーンを絞り、期待に応える打撃を見せた各打者の集中力はあっぱれ。
勝ち越しは櫻町の振り逃げでツーアウト1、3塁から、1塁牽制でギリギリで戻った櫻町をタッチアウトにしようとした相手ファーストの一瞬の隙をついてサードランナー佐藤達路くんがホームスチール❗️プロ野球なら監督賞が出る見事な判断力と走力。まさに走攻守がかみ合ったナイスゲームでした❗️
さて来週10月21日(土)は11時から東調布公園でエースハンターズ戦です。
みなさんの出席表明お願いします。
では来週❗️
みんな、よろしく❗️