~「逆境が人に与える教訓ほど麗しいものはない」(シェイクスピア)~
久々の上井草スポーツセンター、満を持した宿敵ニューオッズとの対戦は激しい返り討ちで討ち死に!
今期2勝10敗と、市外局番ゾーンへの突入は回避したものの引き続き低空飛行がつづくビッグアプセット、この日の対戦は過去5勝5敗1分けと完全互角の戦いのニューオッズ、しかもグランドはあの上井草スポーツセンター、末永監督時代のホームグランドのひとつでかつて数々の名場面が生まれたこの地での決戦に挑む。このゲームに石井親子が欠席という事態に、櫻町監督は助っ人で牧、さらに2年ぶり参加の元立教大学野球部主将・倉林を招聘し万全の体制を組む。およそ10年ぶりに訪れた上井草スポーツセンターは以前と変わらぬ美しい人工芝4面グランド、外野を抜ければホームランのチャンスが格段に高まるグランドに、櫻町監督も「今日はダイヤモンドを駆け抜けよう!」とゲキを飛ばす。
必勝を期す櫻町監督は、助っ人倉林を先発のマウンドに送ると大胆な布陣でプレーボール、しかし初回表ニューオッズはワンアウトからセカンド前にゴロにセカンド田辺が一瞬タイミングを合わせた隙に一塁を駆け抜ける内野安打、一瞬の隙を逃さない攻撃的走塁にビッグアプセットナインの警戒心も高まる。するとその後ワンアウト2・3塁から相手4番のショートゴロでショート牧がバックホーム、3塁ランナーを三本間で挟殺すると飛び出した2塁ランナーも続いて2・3塁間で挟まれる、しかしここは攻撃的走塁でこのランナーをセーフにしてしまいツーアウト3塁に残ったところで守備の乱れとホームランが出て、初回表いきなり4点を奪われる。
反撃に出たいビッグアプセットはその裏、先頭牧が鮮やかにライト前に弾き返し反撃の狼煙をあげるが、2盗を試みたところで相手キャッチャーの矢のような送球でタッチアウト、結局この回は無得点と、初回表裏の守備の明暗が試合の流れをつくってしまった。
先発倉林は2回を無失点に抑えるなど立て直しを図るが、3回表のニューオッズの攻撃では上位2・3番に連続ホームランを打たれるなど3失点、この時点で0-7とビッグアプセットは劣勢に立つが、ここで反撃に出たのが3回裏の攻撃だ。
先頭小川が粘ってフォアボールで出ると、つづく西村がサードへ内野安打、今期まだ片目の開かなかった西村の待望の初ヒットでチャンスが膨らむ、つづく村上はサードゴロで小川が3塁アウトとなるが村上の激走でファーストはセーフ、これでランナー2人が残ったところでツーアウトから1番・牧がストレートをジャストミートするとこれが右中間を鮮やかに突破、3塁ベンチの大歓声を受けて西村、村上が必死の走塁、牧もダイヤモンドを駆け抜けるスリーランホームランで3点をゲット、反撃の狼煙をあげる!
しかしビッグアプセットの反撃もここまで。山下が第一打席はライト前に鮮やかに弾き返しつつも間一髪ライトゴロ、第二打席も完璧な流し打ちを相手ファーストがダイビングキャッチで防ぐなど野球の神様はビッグアプセットに味方しなかった。一方ニューオッズは鋭いスイングでホームラン3本、三塁打3本、二塁打2本の怒涛の攻撃、また攻撃的走塁でビッグアプセット守備陣の一瞬の隙をことごとくつく攻撃もあり、互角の相手とは思えない大差での敗戦となった。
ダイヤモンドを駆けまわるはずが、山下、丸野、西村、大河原の外野陣、中継に走る牧、田辺、さらになぜかライト線の長打を追いかけることになる櫻町と、外野を走り続けることとなったビッグアプセットナイン、最高気温25度の暑さもあり試合後は放心状態だ。この日は終始ペースをつかめないまま終わってしまったが、助っ人牧・倉林の活躍や西村の初ヒット、山下の打棒復活など明るい話題もあり、ここからの巻き返しに体制を立て直したい。
これで今期は2勝11敗とふた桁借金にリーチのかかる事態、戦評タイトルも今期は「ロケットスタートは不発、フロリダ沖に消えました」(長嶋茂雄)、「H2ロケット、着火せず!」、「私はあなたが転んだことには興味がない、どう立ち上がるかに興味があるのだ」(リンカーン)、「挫折の末の再生の醍醐味は、人生からの贈り物だ」(石原慎太郎)、「いいことなんて人生の1割あればいいんだよ!」(高田純次)と、チームに慰めとゲキを飛ばしつづけてきたが、「厳しいけれどがんばろう格言」もそろそろネタ切れだ、7月のエンジョイカップ参戦も決まりいよいよ夏を迎える2023年シーズン、ここからの巻き返しを図るためまずはキンキンに冷えた生ビールを求めて上井草界隈を徘徊するも適切な場所がみつからず、気持ちを取り直して西武新宿線に乗り込み高田馬場を目指すビッグアプセットナインであった。
<監督コメント>
久々の対戦だった宿敵ニューオッズは、草野球3番地でチームレベル自己申告3の通り、猛打に走力も備えた強豪に変貌、倉林さんの力投、牧くんのスリーランホームランなど助っ人も活躍してくれたが、打線は西村の今季初ヒットなど3安打、守備の乱れもあり力及ばず完敗となった。
しかしこの試合では山下の1、2塁間突破のライトゴロ、1塁線を襲う強烈なライナー、田辺さんも足のケガから完全復活を印象付ける軽快な守備、小川さんの制球力良いナイスピッチングなど好材料もあり、これを次につなげたい。
今週は6月3日(土)12時から六郷橋1号面でハーデス戦です。
みなさんの出席表明お願いします。
大会まであと1ヶ月。横綱照ノ富士ここにあり、我々も復活優勝いきますか❗️
では6月3日❗️
みんな、よろしく❗️