~「我々の積極的活動の大部分はひとえに『アニマルスピリッツ』という人間を活動に駆り立てる衝動の結果である」(ジョン・メイナード・ケインズ)~
灼熱の猿江公園、助っ人打保の熱投と伊藤・丸野の2発で大逆転勝利!
お盆休みをはさんで2週間ぶり、後半戦開幕試合となるこの日、甲子園ではベスト8が激突、メジャーでは大谷が43号満塁ホームランをぶっ放し、プロ野球では阪神タイガースについにマジックが点灯するなど、世界中が野球で盛り上がる夏、ビッグアプセットナインもいよいよ迎えた後半戦開幕に万全の体制で猿江公園のハイブリッズ戦に集結だ。しかしこの日はエース石井が左股関節を痛め登板を回避、代わりに昨年大会にも参加してくれた打保選手が助っ人として参戦、石井に代わって先発マウンドにあがる布陣でプレーボールだ。
後半戦開幕投手の大役を任された打保だが、初回裏のハイブリッズの攻撃、先頭にいきなりレフトオーバーの2塁打を打たれると、そこから相手2・3・4番に3連打を浴び2点を先制されると、ワンアウトからさらに相手6番にライト線に鋭いライナーの2塁打を打たれ2点を追加される。ここから何とか体制立て直しを図るが内野エラーのあとさらに下位打線に2連打を浴び初回いきなり5点を奪われる立ち上がりだ。
しかしこの日屋根裏に陣取り大声で激しく声援を送る石井に喝を入れられた打保は2回からギアを入れなおす。2回裏に相手上位打線を三者凡退に打ち取ると、そこからの3イニングはわずか1安打、無四球のピッチングで完全にゲームを立て直す。
一方のビッグアプセット打線、ハイブリッズ先発投手の魔球のようなスローカーブと史上最速と思われるクイックモーションにタイミングが合わず、3回までの3イニングは伊藤のレフト前ヒット1安打のみで0-5で前半を終える。しかし眠っていたビッグアプセット打線がついに目を覚ましたのが4回表だ、先頭のこの日DHに入った石井がフォアボールででると臨時代走に送られた塚野敦也がワイルドピッチで2塁に進むと、ツーアウトとなって2巡目となる石井大和が技ありの流し打ちでレフト前に落とすタイムリー、これで塚野敦也が還り1点を返した!さらにツーアウトで石井大和を1塁においてこの日2番に入った伊藤が大根切りでフルスイングすると、火を噴く打球がレフト線を襲う、ハイブリッズ外野陣も必死で打球を追うが伊藤が快足を飛ばしダイヤモンドを一周、ツーランホームランで3-5と2点差だ!
そして迎えた5回表のビッグアプセットの攻撃、ワンアウトから5番塚野敦也のショートゴロが相手エラーを誘い出塁すると、つづく打保がデットボールでワンアウト1・2塁、一気に同点・逆転のチャンスとなったところで登場は丸野、ここで高めのストレートをフルスイングでジャストミートするとライト後方に大飛球が舞い上がり、これがライトフェンス上方のネットを直撃、これで塚野敦也、打保につづいて丸野もダイヤモンドを駆け抜け逆転のスリーランホームランだ!
しかしここで思わぬアクシデントが起こっていた。丸野の大飛球を必死に追ったハイブリッズのライトが勢い余ってライトフェンスに激突、顔面と膝を強打しそのままグランドに倒れたまま動けない状態となってしまった。幸い頭部への影響はないと思われたものの、口から出血し膝を強打し動けない状態、ハイブリッズナインが119番するも折からの猛暑による熱中症患者の急増でなかなか電話がつながらず、救急車がようやく到着したのは15分後、救急隊員3人がグランドに駆け込み同選手の容態をチェック、大事はないと思われ両チーム選手一同ほっと胸をなでおろしたものの、このまま時間切れでゲームセット、丸野のホームランで逆転したビッグアプセット勝利となった。
思えば1977年、阪神タイガースの佐野外野手が川崎球場でレフトフェンスに激突、頭蓋骨骨折の重傷を受けそれをきっかけにプロ野球球場フェンスのラバー化が進んだという歴史があるが、猿江公園のライトフェンスはファールゾーンからライト線にかけてはラバーが張られているものの、予算の関係か途中からコンクリートがむき出しになっている状態であり、草野球人の安全のためにもここは東京都小池都知事のリーダーシップによる早急な改善が望まれるところだ。
災害級の暑さにみまわれる今年の夏だが、さすがに試合終了の17時になると少し暑さが和らぐ、今日もロックアイスとポカリスエット大量補給でこの暑さを乗り切ったビッグアプセットナインも水道の水を全身に浴び、猿江公園周辺を行きかう人々にも触発され野生がよみがえる。思えば初回5失点から石井の喝で目覚め2回以降はハイブリッズ打線を完封した打保、伊藤・丸野の目の覚めるような打球、ケガに至ってしまったものの丸野の打球に必死に飛びつこうとしたハイブリッズのライト、灼熱の夏のゲームで両チームナインがアニマルスピリッツ全会で野球を堪能だ。アニマルスピリッツが完全覚醒したビッグアプセットナイン、ひと駅となりの錦糸町に移動しおなじみの眠眠錦糸町店になだれこみ、覚醒した野生でキンキンに冷えた生ビールと絶品餃子にかぶりつく。真夏の夜を迎えて尽きることのない野球への情熱は冷めやらず、シーズン後半に向けた決意を新たにするビッグアプセットナインであった。
<監督コメント>
風もなく36℃を超えるうだるような厳しい暑さの中で、初回の5点ビハインドを石井大和くんのタイムリー、伊藤くんのツーランホームラン、丸野くんのスリーランホームランで見事逆転勝ち❗️
助っ人のピッチャー打保くんも2回以降完全に立ち直り伸びのある速球がコーナーに決まる熱投、
守備でもファースト芝田が難しいハーフバウンドの好捕、セカンド田辺さんは強い打球をガッチリキャッチ、キャッチャー村上もピッチャーを鼓舞し貫禄のリードを見せるなど守備陣も暑い中全力プレー。素晴らしいゲームでした。
相手チームライトがライトフライをバックしながら全力疾走、後ろを振り向いた瞬間にコンクリートむき出しのフェンスに顔面を強打、そのまま救急搬送されるというアクシデントに衝撃が走ったが、その後相手チームから連絡あり、唇内側をかなり切ったものの大事に至らず、自分で車を運転して帰宅できたとのことでした。
野球場の施設の改善は課題。一方我々は使用する球場の状態、施設によく注意してケガしないように努める必要があることをあらためて思い知る機会になった。人ごとと思わず十分注意していきましょう。
さて来週8月26日(土)は10時から多摩川ガス橋緑地2号面で試合です。
みなさん出席表明お願いします。
では来週❗️
みんな、よろしく❗️