~「試合は練習、練習は遊び」(コネチカット橋爪)~
コネチカット橋爪、7年ぶり登場!若巨鯨マグナム鈴木、驚異の特大弾!ライアン小川熱投も守備崩壊でエースハンターズに大敗!
長かった残暑が突然終わり、11月に入ったこの日は最高気温が17度に急降下したこの日、いよいよシーズン終盤を迎えたビッグアプセットだが、この日は新入団・牧選手の晴れの結婚式で蒼天関連メンバーが欠席、危機感を覚えた櫻町監督は前週試合終了直後からメンバー集めに奔走するが、そこで立ち上がったのがビッグアプセットのレジェンドのひとり、コネチカット橋爪だ。
2003年までの米国コネチカット州赴任時には、現地のバッティングセンターで硬球を打ちまくり、同年帰国直後にビッグアプセットに参加、2016年までの足掛け14年間ビッグアプセットの主要メンバーとして活躍、現時点でも15位となる通算161試合出場を誇るレジェンドだ。また生来の慎ましい性格で常にチームメートを立てるスタンス、あまりに遠慮しすぎて2016年春の羽根木公園での試合、3塁ランナーとしてゴロゴーの声に遠慮して反応できず、その反省からそれ以来試合参加を自粛してきたが、今回チームからの熱心な勧誘についに重い腰をあげ7年ぶりに当時の黒ユニフォームをまとって東調布公園に登場、橋爪の登場に一気に盛り上がったビッグアプセットナイン、総勢11人を揃えて宿敵エースハンターズ戦に臨む。
しかしこの日、先発ライアン小川に女神は微笑まなかった。初回表のエースハンターズの攻撃では三振振り逃げのランナーを一人置いて、相手3番に特大のホームランを打たれ2点を先制され、その後のツーアウト1・2塁のピンチで相手7番の打球はジャストミートのライト前への強烈なライナー、7年ぶりにグローブを手にしたライト橋爪には酷な厳しい打球に対しコネチカットも必死の形相でダッシュ、決死のダイビングを試みるが打球はグローブを弾きこれがタイムリーとなり、初回3点を失う。
2回以降、小川は立て直しを図るが、ここから平均年齢50代後半の守備陣が瓦解、詳細は省くもののこの試合全体で7つのエラーを記録、4回表には先頭打者のレフト前への小飛球に対しショートアツモリ佐藤が鮮やかなスライディングキャッチのファインプレーでビッグアプセット守備陣に喝を入れるが、5イニングを投げ切り15個のアウトをとった小川だが実質的には22個のアウトを取らざるを得ないピッチング、今日はライアンの日ではなかったと思うしかない。
一方打線で気を吐いたのは若巨鯨マグナム鈴木だ、2回裏ビッグアプセットの先頭打者として真ん中低めの変化球を引き付けて強振、これがレフトに高々と舞い上がる特大ホームランとなりエースハンターズの度肝を抜くと、5回の第2打席でもセンター前ヒットを放ちこの日唯一のマルチヒットでひとりビッグアプセットに喝を入れた。これで鈴木は今シーズン12試合出場で5本塁打と驚異のハイペース、シーズン残り3試合となり石井大和の8本塁打と3本差、同じく今期5本塁打の伊藤とともに三冠王をほぼ手中にしつつある石井大和に対する唯一の挑戦権をもつ状態でシーズン終盤に臨むことになる。
さらに盛り上がりをみせたのが5回裏のビッグアプセットの攻撃だ。この回先頭の鈴木のヒット、櫻町の内野ゴロでランナーが入れ替わったあと田辺が三遊間を破るヒットでワンアウト1・2塁と数少ないチャンスメークすると、ここで登場は8場ににはいった橋爪、ここで相手投手の速球に渾身のフルスイングでジャストミートするとレフト前への火の出るライナー、ビッグアプセットベンチも総立ちとなるがこれに対し相手レフトがダッシュで地面ぎりぎりでキャッチするファインプレー、これに2塁走者の櫻町が戻れずあっけなくダブルプレー、7年ぶり橋爪の快心の打撃が無念のゲッツーとなり、結局この試合、ビッグアプセット打線は鈴木のホームランの1点だけ、結局試合の流れをつかむことなく1-13の敗退となった。
今から45年前、桐朋中学野球部は厳しい若手監督が日々選手たちを地獄のサーキットトレーニングや長距離ランニングで鍛えまくっていた。その中で監督は、練習試合こそ最大の練習だ、という意味で「試合は練習だぞ!」と部員たちに喝を入れていたが、これに反応したのが当時弱冠15歳のコネチカット橋爪、「試合が練習ということは、じゃああのキツい練習は何なんだ、試合が練習なんだったら練習は遊びだ!」と叫び、野球部部室の壁に「試合は練習、練習は遊び!」と大書し野球部ナインの喝采を浴びた伝説をもつ。いまだに桐朋出身のビッグアプセットナインの脳裏に刻まれるこの名言だが、練習を一切行わず試合オンリーのビッグアプセットにとってもこの言葉は金言だ。攻守がかみ合わず大敗となったこの試合でも今後の打撃・守備向上のための練習と前向きに捕えよう、久々登場のコネチカット橋爪の金言を胸に前を向くビッグアプセットナイン、これを機会に今後の試合参加に意欲をみせ最新ユニフォームの発注もすませた橋爪の野球人生の第3ステージが始まる。
激動の2023年シーズンも残り3試合、これでわずか貯金1となったビッグアプセットはシーズン最終版に勝ち越しへのチャレンジを続ける。来週以降の参戦に意欲をみせる橋爪、忙しい週末の次の予定に向かうメンバー、ビッグアプセット永久欠番18の朝田五郎の逝去から8周年のため吉祥寺に向かうメンバー、ビッグアプセットナインそれぞれが今日の試合を糧にシーズン終盤を乗り切る思いを胸に東調布公園を後にするのであった。
<監督コメント>
今日の試合、橋爪の久々の復帰をまず喜びたい。戦況を見極め、グランドによく通る声で真剣に声援を送り盛り上げる姿、気持ちを切らさず諦めない、食らいつく。いまのビッグアプセットに必要な姿勢を橋爪は教えてくれた。
ピッチャー小川さんはストライク先行、ドロップカーブも有効でナイスピッチングだったが、序盤から守備陣が大きく足を引っ張る誤算、打ち取ってもなかなか終わらない悪循環となってしまった。
唯一佐藤達路くんが3塁線近くのフライを猛ダッシュしてスライディングキャッチ❗️流石のプレーでアラ還守備陣にカツを入れてくれた。
打撃では鈴木さんが超特大柵越えホームランとセンター前ヒットで2打数2安打と異次元の打棒を見せ、小川さんはレフト前ヒット、田辺さんも三遊間突破のヒット、久々登場の橋爪の真芯で捉えたレフトライナーもナイスバッティング❗️
今日は点差が開いたが、今季残り3試合、ウィークデーで足腰をストレッチして準備、来週の野球で攻撃的守備、向こう傷は問わない積極プレーで行けば活路は開けるはずだ。
なお今日はサプライズで黒須さんがベンチ上のロイヤルボックスから観戦、私たちのプレーを注視。「守備、ちゃんとやってくださいよ」と厳しいコメント。レジェンドのカツを謹んでありがたくうけとり、来週から活かしましょう❗️
来週11月18日(土)は12時から六郷橋緑地野球場4号面でハーデス戦です。
みなさんの出席表明お願いします❗️
では来週❗️
みんな、よろしく❗️