~目を閉じて何も見えず哀しくて目を開ければグランドに向かう道より他に見えるものはなし~(谷村新司)
エースハンターズとがっぷり四つの接戦、終盤追いつかれて引き分け
今週のビッグアプセットは過去8回対戦し3勝5敗と後塵を拝しているエースハンターズと対戦。対決場所の東調布公園は田辺の自宅正面で手入れのよい1面球場。何故かここ3年で雨天中止が3回となぜか天候に恵まれない印象があるが、この日はさわやかに晴れ渡った秋空の下でプレイボール。
初回、先頭石井大和がフォアボールを選ぶとさっそく二盗・三盗でチャンスメーク。ワンアウトの場面で登場の3番鈴木がエースハンターズ先発左腕の初球を激振。少し先っぽだったと言うが身体をうまくのこした打球が一直線にレフトに伸びて東調布特有の二重のフェンスの手前を超えてホームランゾーンを直撃、値千金の先制ツーランとなった。
その裏、マウンドには前々週の夢の島、前週の光が丘に続き3試合連続の先発でいまやすっかりローテーションの核となった好調小川があがる。初回、ワンアウトからエースハンターズの2番にレフトオーバーのツーベースを打たれるが後続を三振、センターフライに打ち取り無得点。
2回表、ワンアウトから田辺が一二塁間への内野安打で出塁、ワイルドピッチで二塁に進んだところへ続く小川の当たりは痛烈なファーストライナーとなりツーアウト。ここで大腸手術から先々週復帰した石井が63日振りに打席に立ち、冷静にフォアボールを選び1・2塁と追加点のチャンスを掴むが続く村上が倒れ無得点。
小川は2回・3回とランナーを出しながらも切れのよいカーブとチェンジアップ、そして随所でのキャッチャー石井からの「小川さん!集中してください!」の檄でエースハンターズに得点を与えない。
一方のエースハンターズ先発も追い込んでからの内角低めの絶妙なコースへのストレートでビッグアプセット打線を翻弄。この日、ビッグアプセットは大和、鈴木、山下の3人を除く9人が一つずつ三振を記録、うち約半分が見逃しという結果となっている。
追加点が欲しいビッグアプセットの4回表、ワンアウトから3番鈴木が今度は低めを見事にすくい上げるとこれもセンター後方のフェンス直撃のツーベース。芝田のサードゴロでスタートよく三塁に進んだところで、前週700試合出場達成の桜町のサード強襲ヒットで鈴木が帰って3対0。
昨年までであれば概ね3回でリリーフを仰いでいた小川であったが、今季は著しく耐久力をあげて無失点で迎えた6回裏、この日初めてのフォアボールで先頭を出す。次打者の打球はショート・センター・レフトの中間に落ちる不運なヒットで1・2塁。続く5番のあたりがこの回変わったライト大河原の頭上を越えるツーベースで1点を返される。更にフォアボールでノーアウト満塁のピンチとなったところで再びレフト前へのポテンヒットで2点目が入る。もはや1点もやれない場面でのファーストゴロを桜町がなんとかホームでフォースアウトでワンアウト。しかし次打者にフォアボールを与え押し出し同点となってしまい、小川はここで降板。石井大和は腰の故障がいまだ癒えておらず二番手はまさかの西村かと思われたが、ここでリリーフにむかったのは8月5日以来77日振りとのマウンドとなる鉄人石井。
この絶体絶命のピンチで石井はブランクを感じさせない落ち着いたピッチングで、エースハンターズの1番をサードフライ、2番をショートフライに打ち取る流石の投球でピンチを乗り切る。
最終回、ビッグアプセットはエースハンターズ2番手から鈴木がサード前にスピンがかかった小フライをあげ、これが猛打賞となる内野安打となるが、芝田、桜町が内野ゴロに倒れて時間切れの引き分けに終わった。
惜しくも終盤追いつかれたものの3週連続先発で安定感を着実にあげた小川、脅威の打力を見せつけた鈴木、キャッチャーからリリーフとブランクを全く感じさせない石井、強烈なゴロを次々とさばいた大間を初め、ノーエラーで小川・石井をがっちりバックアップの守備陣と投打の歯車がしっかりかみ合う好ゲームであったと言える。
試合後は地元田辺推薦の御嶽山駅近くの中華・嘉宴で打ち上げ。まだ昼過ぎにもかかわらずコスパのよいボリュームたっぷりの晩酌セットを堪能して、残るシーズンの健闘を誓いあうビッグアプセットナインであった。
<監督コメント>
強豪エースハンターズ戦は小川さんが5回まで完封だったが終盤6回に追いつかれ惜しくも引き分け。
リリーフ西村を指名するか一瞬迷いピッチャー交代が遅れた監督の責任だが、5回をストライク先行のナイスピッチングで投げ切ってくれた小川さんはストレートが走り、カーブのキレ抜群の堂々たる活躍。また6回ワンアウト満塁のピンチでリリーフ登板の石井さんも後続を完璧に断ち切り、ブランクを全く感じさせない鉄人の仕事。2人ともナイスピッチングでした。
打撃ではエースハンターズの低めコントロール抜群の左ピッチャーから鈴木さんの軽く振って柵越えツーランホームラン、さらに低めのポール気味のストレートを凄まじいライナーのセンターのネット直撃弾。相手チームから「あの人は規格外ですね❗️」と言わしめた別格の打撃を見せてくれた。櫻町も3点目のタイムリー強襲ヒット、田辺さんもヒットが出るなど食らいついたがあと1歩。次は行きましょう❗️
来週10月28日(土)は11時から光が丘公園で鬼道衆戦です。
みなさん出席表明お願いします。
今シーズンもあと6試合。三冠王に向けてひた走る大和くんがこのまま駆け抜けるのか、一矢報いるダークホースが現れるのか。まだまだ目が離せません。
来週も気合い入れて行きましょう❗️
では来週❗️
みんな、よろしく❗️