~「負けたんじゃない逃げるんじゃないさ、ほんの少し弱くなっただけ」(六角精児)~
エンジョイカップ夏大会開幕!石井7回完投の力投も攻守かみ合わず惜敗、本戦トーナメント離脱!
2022年7月、あの感動のエンジョイカップ完全優勝から1年、今年もビッグアプセットの夏がやってきた。7月の声を聞きエンジョイカップ夏大会開幕にビッグアプセットナインは聖地大宮健保グランドに集結だ。ところがこの日は太平洋側に線状降水帯が散発的に発生、西日本では各地で避難指示がでるなど集中豪雨が日本を襲い、自宅を出る時刻になっても神奈川、千葉、都内、浦和に散らばるビッグアプセットナインの各自宅でも激しい降雨で誰もが中止と考える状況だが、大会本部からの情報はなんと試合開催。半信半疑で各自自宅を出発するビッグアプセットナインだが、日本全国を覆う雨雲が大宮地方だけかからないという奇跡の天候により大宮健保は雨もなくグランド状況も良好、雨雲のおかげで気温はさほど高くないが湿度90%の異常な湿気で少し動くだけで全身から汗が噴き出すコンディションでいよいよ大会開幕だ。
またこの日は先週負傷の田辺を含め欠場者が相次ぎメンバーが集まらない状況に櫻町監督が立ち上がり、まずみずほ証券出身、2010年前後の数年間助っ人として参戦し史上最強助っ人の称号を持つ東郷選手、そして山下の仲介であの強豪ローヤーズから安本選手、川野選手の計3名を補強し万全の構えでプレーボールだ。
ビッグアプセット先発は石井、初回表の守備では相手先頭をショートゴロ、つづく相手2番を三振にきってとり順調な立ち上がりを見せたが、ここからつづく3番にレフト前に弾き返されると、4番は当り損ないの当たりがピッチャーとファーストの間でヒットとなる不運な内野安打、これで1・2塁となったところでつづく相手5番・6番にいずれもレフト前に連続タイムリーを浴び、初回ツーアウトランナーなしから4連打で3点を失う。
つづく2回表も、エラーとヒットでツーアウト1・2塁から相手3番にレフトオーバーを打たれ2者が生還、バッターランナーは本塁でタッチアウトとしたもののこの回2点の追加点を献上。さらにつづく3回表も先頭相手4番にレフトオーバーのツーベースを打たれその後ツーアウト3塁までこぎつけたもののここでもエラーがでて1点追加と、試合前半どうしても石井と守備陣がかみ合わず、3回表終了時点で0-6と大量リードを許す展開だ。
一方1・2回をいずれも三者凡退に封じられていたビッグアプセット打線の反撃は3回裏だ。ワンアウトから助っ人東郷がフォアボールを選びこの日最初のランナーを出すと、つづく山下が技ありの一塁線内野安打、つづく村上が伝家の宝刀デットボールで満塁のチャンス、石井大和たおれツーアウトとなったがここで2番石井が意地のひと振り、三遊間突破のレフト前ヒットでサードから東郷、そしてセカンドから山下が決死の走塁でホームイン!ビッグアプセット2点を返して反撃開始だ!
4点差に詰め寄ったビッグアプセット、つづく4回裏はまず先頭、3ヶ月間のプー太郎生活で全国13路線を乗り鉄しビッグアプセットの六角精児となった4番芝田がフォアボールを選び出塁すると、つづく川野のセカンドゴロでランナーが入れ替わり、つづく6番櫻町がフォアボール、丸野が倒れたあと東郷が再びフォアボールを選びツーアウト満塁と詰め寄るが、ここは残念ながら山下が倒れ得点ならず。またつづく5回裏には先頭の最近打撃絶好調の西村がレフト前クリーンヒットで出塁、ワンアウトから石井がフォアボールを選びワンアウト2・3塁とチャンスをつくるが、つづく安本、芝田が倒れこの回も無得点、ビッグアプセットはどうしても追加点が取れない。
こうしてビッグアプセットが試合の流れを引き寄せられないなか、5回表の守備では2安打1四死球にエラー、フィルダーズチョイスが絡み2点、さらに7回表には2安打にエラー2つで3点を献上し逆にリードを広げられてしまう。
そして迎えた7回裏最後の攻撃、先頭東郷がライト前に鮮やかに弾き返し出塁すると、つづく山下がフォアボールを選ぶと、つづく西村がまたもレフト前に弾き返しノーアウト満塁、石井大和、石井がいずれも倒れツーアウトで万事休すかと思われたがここで3番安本が三遊間突破、レフト前タイムリーを放ち東郷、山下がまたも相次いでホームイン!意地の2点を返したが反撃もここまで、結局4-11で初戦敗退となってしまった。
3人の強力助っ人を補強しながらの完敗に試合後のビッグアプセットベンチも反省モード一色だ。石井は13安打、11点を献上したものの自責点は5点と力投ながら、ランナーをためたところでエラーやフィルダーズチョイスがでるなど守りのリズムがどうしてもかみ合わなかった。また打撃陣も5安打を放ちながら残塁8と得点を挙げきれず、結局攻守のリズムがかみ合わない状況のまま試合が進んでしまった形だ。
とはいえ来週以降につながる明るい兆しも多くみられたのも事実、打撃陣では好調西村がこの日も2本のクリーンヒットを放ち、規定打席到達にも近づき夏場を向かえ打撃ランキング上位にいきなり進出する勢いだ。また守備陣では3回表1点を追加されツーアウト1塁の場面で相手8番のセカンド前小飛球にセカンド川野が猛ダッシュでスライディングキャッチの大ファインプレー、5回表には3点を追加されなおツーアウト1・2塁のピンチでのショートゴロ、ショート安本からの一塁送球が厳しいハーフバウンドとなったところをファースト芝田が逆シングルで鮮やかにナイスキャッチ!また6回表にはエラーとヒットでノーアウト1・3塁のピンチで石井が相手ベンチもうなる鋭い牽制で一塁走者を牽制タッチアウト!また高湿度の厳しいコンディションのなか村上、東郷が守備陣を鼓舞しつつ本塁を死守、特に4回からキャッチャーに入った東郷は相変わらずの明るい檄を大声で連発、敗色濃厚のビッグアプセットナインを鼓舞しつつ両軍ベンチの笑いも適度にとるパフォーマンスでチームのモチベーションアップに大貢献だ。
全身汗だく状況での一回戦敗戦に打ちひしがれるビッグアプセットナイン、スタメン出場ながら三振の大河原、チャンスで打てなかった芝田、大事なところでエラーが出た丸野の3名が罰ゲームでクラブハウスまでの土手超えの徒歩移動を強いられるが、この時間帯で冷静に今日の試合を分析・反省、熱いシャワーを全身に浴び生き返ったビッグアプセットナインはすでに来週からの敗者復活トーナメントに向けて前向きに気を取り直す。またこの日は、夜の開店時間を遅らせてでも試合に参加してくれた東郷選手への感謝をこめて、東郷選手オーナーの芝大門の名店「Tom Tokyo」での打ち上げを敢行、スパークリング・白・赤のワインと絶品魚料理・肉料理が次々と供されビッグアプセットナインの気分もアゲアゲだ。今日の試合の反省点も熱く議論されるが次第に話題も拡散し宴席は後半は店主東郷選手も加わり終わることなくつづく。敗者復活トーナメントへのやる気と栄養分を十分に補給し深夜が近づく時間帯まで気炎を上げたビッグアプセットナイン、この名店Tom Tokyoの前で東郷選手との記念撮影を終え、来週以降への逆襲への意欲を胸いっぱいに秘めながら深夜の芝大門の町を千鳥歩くビッグアプセットナインであった。
<監督コメント>
ローヤーズ主力の安本さん、川野さん、トムトーキョーオーナーの東郷くんと3人の最強助っ人を加えて12人で臨んだエンジョイカップ初戦。不運な内野安打やポテンヒット、エラーなどもあったが、レフトへの再三の打球を山下、石井大和くんが必死に追い、山下ー安本ー村上の中継プレーで本塁タッチアウト、ライト東郷くんも前進ダッシュのナイスキャッチ、ファースト芝田も難しいハーフバウンドを見事ナイスキャッチ、セカンド川野さんのスライディングキャッチなど緊張感あるナイスプレーの数々でピッチャー石井さんを援護、石井さんも湿度の高い厳しいコンディションの中、芯で捉えられた打球もあったが全力の力投で投げ切ってくれた。
打撃では石井さんのツーアウト満塁からの2点タイムリーヒット、好調西村が高い技術を感じさせるレフト前ヒットなどマルチヒット、山下の技ありの内野安打など食らいついたが、
4回のツーアウト満塁、5回のワンアウト2、3塁などチャンスにあと1本が出ず、序盤のピハインドを追いつくことが出来なかった。
本戦は残念ながら敗退となったが、この悔しさを来週の敗者復活トーナメントにぶつけよう❗️
来週7月8日(土)は今日と同じ14時から、大宮健保30面3塁側ベンチで、敗者復活トーナメント初戦です。
みなさん、積極的な出席表明よろしくお願いします❗️❗️
なお、もうひとつご報告です。
先般、規約に則り稟議を上げていた倉林さん、牧くんの入団がこのたび満場一致で可決、お二人の入団が決定しました❗️
倉林さん、牧くん、よろしくお願いします❗️
ということで、新しい戦力が加わり、来週からまずはエンジョイカップ、頑張りましょう❗️
では来週❗️
みんな、よろしく❗️