~「強いものが勝つのではない、勝ったものが強いのだ」(フランツ・ベッケンバウアー)
ライアン小川粘りの熱投!集中打と好守備、全員野球の快勝でシーズン5割以上確定!!
激動の2023年シーズンもいよいよ最終盤、残り2試合を残すのみとなったビッグアプセットナイン、前日から何と10度気温が急降下する寒さのなかシーズン第36戦に萩中公園に集結だ。この日は櫻町監督が社用で欠席のため、この日も3週間前のラウンダーズ戦の大勝で監督としての自信を深めた大河原が監督代行のイスにどっかりと座る。またこの週は日曜日に櫻町が、金曜日には芝田が相次いで生誕60周年を迎え、最年長組が最後発の玉利を残しほぼ還暦ゾーンに本格的に突入、様々な思いを込めた総勢10人で初対戦の栗平スクイッズに挑む。
この日の先発は今期も規定投球回クリアが確定しているライアン小川、初回表に先頭バッターをフォアボールで歩かせると牽制エラーと内野ゴロで初回ワンアウト3塁のピンチ、ここで続く相手3番の当たりはショートゴロ、これをさばいたショート塚野敦也が頭脳プレーで相手3塁ランナーをおびき出しこれを三本間でタッチアウトにするナイスプレー!これでピンチを凌いだ小川は初回を無失点、また2回表はヒットとエラーでノーアウト1・2塁のピンチを迎えるが後続を3者凡退、特にスリーアウト目はセンター後方への大飛球だったがこれをセンター石井大和が背走しながら見ぴ事なランニングキャッチ!3回もランナーを許すも無失点と、小川は粘りのピッチングで得点を許さない。また小川は2回ノーアウト1・2塁のピンチで相手8番を三振に打ち取るが、これがライアン小川の通算100奪三振だ。石井、末永、伊藤、石井大和、谷上、橋本、楠本というビッグアプセットの歴史を彩る歴代エースに次ぐ史上8人目、2013年の入団以来足掛け11シーズン目、通算71試合、206イニング目での大台到達だ!
一方ビッグアプセット打線の方は初回、2回といずれもランナーを出すが無得点、0-0の均衡のまま迎えた3回裏、ついにビッグアプセット打線が爆発する。この回先頭の村上が粘った末にインサイドの変化球を鋭く三遊間に弾き返すクリーンヒット、先週からテイクバックのタイミングの取り方を見直した村上がさっそく結果を示し先頭で出ると続く大河原が秘技・打撃妨害で続き、さらにつづく1番石井大和のセカンドゴロが相手エラーを誘いノーアウト満塁の大チャンス、ワンアウトのあと3番塚野敦也のセカンドゴロが再びエラーを誘いこれで村上が還って先制すると、ここから4番芝田のライト前タイムリー、鈴木のセンターへの大飛球となる犠牲フライ、田辺のフォアボールで再び満塁とすると、ここで7番石井が左中間を鮮やかに破る快心のツーベース、これで塚野敦也、芝田が相次いで生還しさらに2点!さらには2・3塁から小川がライトに渋とく弾き返すタイムリー、そしてとどめは木全のセカンドを鋭い当たりで強襲するセンター前タイムリーと、この回5安打集中、特に芝田から石井、小川、木全とフォアボールと犠牲フライを挟んで4連続タイムリーとなる猛攻でこの回一気に7点をゲットし試合を決めた!
7点のリードをもらった小川はその後も粘りのピッチング、4回には2安打で1点、5回には3安打で2点を献上するが、先発小川は5イニングを投げ切り8安打を許しながらも粘りのピッチングで失点を防ぐナイスピッチングで試合の流れを決して渡さなかった。
ビッグアプセットは5回裏にも相手エラー絡みで1点を追加すると、6回からは石井がマウンドに上がる。石井は6・7回の2イニングを1三振無安打、6者シャットアウトと完璧なピッチングで見事に試合を締めた。また6回ワンアウトから相手9番の打球は完璧に捕えた右中間への大飛球、どちらかというとこの回からライトに入った大河原の守備範囲だったが、センター石井大和が大河原のさりげない動きを気にすることなく猛ダッシュ、推定20メートルを激走しこのフライト右中間最深部でランニングキャッチ、相手ベンチからも拍手があがるファインプレーで最後までビッグアプセットが試合を支配、このまま8-3の快勝となった。
これで2023年シーズン、ビッグアプセットは36戦18勝17敗1分けとなり、残り1試合を残すビッグアプセットの今期勝率5割以上が確定だ!今シーズンは開幕5連敗に始まり、5月27日上井草スポーツセンターでのニューオッズ戦の敗戦で2勝11敗の借金9となり、ここから怒涛のリベンジの16勝6敗の快進撃だ!この日もライアン小川の5イニング熱投が勝利の鍵であったが、石井の完璧リリーフ、石井大和、塚野敦也をはじめとする全員守備、還暦到達の芝田が両足を痛めながらの激走、木全の快心の当たり連発のマルチヒット、そして村上のクリーンヒットを皮切りとしたとした3回裏の集中打、ビッグアプセットナイン全員が激動の今シーズンへの思いのたけをぶつけた快心の勝利だ!
激動の2023シーズンもついに残り1試合、この日も快心のツーベースを放った石井大和は史上4人目・5回目の三冠王をほぼ手中とし、ノビータ大河原は史上2人目の通算600試合、石井は史上7人目の通算400試合にそれぞれ王手をかけ、来週のシーズン最終戦で大記録到達が見込まれ、それに加えて西村が史上4人目の300本安打にあと3本、田辺が史上7人目の通算200本安打にあと2本、そして史上11人目の通算100盗塁に石井大和があと1、塚野敦也があと2と、シーズン最終戦にビッグアプセットそれぞれが思いのたけをぶつける戦いになる。開幕当初は最弱と思われたが、勝ったチームが強いのだ、最終戦の勝利でシーズン勝ち越しの美酒を浴びよう、と今から打ち上げ場所確保に余念のないノビータ大河原の入れ込みぶりを横目に、まずは勝利の美酒と絶品餃子を求めて今日も蒲田駅西口に向けてそぞろ歩くビッグアプセットナインであった。
<監督代行コメント」>
今季あと2試合を勝率5割りで迎え背水の陣で臨み、見事全員野球で結果をだすことができた。
相手の栗平スクイッズは甘い球はのがさずに芯にとらえ長打を連発する難敵だったが、先発投手から三回の打者一巡の7点で試合の主導権を握り、最後まではなさなかったことが勝利につながった。
5回を投げ抜き3点に抑えた小川さん、その後を受けて2回をパーフェクトピッチングで締めた石井さんは天晴れだ。
足を痛めながら猛打賞の芝田、マルチヒットの木全、打者一巡の猛攻の口火を切った村上、好守の大和と敦也などなどみなさまお疲れさまでした。
残り1試合、有終の美をかざってシーズンを締めくくろう。