~「水もしたたるいい男たち」~
猛暑の城北中央公園、小川・薮下の完璧リレー、
8安打の猛打爆発で安信タイガースに快勝!!
2020東京オリンピックが侍ジャパンの金メダルでクライマックスを迎え、新型コロナ感染者もピークを更新、加えて台風10号が関東地方に接近しゲリラ豪雨が襲来するなど、引き続き世間が騒然とする中、ビッグアプセットナインはお盆休み前の前半最終戦に城北中央公園に集結した。
試合開始前に集中豪雨が襲来したグランドは内野を中心に水が浮き、今日の相手の安信タイガースナインとともに必死のグランド整備が続く、砂が準備されていないため比較的乾いたグランドの土をかき集めバッターボックスやベース付近に散布、日本の誇る名匠・阪神園芸を思わせる名人芸で何とかグランドは準備完了。一方この日は、台風のおかげで気温30度、直射日光もない一方で湿度94%と異常な湿度で体感気温は35度、何もしなくても体中から汗がしたたりおちるコンディションで試合開始だ。
初回表のビッグアプセットの攻撃、ツーアウトから山下・芝田がいずれもセンター前ヒットで出るがここは後続なく無得点。
一方ビッグアプセットの先発はライアン小川、初回ワンアウトから相手2番、ビッグアプセット助っ人実績もある手島選手の鋭い三遊間の打球にサード大間が飛びつきいきなりのファインプレー!その後フォアボールでランナーを出すが、続く4番の左中間のフライをセンター薮下が鮮やかなランニングキャッチで好捕!初回から大間・薮下のファインプレー続出で試合の流れをビッグアプセットにぐっと引き寄せる。
続く2回表ビッグアプセットの攻撃、薮下がフォアボールで出塁し盗塁、その後ツーアウト3塁となったところから小川、大河原、西村が3連続フォアボールを選びこれで薮下が還りビッグアプセットが先制だ!
するとその裏安信タイガースも反撃、先頭打者があわや柵超えのレフトへの大飛球のエンタイトルツーベースで出るとワイルドピッチとフォアボールでワンアウト1・3塁、ここで相手8番の打球はショート前の高いバウンドのゴロ、前進守備の西村が果敢にダッシュしショートバウンドで捕球しようとするが、なぜかそのまま足でボールをキック、それが小川への絶妙のアシストとなり小川がこれを素早くファーストへ送球しアウト、この間に3塁ランナーがホームインし同点となる。西村のグローブは引き続き透明のままのようだが、絶妙のアシストでこの回追加点を許さない。
すると3回表ビッグアプセットは一気に試合の流れを引き寄せる。先頭山下が絶妙の流しうちのライト前ヒットで出塁すると芝田のフォアボールでノーアウト1・2塁、ここで5番櫻町が鮮やかな流し打ちで左中間をライナーで突破するツーベース、これで山下が還りこの回まず1点、さらに2・3塁から6番田辺のサードゴロでサードランナー芝田が果敢にスターしホームイン!ワンアウト3塁から続く薮下がセンタ-へ犠牲フライを打ち上げると、これも3塁から櫻町が決死のタッチアップ、激しくホームになだれ込みこの回3点目をゲットだ!
さらに相手ピッチャーが交替した4回表もビッグアプセットは攻撃の手を緩めない。ワンアウトから西村がフォアボールで出ると、続く大間がライト線へ技ありの流し打ち、これがタイムリースリーベースとなり西村が生還、さらにツーアウト3塁となったところで芝田のセンターライナーが相手エラーを誘いこれで大間が還ってこの回2点目、そしてツーアウト1塁の場面でさきほどツーベースの櫻町が内角球を振り抜くと打球は45度の角度で曇り空に舞い上がる!櫻町はオーバーフェンスを確信しライト上空を見つめながらドヤポーズを決めるが打球は惜しくもワンバンでフェンスに当たる、フェンスは超えないと思った芝田はファーストから決死の走塁で長駆ホームイン!決めポーズに時間を費やした櫻町はサードでアウトとなったが、これでこの回3点を追加し7-1と試合を決めた。
一方の先発小川、この厳しい暑さの中の熱投が続く。3回を三者凡退に打ち取ったあとの4回、先頭打者の手島選手がヒットで出て次の打者の時にワイルドピッチで2塁に、さらにボールが相手ベンチ横のブラインドスポットに転々とするのをみて手島選手はサードを狙うが、キャッチャー村上がベンチの陰から突然現れサードへ矢のような送球、これで手島をアウトにする頭脳プレーでピンチを防ぐ。しかしツーアウトからツーベースとフォアボール2つでツーアウト満塁のピンチ、酷暑と高湿度の中小川の握力も限界に近づく、ビッグアプセットナインがマウンド付近に集結しあと一人だけ頑張ろう、と結束すると小川は最後の力を振り絞り次打者をサード前に緩いゴロに打ち取る、サード大間が決死のダッシュで捕球すると1塁へ送球、これが本塁方向に逸れるハーフバウンドとなったが、ファースト芝田が絶妙のグラブさばきでこれをキャッチ!最大のピンチを気合のプレーで無失点で切り抜けた。
続く5回には薮下が今期初マウンドに上がる。この日唯一の50台未満とただひとり体力を残す薮下は先頭から気合のストレートをがんがん投げ込む。ワンアウトからフォアボールをだすが、続く打者のサード前ボテボテのゴロを大間が鮮やかなランニングスローでアウト!最後はピッチャーの頭を超える高いバウンドのゴロ、これを前進したショート西村が捕球すると見せかけて絶妙のスルーパス、するとセカンド田辺がこの突然のフリに見事に反応、素早くカバーするとファースト送球でアウト!高齢内野陣も数々のナイスプレーで薮下の初登板・初セーブをアシストした。
試合は6回表、大間にこの日2本目のスリーベースが出るなど1点を追加したところで時間切れ試合終了、ビッグアプセットの8-1での快勝となった。
湿度94%の過酷なコンディション、体中から滝のように汗が吹き出し、イニング交替ごとにベンチ裏の水道の水を頭からかぶり続けながら奮闘するビッグアプセットナインは、まさに水もしたたるいい男たちだ。
この日でビッグアプセットは今期25試合を消化し来週はお盆休み、そのあとからいよいよシーズン終盤戦が始まる。絶好調櫻町はこの日も豪打連発、打率4割台をキープするとともに打点でもトップに躍り出た。ホームランも1本差でトップを負っており、58歳でのトリプルクラウンの偉業にもロックオンだ。山下・芝田もこの日ヒットを放ち引き続きこの3人でトップスリーを独占、またこの日スリーベース2本を放った大間も打率3割に到達しタイトル争いに名乗りを上げた。
小川・薮下のナイスピッチングは後半戦にも大きな期待を抱かせ、またこの酷暑の中全イニングマスクをかぶり続けた村上の奮闘にもアッパレだ。数々のナイスプレーでベンチを湧かせる内野の要の西村・田辺、この日も豪快なツーベースを放ち打率・打点争いでも上位をうかがう位置につける薮下、ゲリラ豪雨の中グランド当局との交渉とグランド整備で試合成立を勝ち取った大河原、全員が体中の水分がすべて入れ替わったような心地よい疲労感とともにシーズン前半戦を走り終えた充実感、いい男たちのいい笑顔だ。
いろいろあった東京オリンピックもいよいよ閉幕、来週からはペナントレースも再会し夏の甲子園も2年ぶりに始まる、コロナの状況は予断を許さないがビッグアプセットナインのワクチン接種も進み、試合後の打ち上げができる日も遠くないだろう。残り10数試合を残す激動の2021年シーズンをこのまま走り続けよう、汗と水分をたっぷり吸い込んだユニフォームの重みを両肩にずっしりと感じながら練馬を後にするビッグアプセットナインであった。
~監督談話~
お盆休み前の前半戦最終戦は、直前の雨が短時間で上がる奇跡も味方し、安信タイガースの選手のご協力でグランド整備を実施、両チームでトンボで水をかき出し無事ような土をまく作業が実り無事試合開催となり本当に良かったと思います。
試合は藪下くんを除いて全員50歳代のメンバーが躍動、先発ピッチャー小川さんは先今季初勝利おめでとうございます!!
藪下くんもナイスリリーフ、守備陣もサード大間さんの痛烈打球の好捕にダッシュアンドスロー、センター藪下くんのランニングキャッチ、ファースト芝田の難しい送球のナイスキャッチ、キャッチャー村上の頭脳プレーなどノーエラーで小川さんを援護、打撃陣も山下、芝田、櫻町のクリーンアップで5安打3打点、芝田は長駆ホームインなど走塁も光り、2番大間さんも右中間、ライト線に2本のスリーベースヒットと気を吐き2得点、藪下くんも左中間に大飛球のツーベースなど打線も元気に8安打8得点で快勝、ナイスゲームで前半戦を締めくくることができました。
みなさんありがとうございました!
さて来週14日はお盆休み。21日(土)から後半戦スタートとなります。
8月21日(土)は現在マッチメーク中ですので、決まり次第ご連絡します。
では21日!
後半戦も楽しみましょう!
みんな、よろしく!