~「まあ、よいではないか」(朝田五郎)~
16安打の打線大爆発と石井親子の完璧リレーで宿敵南海ハーツを圧倒!エース朝田五郎の七回忌に完勝を捧ぐ!
激動の2021年シーズンもいよいよ最終盤、この日芝公園野球場に集結したビッグアプセットナイン、特に最年長組はある想いを胸に試合に臨んだ。この週11月16日は、43年前の桐朋中学野球部エースにしてビッグアプセット永久欠番のエースナンバー18番、朝田五郎が亡くなってから6年、すなわち彼の七回忌だ。野球を愛した朝田五郎の節目の試合、その相手となったのがかつての宿敵、宮本選手、筒井選手、高松選手など長年草野球界を引っ張るベテラン名選手を擁する南海ハーツ、なんと5年ぶりの対戦となったこの日、ビッグアプセットナインは必勝を胸に試合に臨む。
この日ビッグアプセットの先発は石井大和、初回1・2番をいきなり連続三振に切って取る見事な立ち上がりでビッグアプセットベンチはいきなりヒートアップだ。
するとその裏、初回ビッグアプセットはいきなり怒涛の攻撃だ。まず先頭アツモリ佐藤が三遊間への内野安打で出ると、2番石井大和はレフト前に落とす技ありヒット、ワンアウト後芝田がデットボールで出てワンアウト満塁の大チャンス。ここで登場5番櫻町は力が入ったかピッチャー正面のゴロ、絶好のゲッツーチャンスで無得点か、と思ったその瞬間、相手守備が崩れエラー佐藤が生還して1点を先制だ!これで一気に息を吹き返したビッグアプセット打線、続く薮下が押し出しのフォアボールを選び追加点を得ると、村上が鋭く三遊間を突破するタイムリー、西村が技ありバッティングでレフト線に弾き返すタイムリー、石井が見事な流し打ちでライトフェンス直撃のタイムリー、さらに田辺が鮮やかに1・2塁間を破るタイムリーとつるべ打ち!さらには大河原が満塁から押し出しフォアボールを選びさらに1点と、初回4者連続タイムリーを含む6者連続打点の記録的な猛攻でいきなり7点をゲット!これで一気にビッグアプセットは優勢にたつ。
つづく2回裏には、先頭石井大和がライトへのツーベースで出ると、ツーアウトから櫻町のピッチャー・ファースト・セカンドの3者間の絶妙のポジションに転がす頭脳的内野安打がタイムリーとなり1点、続く薮下の三遊間内野安打がさらに相手のエラーを誘いこれで櫻町が怒涛のランニングでホームインし追加点、2回にも2点を追加だ!
さらに4回裏の攻撃、先頭佐藤がフォアボールで出るとワンアウト番塚野敦也が完璧スイングでジャストミート、これがレフトを遥かに超える大飛球のツーベースとなり佐藤が還って1点、ツーアウト後櫻町が鋭く1塁線を破るツーベースで塚野敦也が還り2点目、そして薮下が見事な流し打ちで右中間への大飛球、16年前に櫻町が直撃した首都高向こうのKorean Airの看板をネット越しにヒットするタイムリーとなりこの回さらに3点を追加、4回終了時点で12-0と南海ハーツを圧倒だ!
一方この日5週間ぶりの登板となった石井大和はいつにも増してストレートの威力とカーブのキレが抜群、南海ハーツ打線を寄せ付けない。初回高松選手に技ありのレフト前ヒットを許すが、以降はフォアボールとエラーで2人ランナーを出すのみの完璧ピッチングで4イニングを零封だ。5回からリリーフの石井はワンアウトからソロホームランを許すも、それ以外の6打者2イニングを完璧に押さえ、南海ハーツの追撃を許さない。
ビッグアプセット打線は最終回となった6回裏にも、櫻町の鮮やか流し打ちタイムリー、村上のライト線を破るタイムリーツーベース、最後は西村が鋭いセンター返しのタイムリーと最後まで攻撃の手を緩めず4点を追加し、16-1の圧勝で試合終了となった。
完璧な試合運びにビッグアプセットナインも大満足の笑顔がはじける。石井親子の完璧リレーは改めてその存在感を見せつけ、打撃陣では櫻町、朝田と黄金バッテリーを組んだ村上がいずれも3安打の猛打賞だ。先週打率トップの芝田はノーヒットで打率を下げたが代わりにこの日猛打賞の櫻町が3位から一気に打率トップに立ち、引き続き深く潜航するサブマリン大間の浮上を許さない。一方でこの日2打数2安打の薮下も一気に打率を上げ、奇跡の逆転首位打者の可能性をわずかにつかむなど、打撃タイトル争いも最後の最後まで目が離せない。
52歳の若さで難病との闘いに終止符を打ち天国に旅立った朝田五郎、野球や人生を熱く語る熱血漢だったが、一方で議論がヒートアップした時や厳しく詰められた時には「まあ、よいではないか」というオヤジ言葉で場をポジティブに和ませる男でもあった。コロナ禍でも40試合完徹、大きく負け越しでもこの日は圧勝、オヤジ達の首位打者争い、南海ハーツのみなさんも元気だ、よいではないか、よいではないか、ベースボールを愛した朝田五郎の野球愛を胸に、ポジティブなオヤジ言葉を心に、朝田の分までボールを追い続け、残りのシーズンに全力を尽くそう、熱い想いを胸に芝公園を後にするビッグアプセットナインであった。
<監督談話>
雲ひとつない快晴の下の久々の南海ハーツ戦は、チーム16安打16得点の打線爆発と石井大和くんー石井さん親子の完璧投手リレーで文句なしの快勝❗️
攻撃面では1回、佐藤達路くん、石井大和くんの連打に、芝田、藪下くんのの四死球を挟んで村上、西村、石井さん、田辺さんの怒涛の4連打、さらに大河原の押し出し四球と打者一巡で7点の攻撃力は圧巻。
中盤以降も緩まず櫻町、村上が3安打、石井大和くん、藪下くん、西村が2安打、佐藤達路くん、塚野敦也くん、石井さん、田辺さんもヒットとダイヤモンドを駆け回った。
ピッチャーでは石井大和くんが史上最高レベルの球のキレのストレートとカーブを決めまくってチームに力を与え、リリーフの石井さんも制球力良くナイスピッチング、完全にペースをモノにできたナイスゲームでした❗️
来週もこの勢いで快勝しよう❗️
来週11月27日(土)は11時からは東調布公園で強豪エースハンターズ戦です。
みなさんの出席表明をお願いします。
では来週❗️
あと残り2試合、最後まで楽しみましょう❗️
みんな、よろしく❗️