~「こうやって毎週のように野球ができている、これもひとつ夢がかなったみたいなものだ」
(「ベースボールよ、新たな夢へ!」)~
3つの慶事を祝う祝砲3発!!先週に引き続く猛打爆発、14安打18得点の猛攻でオヤブン村上の文壇デビューを祝う快勝!!
まいどおなじみ夢の島、日本の高度成長とともに歩んだ場所であり江東区の草野球メッカでもあるこの地に集結したビッグアプセットナイン、梅雨入り前にも関わらず最高気温30度を超えたこの日、ビッグアプセットには滅多にないおめでたい出来事が同時に3つもたらされた。
慶事①: チームの若手リーダー石井大和、そしてビッグアプセット勝利の女神・莉己ちゃんのゴールデンカップルから、ついに入籍・挙式が決定との発表!いまや時間の問題とも思われていたが、ついに年貢を納めることとなったチーム三冠王・大和、幸せで暖かい家庭を得てチーム躍進に向けてさらなるギアアップは確実だ。おめでとうございます!
慶事②: 誰もが認めるビッグアプセットの重鎮、ノビータ大河原のご愛嬢がついに婚約発表!ノビータが溺愛する娘さんを手放す日がついにやってきた。しかし一方大河原家といえば、ビッグアプセット大河ドラマ「おちいさま」に詳述されたように、1778年に大河原友右衛門が本家から分家して創建した高円寺大河原家だ。江戸幕府と並ぶ250年の歴史を持ち、明治から令和にかけて皇室を支え続けてきた名家だが、ここにきて皇位継承問題に決着がつかないまま先週の結納の儀になだれ込んだとのことで、両家が揃って若い2人の前途を祝福、溺愛する娘さんの幸せの日に、この日ばかりはノビータも愛するまさしの「親父のいちばん長い日」を熱唱したに違いない、おめでとうございます!
慶事③: そして先週発表されたオヤブン村上の文壇デビュー作、「ベースボールよ、新たな夢へ!」がついに幻冬舎から出版!丸の内丸善、八重洲ブックセンター、新宿ブックファーストなど都内大型店に平積みされるのは週明けの18日ころになりそうだが、すでに一部で流通が始まった。主人公であるジョニーと、その長年の野球仲間であるトム、ジョン、ミッキー、ジョーたち、夢を見ながらも挫折し、悩み、苦しみながら大人に成長し、そして還暦を迎えたいまも悩みながらも明日に向かって歩こうとする夢と友情のストーリー、男女年齢を問わず、野球を愛するすべての人に捧げる名著がついに発刊、おめでとうございます!
こうして染太郎・染野助が正月に現れたかのような慶事3連発の状態で迎えた千草倶楽部との試合、さらにこの日は、2000年代に活躍し通算37試合に出場、ビーグルスオーナー兼監督兼主力選手であるローヤー窪田が超久々に登場、2017年以来7年ぶりのビッグアプセット参加に試合前からビッグアプセットベンチは近況報告で盛り上がる。こうして浮かれた状態でプレーボールを迎えたビッグアプセットだが、ゲーム立ち上がりいきなり試練が訪れる。この日先発の石井、長男大和の慶事に浮足立ったわけでもないと思われるが、立ち上がり相手1・2番に連続フォアボール、つづく3番にも三遊間を破られいきなりノーアウト満塁のピンチ、するとここで守備の乱れが複数でて初回ビッグアプセットはいきなり4点を失う。
このめでたい日に負けるわけにはいかない、ビッグアプセットナインは慌てて立て直しに入る。初回裏の攻撃、先頭年貢おさめた石井大和がフォアボールで出るとすかさず盗塁、すると2番石井がライト前に弾き返し石井大和がホームを落とし入れ慶事石井家コンビで1点!さらにこの日久々登場、お母さまも含め親子3代・計4人の家族を引き連れて登場の塚野智己が鮮やかにライト線を破るツーベース、これで石井が2点目!劣勢のビッグアプセットが息を吹き返すとここで塚野智己を2塁において4番芝田、ジャストミートのライナーがショート目前で大きくイレギュラーバウンドすると打球は左中間を転々、ベンチの声援をうけてクラッチは必死の形相で走る、そしてついにダイヤモンドを一周しこれが同点のツーランホームラン!過去4度ホームラン王を獲得している芝田だがここのところ長らくホームランはなく、2度目のロンドン赴任直前の2014年3月、ガス橋で多摩川に打ち込んで以来、なんと10年3ヶ月ぶりのホームランは、通算単独2位となる通算第25号だ!
立ち上がりの劣勢から一気に同点に持ち込み、土俵中央まで試合を押し返し意気上がるビッグアプセットベンチ、そしてここでさらに思わぬ強力な援軍が現れる。ふとネット裏をみると、帽子を目深にかぶり物陰に隠れるように試合を凝視する不審な男、しかしよくみるとどう見ても見覚えのあるその姿はコネチカット橋爪だ!昨年秋の東調布で7年ぶりに出場しナインを歓喜させたコネチカット、かつて「試合は練習、練習は遊び」「塀際の道化師」など数々の名言を残しその存在感を失うことのない男が、体調の関係で今シーズンもいまだ不参加、しかしこの慶事の日に現れたコネチカット橋爪、相変わらずの遠慮のかたまりの男を全員がベンチに呼び寄せ、どうみてもGMにしか見えない橋爪が加わったビッグアプセットベンチは逆転に向けてパワーアップだ!
誰よりもよく通る声をもつ橋爪、その大きな声援を受けたビッグアプセット打線は3回裏、先頭石井がフォアボールで出ると盗塁、すると3番塚野智己が今度はセンター前に弾き返し石井が還ってついに勝ち越し!さらに芝田がフォアボールでランナー2人を置いたところで5番若巨鯨マグナム鈴木、インコース低めの直球をものの見事に弾き返すと鋭い打球が左中間を切り裂く、塚野智己、芝田につづいて若巨鯨もダイヤモンドを激走しスリーランホームラン!フェラーリ黒田に並び通算4位タイとなる通算第22号で一気に8-4だ!そしてリードを奪ったビッグアプセットはさらに攻撃の手を緩めない。4回裏にはライトフェンス直撃ツーベースの石井大和とフォアボールの塚野智己を2・3塁において4番芝田が三遊間突破のレフト前ヒット、これで石井大和、塚野智己が生還し2点を追加し10-4だ!
そして圧巻は千種倶楽部に2点を返され10-6で迎えた5回裏、先頭は華燭の典を終えたノビータ大河原、先週の浮間船渡で驚異のレフトポール到達ツーベースを含む2安打爆発でこの日6番に抜擢されたミッキー大河原、この打席で相手ファーストを幻惑する技ありの内野安打でチャンスメーク、そしてこのヒットが大河原の通算28人目となる通算100塁打となるメモリアルヒットだ!2003年5月10日、世田谷球場での南海ハーツ戦で初安打を記録して以来、足掛け22年をかけて到達した大記録達成だ!するとこのチャンスを活かすべく続く直木賞候補・ジョニー村上のデットボール、さらに久々登場ローヤー窪田の火の出るようなセンター前ヒットでツーアウト満塁とすると、ついに身を固めた1番石井大和、前の打席であと50センチというフェン直ツーベースの石井大和がバットを一閃すると、これがライト後方の青空に白球が鮮やかに舞い上がる完璧な打球、相手ライトも身動きとれないままボールはライト後方駐車場に着弾するグランドスラムだ!今シーズンまだホームランのなかった昨年の三冠王、今期第1号は山下・塚野敦也と並ぶ史上6位タイの通算第20号、人生の夏に向かって爆進する石井大和の莉己ちゃんに捧げる愛のグランドスラムで、ビッグアプセットベンチは前代未聞のヒートアップだ!!
一方、初回2者連続フォアボールと珍しく立ち上がり不安定だった石井も2回以降は立ち直り、結局このあと無四球、初回乱れた守備陣も2回以降は万全の守備をみせ石井を盛り立てる。結局試合の流れを全く渡さないままビッグアプセットは合計14安打18得点で大勝、石井は6失点ながら自責点は1と相変わらず安定感あるピッチングで防御率1点台を死守、このまま逃げ切って今期10勝目をあげた。
ビッグアプセットナインの各世代での慶事が重なったこの日に完璧なゲームでの快勝、試合後のビッグアプセットナインには笑顔が満開だ。これから迎える人生の夏に向けグランドスラムをぶっ放した石井大和、家族3世代からの黄色い声援を受けて3安打猛打賞、攻守に奮闘し野球の楽しさを堪能した塚野智己、10年ぶりのホームランを含む2安打4打点で還暦での打撃復活に手応えをつかんだジョン芝田、次第に娘さんから手が離れ試合参加が増え、親離れの一抹の寂しさを吹き飛ばす豪快弾の若巨鯨マグナム鈴木、親父のいちばん長い日を通過し、愛する娘への思いをバットに託し通算100塁打を達成し次は通算100安打にロックオンのミッキー大河原、長年の激務を経ていま人生の岐路にたち、しかしベンチに入れば大きな声でナインを励ましチームに活力を与える最強の屋根裏解説・コネチカット橋爪、自らのビーグルスを一時活動休止とし新たな人生の展開を模索しつつこの日も変わらぬはつらつプレーをみせた窪田、この日もクリーンヒットを放ち引き続き3割台後半の打率をキープし久々の首位打者に密かに闘志を燃やすバズーカ山下、年間推定500イニングを投げ続け人生を野球にかけるスーパーひとしくん石井、そして還暦を迎え新たな職場で苦闘しつつ、チームではビッグアプセット規約「メンバーが結束するために努力・協力」し、「チームのために自発的に働く」を常に実践しチームの大黒柱としてビッグアプセットナイン全員のレスペクトを一身に受けて奮闘するジョー櫻町、それぞれがそれぞれの人生のステージでもがきつつ、野球を通じて集結したチームでの鮮やかな勝利、何にも代えがたい喜びは全身汗だくの身体をシャワーで洗い流したあとも終わることがない。
小さい頃の夢だった宇宙飛行士、小説家、そして野球選手、しかし人生の現実は厳しく、時の経過とともにこうした夢を封印しながら生きてきたジョニー、特に青春のすべてをぶつけた野球での挫折と葛藤に苦しみ、しかし一方で野球を通じた個性の違う仲間との絆はそれぞれが異なる道を歩みながらもずっと続く。そして出会いから50年近く経過したいま、その仲間は再び野球を通じて励ましあい、そして様々な世代の仲間たちも含め、グランドでともに汗を流し、喜びを分かち合い、明日に向かって希望を語り合う。野球選手にはなれなかったけれど、これは実は夢がかなったということなんだ、トムの言葉に胸を響く。そしてジョニーはこの日、もうひとつの夢であった小説家への道をついに歩み始めたのだ。それぞれの人生のステージでの奮闘、そして数週間後に迫ってきたエンジョイカップ、残りシーズンに全力で立ち向かうこと、そして常に前を向いて生きていくことを何よりも忘れないよ、鮮やかな夢の島上空の青空を見上げながら、3日後に61回目の誕生日を迎えるトムに誓うビッグアプセットナインであった。
<監督コメント>
大和くん、莉己ちゃん、結婚おめでとうございます❗️芝田の言うようにチーム三冠王と勝利の女神のゴールデンカップルのゴールインを祝う完璧満塁ホームランでした❗️
大河原、お嬢様の婚約おめでとうございます❗️自ら祝うナイスヒットでした❗️
村上、作家デビューおめでとうございます❗️素晴らしい本、感動の嵐でした❗️
ジョン芝田、10年振りの痛烈ツーランホームランにレフト前タイムリー、祝砲だね❗️
さらに若巨鯨マグナム鈴木さんの豪快ホームラン❗️
好調山下もセンター前ヒット❗️
石井さんも立ち直ってナイスピッチング❗️
7年振り登場の窪田も挨拶代わりのセンター前ヒット❗️
GM橋爪もチームを前へ進める素晴らしい声❗️
スピードスター塚野智己くんも変わらないハツラツプレーに豪打連発❗️
やはり、野球はいいね❗️ナイスゲーム❗️
芝田の戦評、今日も殿堂入り間違いなしの名作でした❗️ありがとう❗️
さて来週6月22日(土)は10時から北区新荒川大橋野球場D面でメガシティ戦です。
5月25日、いったん対戦決定してからキャンセルしご迷惑をお掛けしたスティングのメンバーが重なっているチームです。会ったらまずお詫びし、試合中も紳士的に振る舞い、信頼回復のチャンスだと思いますので、みなさんよろしくお願いします。
では来週❗️
みんな、よろしく❗️