~「野球には野球以上の価値がある」(DAZN)~
第二次村上政権初勝利!攻守ともに充実の全員野球でOutlowsに快勝!!
7月27日に第二次村上政権が発足してから4か月、新政権として様々な新たな施策を打ち出しチームカラーも大きく変わろうとするなか、しかしまだ新政権発足後勝利がないビッグアプセット。この日は参加予定だったローヤー窪田が急遽欠席となり、9人ちょうどの陣容で新政権初勝利をかけ城北中央公園でのナイターにのぞむ。
高い湿度が気になるものの、さすがに9月の声をきき午後5時プレーボールのナイターは時おり心地よい風もふき、ビッグアプセットはこのコンディションに試合開始からエンジン全開、初回表にいきなりの先制パンチをみせたのは牧、谷上の若手コンビだ。この日1番に入った牧がいきなり鮮やかにセンター前に弾き返し出塁するとさっそく二盗、すると2番に入った谷上が相手投手のストレートをジャストミート、これがピッチャーの足元を鋭く抜けセンター前に達するヒット、2塁から牧が快足を飛ばしてホームインで先制だ!プレーボール後わずか2分での電撃先制攻撃に試合開始直後からビッグアプセットベンチはいきなりのヒートアップだ!
さらに2回表のビッグアプセットの攻撃、ワンアウトから村上が相手エラーで出塁すると、つづく大河原が秘打・打撃妨害を獲得しさらに末永もフォアボールを選びワンアウト満塁のチャンス、すると初回ヒットの牧、ここはさすがに警戒されフォアボールを選ぶと押し出しで2点目をゲット!3回はツーアウト2・3塁のチャンスを惜しくも逃したものの、さらにつづく4回表、この回先頭の末永が外角の変化球をイチローばりの芸術的流し打ちでレフト前に弾き返しチャンスメークすると、牧がフォアボールで1・2塁、ワンアウトから3番芝田が1・2塁間を破りこれで牧がホームインし1点!さらに1・3塁から芝田の盗塁で2・3塁とすると、この日久々に4番に入った櫻町が右中間へ快心の大飛球、あらかじめライトより深めの守備位置に入っていた相手センターに好捕されるがこれが犠牲フライには十分のあたりで谷上が生還しこの回2点目!ビッグアプセットは流れるような切れ目ない攻撃で次々と追加点を加えていく理想的なゲーム展開だ!
一方ビッグアプセット先発はマダックス末永、ビッグアプセット本格復帰以来まだ本人として納得のピッチングができていないとの試合前のコメントにこの日にかける決意がにじむ。その気合通り、この日の末永は初回から変化球のキレが冴え、早いテンポでどんどん投げ込むピッチングでOutlows打線に付け入る隙を与えない。また1・2回の当初2イニングではショート西村がフライ2つ、ゴロ2つを華麗にさばき、ガルシアパーラの片鱗をみ末永を盛り立てる。
3回裏にはフォアボール絡みで1点を奪われるも末永の安定のピッチングは揺るがない。4回にはワンアウトからピッチャー後ろの難しいフライにセカンド牧が猛ダッシュで追いつきナイスキャッチ!ツーアウト2塁のピンチも最後は3塁線の難しいゴロを久しぶりサードに入った芝田がなんとかさばき無失点でチェンジ!
そして5回裏のOutlawsの攻撃、この回先頭打者にファースト強襲ヒットで出塁されると、その後フォアボールにレフト前タイムリーでこの回1点を失い4-2と詰め寄られ、さらにノーアウト1・3塁の大ピンチ、9人きっかりのビッグアプセット守備陣にも緊張が走る。するとこのピンチで末永は相手1番を鮮やかな変化球で三振、さらにつづく相手2番の打球はセカンド後方のポテンヒット性の当たり、ライト大河原が不安げに前進するが、ここでセカンド牧が猛然とダッシュ、最後は後ろ向きのままこの打球を鮮やかにスライディングキャッチ!見事なプレーにランナーも動けず、そしてつづく相手3番を三振に打ち取りこの回大ピンチを1点でしのぐ!
シビれるピンチをしのいだビッグアプセットはその次の6回表の攻撃でダメ押しだ。直前にスーパープレーをみせたこの回先頭の牧が今度は右中間ど真ん中を突破する大飛球、快足をとばしてスリーベースとなりチャンスメーク、するとまたも2番谷上がセンター前に弾き返すタイムリー!これで牧が還り1点。3番芝田がライト前、4番櫻町がレフト前に満塁とすると、ワンアウトから西村の打席でワイルドピッチ、これで芝田がホームを落とし入れこの回2点!この回牧、谷上、芝田、櫻町の4連打と集中攻撃をみせたビッグアプセットはこのままタイムアップでゲームセット!ついに第二次村上政権初勝利をゲットした!
先発マダックス末永は見事な緩急で相手打線を寄せ付けず、本格復帰後初勝利だ。そしてこの日特筆すべきは、9人中7人が還暦組という陣容でなしとげた「ノーエラー」の快挙だろう。末永のテンポのよいピッチング、牧、西村の縦横無尽の好守備、こうした好循環に還暦組も奮起、末永3、村上3(三振)、西村4、芝田2、牧2、谷上1の守備機会で15のアウトを完璧にゲットしたのだ。打線では牧が4打席全出塁で3得点、谷上がタイムリー2本、芝田、櫻町もマルチヒット、末永、村上もヒットを放つ、牧はこの日で規定打席に到達、石井大和に肉薄する打撃2位にいきなりランクインし、初の首位打者にもロックオンだ。
ゲームセットの午後7時、さすがの暑さも和らぎ整備が終わったグランドがカクテル光線に映える。グランドサイドからは秋の虫の声がひびき、夏の終わりを実感させるなか、充実のビッグアプセットナインは汗だくの身体を癒すべくクラブハウスに直行、シャワーで汗を流したナインは充実の表情だ。攻守にわたる全員野球の醍醐味、還暦組中心のメンバーでノーエラーの充実、そして第二次村上政権での初勝利、この充実は野球を超えるものだ。その思いを胸に、あるものは家路につき、またあるものは池袋西口の名店中華に直行、生ビールと絶品餃子、小籠包、四川メニューが次々に消化され充実の試合にビッグアプセットナインの意気もあがる。野球は野球以上の価値がある、そう確信したビッグアプセットナイン、残りのシーズンへの意欲をあらためてかきたてながら、どっぷり日も暮れた池袋の町をそぞろ歩くビッグアプセットナインであった。
<監督コメント>
いい試合ができ、やっと勝てた。
それぞれが持ち味を発揮したナイスゲーム。セカンド牧くんの背走してのフライ好捕、あのプレーが勝利をグッと引き寄せてくれた。
実に嬉しい勝利でした。
※9人丁度のため投球・守備の写真はありません。