~「卿に罪はない、いちどの敗戦はいちどの勝利で償えばよいのだ」(銀河英雄伝説)~
オヤブン村上気合のタイムリースリーベース!アグレッシブ福原、復帰後初ヒット!
しかし長年の対戦相手LFDには完璧に打ち込まれ完敗!!
10月も後半にはいり、いよいよ第4コーナーをまわった2024年シーズン、この日ビッグアプセットは10年以上前から通算5試合、2勝2敗1分けと互角の戦いをしてきたLFDと夢の島で対戦だ。ノビータ大河原が華燭の典のカウントダウンに入ったことでチームから一時離脱、これでチームの機能停止が危ぶまれるところだが、この日は遅れて参加の櫻町を含めコアメンバー11人をなんとか揃えおなじみ夢の島でのプレーボールだ。
初回表の守備、ビッグアプセット先発末永はツーアウトから相手3番にライト前に不運な当たりのツーベースを打たれ、そしてつづく相手4番の当たりは二遊間に転がる高いバウンドのゴロ、打ち取ったあたりだったがバウンドがビッグアプセット守備陣とあわずこれが不運なタイムリーヒットとなり1点を献上する。しかし内容的には抑えた展開で、今日も互角の戦いが予想された序盤だった。
この考えが一気にひっくり返されたのが、つづく2回裏の守備。先頭打者をフォアボールで歩かせると、その後外野守備の乱れもあってランナーをためたところで、その後この回6本の長短打を集中打、四死球4もあってこの回一気に10点を奪われる。エラーがらみのため末永のこの回の自責点は2点どまりだが、運悪くランナーがたまったところで全員がフルスイングしてくるLFD打線の勢いに飲まれた格好だ。そして続く3回表もエラーにフォアボール、そして3安打集中され3点を献上、この時点で0-14と一方的な劣勢となる。
一方のビッグアプセット打線、2回裏には福原がライト前にしぶとく落とし、10年ぶり復帰後初ヒットを広くする明るいニュースもあったが、意地をみせたのが3回裏の攻撃だ。この回先頭のコネチカット橋爪が相変わらずの渋とい選球眼でフォアボールを選びチャンスメークsうると、つづくオヤブン村上が内角高めのストレートをジャストミート、この打球が左中間を深々と突破、打球が転々とする間にい橋爪は長駆ダイヤモンドを駆け抜けホームイン、村上のタイムリースリーベースで1点を返す!さらにこのチャンスでつづく末永のセカンドゴロで村上がホームを落とし入れ、これで2点目だ!橋爪、村上、末永のトリオで2点を奪う攻撃で反撃の足掛かりをつかんだかに見えた。
しかしビッグアプセットの反撃もここまで。その後は3イニングをノーヒットに抑えられる展開、今期チーム打率3割2分を誇るビッグアプセット打線もこの日は沈黙、結局福原と村上の2安打のみと打線沈黙となった。また守りでも4回からマウンドに立った丸野が2イニングを0点に抑えるも、最後6回表には7安打を集中され一気に8点を奪われ、また終盤にはショート西村が打球で手を負傷し退場、サード末永、ショート芝田という背水の陣を敷くなど苦しい展開となり、かつて互角の戦いをした相手とは思えない一方的な展開のまま敗戦となった。
こういう日もある、と考えるしかない。全員がフルスイングしてくるLFD打線はあっぱれとしか言いようがないが、一方今期チーム打率3割超えを誇るビッグアプセットの沈黙は、やはり打線は水ものというしかない。一度の敗戦は次の勝利でつぐなえばよい、銀河英雄伝説の名言を胸に、シャワーでこの鬱憤を流し去ったビッグアプセットナイン、気を取り直して定例の錦糸町名店中華に直行、名物甘辛唐揚げに絶品餃子をはじめ、数々の定番メニューで今日の敗戦も一緒に胃袋に流し込む。コネチカット橋爪も認めた名店中華でこの日の一方的敗戦を忘れ、カウントダウンに入った大河原への祝福を胸に、そして最終カウントダウンに入った2024年シーズンの最後を飾る決意も胸に、気を取り直つつ錦糸町の町を後にするビッグアプセットナインであった。
【監督コメント】
相手チームの積極的で鋭い振りにヒットを重ねられ、完敗。こちらも随所にいい守備はあったが、手を緩めない相手の攻撃に屈してしまった。また来週、出直しだ。
※カメラマンが欠場のため写真はありません。