太極推手の練習する意義!!太極拳・伝統楊式系健気服扇功社・東京板橋教室
投稿日: Mar 31, 2020 4:8:7 AM
推手の練習方法は、太極拳の重要なものです。
この推手は、手が触れ合う事から皮膚から多くの情報を得ます。
この情報を基に力を使う事なく相手の力を無力化する事(これを化と言います)を目的とします。
力を使わない事によって徐々に感覚が鋭敏になってくる為、僅かな動きでも察知できるようになります。
相手の勁を聴く事からこれを聴勁とも言います。
また、推手の能力が上がれば、意を感知出来るようになり、身体が動く前を察知出来るようになります。
これが更に高まれば、相手の心が動くか動かない所で察知出来るようになります。
これは、陰陽が分かれる前であり、陰陽が分かれるその機である、太極を捉えるという事です。
つまり、あくまで太極を掴む事が推手の目的だと言う事です。
従って、勝とうとしない事が非常に大事だと言えます。
そうすれば相手の太極が掴み易くなります。
結果として勝ったとしても、太極を掴んで勝っていないのであれば、それは太極拳ではありません。