太極拳の兵器術(武器術)!!「昆吾剣」の練習について

投稿日: Feb 11, 2021 7:26:5 AM

現在、当教室で使っている練習場所は、兵器術の練習が出来ません。

しかし、「剣」の練習に限って、練習場所の管理者より、許可を得ました。

もちろん、全ての練習内容が出来る訳ではありませんが、限定的に練習が可能です。

もし、練習されたい方は、指導員までお問い合わせ下さい。

なお、中国武術でいう「剣」とは、両刃で反りのない形状の兵器を言います。

突、切りの動作を主としますがその動作数は多く、非常に高度な技術が必要であるとされています。

また、この「剣」の運用練習法は、推手の練習と似た形態で行います。

簡単に言うなら、「剣」どうしを接触させたまま、推手と同じく動かすイメージです。

当然、自身の体から離れたところを接触点に持つため、より難しい身体運用となります。

逆に言うなら、この「剣」の練習を行えば、推手の技術は高まりやすいと言えます。

また、中国武術では、兵器(武器)は、身体の延長と考えます。

無手の状態と同じ身体の使い方だといえます。

しかし、自分の身体の外にある物体を使う分、意識と感覚の延長が必要となり、より高度な身体と意識、感覚の運用が必要になるといえます。

当教室で練習する「剣」は、「昆吾剣」と呼ばれる剣術です。

この「昆吾剣」は、八極拳の達人として知られる、李書文の関門弟子(最後の正式な弟子)である劉雲樵が、山東省の張驤伍将軍から楊家太極拳と共に伝承したものです。

 

トップページ