質疑応答

▼丸山さんからみなさんへの質問

▼丸山さんへ

▼磯本さんへ

▼大谷さんへ (谷澤さんの発表にて)

▼丸山さんからみなさんへの質問

Q) 多様な環境にいるサポーターさんがいて活動してくれる学生さんも偏っています。

声が小さい人、忙しい人もいます。

そんな人達に思いの丈を叫んでもらうにはどうすればいいのか。

イベント準備などに積極的に関わるにはどうすればいいのか。

アイディアをお願いします

→飲み会をやる(学生さん同士で)。

→他の大学でやってることですが、館長と学生さんとのお話の場を作って学生さんに思いの丈を館長にぶつけてもらう。

その場に管理職も同席させてもらう。

▼丸山さんへ

Q) 「学生のアイディアはできるだけ実現させてあげたい」とおっしゃっていましたが、それはどうしてですか?

A)

どんなものが図書館を利用する人の琴線に触れるのかわからないからです。

大学図書館は学生が主な利用者であるので、学生にとって使いやすい、学習環境の整った図書館にするためには、実現可能なものはなんでも実現してみようと思 います。

また、「実現しよう」と試みるなかで「やはり図書館にふさわしくないからしない」「実現した方がよいが現状では難しい」などネガティブな要素が見えてきます。「した 方がよい」ことが「現状では難しい」のはなぜか、など内部の問題を発見する機会にもなり得るので「やってみよう」という姿勢が大切だと考えています。

まだWG自体が4年目なので、WG側が学生のアイディアの取捨選択のノウハウを身につけるまで、様々なアイディアの実現をしていけたら良いと思っています。

Q) 大学にとって、図書館にとって、学生全体にとってそのアイディアがどんな意義があるのかの検証を行っていますか?

調査支援が行っているイベントに比べて、学生協働のイベントはそのあたりの裏付けが弱いのではと感じています。

例えばEU MusicWeekは学生は楽しい・やりたいと言うけれど、楽しいだけでは仕事ではありませんよね。

(物理入門書展示はよかったですね。もっと学生に任せてよいと思うけれど)。

A)

イベントをWGがしたいもの、サポーターがしたいものと二分したとき、WGがしたいものについては「図書館のお手伝い」になるので意義はある程度裏付けられま す。

サポーターがしたいものについては正直感覚的な判断しかしていません。発案者からもっと「すべき理由」を聞き、学生視点では分からない意義をWGメンバーで見 出すというプロセスでしょうか。なかなか難しそうですが留意すべきポイントだと思います。

Q) 歳が近いからという理由でWGに若手職員が集められているのはよいことだと思いますか?

若さ以外に必要な能力(マネジメント?教育?)はなんだと思いますか?

大変ですが一緒にがんばっていきましょう。

A)

WGの構成はベストとは言いがたいと思います。経験が浅いと視野が狭いのは職員にもあてはまります。学生がアイデアを出したときに他大学・他機関での実践例 を挙げられる知識があればいいなーと思います。

今後ともよろしくお願いします。

Q)

学生サポーターの目的の一つとして,学生目線の意見を図書館業務の改善に生かす,ということがあったかと思いますが、イベント以外でこれまで学生の意見を取 り入れて業務改善につながった例はあるのでしょうか?(あまり意見を出してもらえないというのもお悩みの一つだったと思いますが)

A)

一番には留学生用の利用案内が挙げられます。

現在本館玄関棟で配布していますが、これは留学生のサポーターが日本語や英語のわからない他の留学生のために図書館の利用方法を教えてあげたい、という ことで作りました。

日本語含む8ヶ国語で本館の利用案内があります。

▼磯本さんへ

Q) (お話にあった)好きな海外の有名人って誰ですか?

A)

Fountains Of Wayneっていうアメリカのバンドのライブを大阪まで見に行った時に、ライブが終わって会場付近を歩いていたら、そのフロントマンが、お酒に酔っ 払って日本人の通訳の女の子の腰に手を回しながら意気揚々と歩いてきたんです。

勇気を出して、「自分はファンです」みたいな英語で話しかけたんですが、あまり伝わらなかったのです。

そうしたらその通訳の方が、通訳してくれて何とか握手はしてもらいました。

これくらいのことは伝えられるようにならなきゃなって思ったのがきっかけですね。

Q) 会計業務の経験が大きかったとのことですが、それは具体的に、現在の仕事にどう影響していますか?

A)

当時働き始めて5年目でしたが、図書館の仕事だと、図書館で用意されたマニュアルと図書館の先輩のアドバイスで、仕事はほぼ全てできました。

会計の仕事は初めての経験でしたが、システム的なマニュアルだけでは理解できず、、自分で参考書等を探して読まないと、仕事になりませんでした。

(毎週のように市立図書館に通ったのは、社会保険事務関係の本が北大にはあまりなかったからです。)

また、お金が絡むと先生や秘書さんも些細なミスは見逃してくれません。怒られることもありました。

先生や秘書さん達の「図書館を見る目」というのが別の角度から見れた気がしました。

(悪く言えば「どうでもいい」と思っている方も少なくないのです)

まとめると次の2点です。

1)用意されたマニュアルだけでは対処できないことも多いので、そういう事を自分から学習していく

姿勢を身に着けることができた。

2)図書系職員もその他の事務職員も先生方(秘書さん)から見ればたくさんある事務組織の1つ。

図書館で働くというより「先生方をサポートする」のが基本的な姿勢になりました。

▼大谷さんへ (谷澤さんの発表にて)

Q) 大谷さんのお話で医学図書館の編集長をやっていらっしゃるとのことで、書くことのハードルが高いとのお話でしたが、

ではその書くことのハードルを超えるためにどういった訓練をしていらっしゃるのでしょうか

A)

そうですね、発表する時って職場から発表しない?って言われてします。

スタートラインがまず発表するのを考えて発表することが多いと思います。

Research & Writingではあらかじめ「書く」までが最終点ということで、エンドポイントの置き方が違うというところがあります。

例えばパワーポイントを作ってる時も「中で書いていくもの」、「どこに何を置くか」というところを意識して、発表の全体の構成とかデータの取り方とか、

そういった意識の持ち方で書くというハードルがちょっと下がるんじゃないかなって思っています